( 158977 )  2024/04/12 14:37:26  
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セブン‐イレブンのセブン&アイ・ホールディングスの2024年3月度の売り上げ状況によると、気温が低い影響で売上や客数は前年より下がったが、客単価は上昇した。

特に売れ行きが良かったのはマルチパックの商品で、具体的には「セブンプレミアム チョコチップ入り ふわもちチョコスティック6本」などが挙げられている。

マルチパックは生活防衛意識や経済性を求める需要に応えて人気で、コンビニ業界全体でも消費の二極化に合わせて動きを見せている。

(要約)

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どんなパンが売れているのか 

 

 セブン&アイ・ホールディングスは4月10日、2024年3月度におけるセブン‐イレブンの売り上げ状況・商品動向を発表した。 

 

【画像】149円のパン、切実な事情で売れるようになったパン(計4枚) 

 

 既存店売り上げ(前年比)は99.8%、全店売り上げは同100.0%だった。また、既存店の客数は同98.7%、客単価は同101.1%という結果に。 

 

 同社によると、例年に比べて全国的に気温が低く推移し、降雨日数が多かったことから、売り上げ、客数ともに前年を下回ったという。客単価については「おにぎり2個購入で50円引き」や「ななチキ各種199円セール」などがプラス要因になったとしている。 

 

 個別商品の動向については、複数個入りのパン「マルチパック」の販売が継続して伸びているという。具体的な商品としては「セブンプレミアム チョコチップ入り ふわもちチョコスティック6本」(149円)などだ。 

 

 個別の売り上げ動向は不明だが、マルチパックに該当する商品としては「たまごサラダパン3個入」(149円)や、「ふんわりレーズン バターロール4個入」(138円)などがある。 

 

 マルチパックの対象となる商品は、袋の中に複数の菓子パンや総菜パンが入ったものだ。同社はマルチパックが好調な理由として、利用客の「生活防衛意識が高まっており、経済性を求める声が多い」ことを挙げる。また、行楽やおやつ需要といったさまざまなシーンで利用できることも背景にあるという。 

 

 コンビニ各社では、消費の二極化に対応した動きを強めている。セブンの場合、弁当やアイスといったカテゴリー内の商品を価格別に「松」「竹」「梅」と分けて訴求している。特に経済性の高い商品については、店内で「うれしい値」といったポップを付けてお得感をアピールしている。 

 

ITmedia ビジネスオンライン 

 

 

 
 

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