( 159521 ) 2024/04/13 23:47:15 2 00 セブン&アイ、祖業のイトーヨーカ堂を事実上“分離”へ【播摩卓士の経済コラム】TBS NEWS DIG Powered by JNN 4/13(土) 14:02 配信 https://news.yahoo.co.jp/articles/4cce393c06f77d5e03ac6a85b26a79c97481bf04 |
( 159524 ) 2024/04/13 23:47:15 0 00 TBS NEWS DIG Powered by JNN
「スーパー事業について株式上場を検討」という見出しだけ見れば、まるで前向きな話に聞こえるかもしれませんが、親会社のセブン&アイが持ち株を外部に売却して、本体から切り離すということに他なりません。かつて日本を代表したスーパーチェーンの、なんとも寂しい最終章です。
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■ヨーカ堂などスーパー事業の株式上場を検討
セブン&アイ・ホールディングスは10日、総合スーパー(GMS)のイトーヨーカ堂などのスーパー事業について、26年2月期までに黒字化を達成した上で、株式上場を検討すると発表しました。
イトーヨーカ堂は、言わずと知れたセブン&アイの祖業です。スーパー事業を上場するということは、セブン&アイが持つ株式を売却することになります。
要は、外部資本を入れて「あとは、自力でやってくれ」と言っているようなものです。
セブン&アイは、主力のコンビニ事業とのシナジーもあるので、スーパー事業の株式の一部は持ち続けるとしており、井阪社長は記者会見で「グループ離脱ではない」と強調しました。
しかし、「連結子会社にはこだわらない。どのくらいの比率が必要か検討している」と過半数の株式保有は考えていないことを明らかにし、持ち株法適用会社になり得る15%以上は持つ考えも示しました。その程度の株式保有しか考えていないということです。
かつてコンビニ・セブンイレブンの親会社だったイトーヨーカ堂は、持株会社セブン&アイの傘下で並列の存在となり、ついに家から出されることになったかのようです。
■不振の続く総合スーパー
ヨーカ堂の不振は、何も今に始まったことではありません。
衣料品がユニクロなどの専門チェーンに、家電や玩具が量販店に、日用品が100円ショップなどに浸食され、GMSという総合スーパー事業そのものが、ヨーカ堂に限らず長く苦境にあえいできました。
イトーヨーカ堂単体の決算も過去10年で最終利益を計上したのは、わずか1回。24年2月期も営業利益は12億円の赤字と本業で利益が出せていません。
1990年代の最盛期には、180を超える店舗を持ち、1兆5000億円を超える売上げを誇ったものの、その後は低迷の一途をたどります。
思い切った再建に至らなかったのは、セブン&アイの中でコンビニ事業の稼ぎの大きく、いわば隠れていられたこと、そして何より、祖業や創業家に対する配慮があったからに他なりません。
■店舗閉鎖に人員削減と、リストラ続々
そのツケは、結果的に傷を大きくし、ここに来て、リストラに次ぐリストラに追い込まれました。
北海道、東北、信越地方からは全面撤退。首都圏でもかつて全国一の売上げを誇った津田沼店を始め不採算店の整理を進め、店舗数は今年度、93店舗まで減少します。
従業員の早期退職募集も行い、本社も東京都心のセブン&アイ本社のビルから大森の店舗近くに移転するほどです。
当然のことながら、残る店舗も投資が滞りがちで、ヨーカ堂の店はどこか古臭く、リストラ続きの店頭からは活気が失われていくように見えます。
前向きな投資が行われず、リストラが終わったと思えば次のリストラが始まるという現実の一方で、「今後は、株式上場を目指して新たな成長を」などと言われても、現場には「絵空事」に聞こえるのではないでしょうか。
再建の道のりは、かなり厳しいものになりそうです。
■「食」を中心としたグループを標榜するが
セブン&アイの井阪社長は、これまで「『食』を中心としたリテール(小売り)グループとして、スーパー事業は不可欠」だと説明してきました。
セブンイレブンの総菜も冷凍食品も、ヨーカ堂というスーパーの開発力、調達力があってこそ優位性が発揮できる。井阪社長は、スーパー事業の切り離しを迫る「モノ言う株主」たちに、そう反論して来ました。
それがなぜ、今、一定の資本関係は残すにしても、事実上の分離に大きく舵を切ったのか、井阪社長から明確な説明はありません。
スーパー事業再建のゴール、すなわち26年までの黒字化が見えて来たということなのか、それとも、資本効率を求める株主の圧力にもはや抗しきれなくなったのか。
もし最初から、「なし崩し的な分離」という終着点を見据えていたのであれば、ヨーカ堂の従業員や地域社会などに対しては、やや誠実さを欠いていると言わざるを得ません。
百貨店の西武そごう売却劇の、あの後味の悪さと、重なって見えてしまいます。
かつて「豊かな消費社会」の実現に向けて多角化を推進したセブン&アイは、グローバルなコンビニ事業に集中することになります。
日本最大の流通グループが、百貨店から撤退し、祖業のスーパーまで切り離すことは、時代の変化を感じさせるに、十分、大きな出来事です。
播摩 卓士(BS-TBS「Bizスクエア」メインキャスター)
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( 159523 ) 2024/04/13 23:47:15 1 00 - 江戸時代から続く伝統的な呉服業から百貨店やコンビニへと事業を転換した企業の例が多いことが指摘されている。 - スーパーマーケット業界では、小型店舗の増加や衣料品の売上減少などの傾向が続いており、業態の変革が求められている。 - 食料品専門とするスーパーに特化する必要性が指摘されており、一部企業は衣料品事業から撤退し、成長の機会を模索している。 - 持株会社の発足や経営者層の変化、外国人株主の影響など、企業経営に影響を与える要因が多様化している現状が指摘されている。 - ヨーカドーの経営戦略や組織内部の問題、創業家の関与などが様々な意見や批判の対象となっており、企業再編や経営方針の再検討が求められている。 - 他社との競争や業界全体の変化に対して、適切なリーダーシップや戦略の必要性が指摘されている。 (まとめ) | ( 159525 ) 2024/04/13 23:47:15 0 00 ・江戸時代に呉服商だった三越や松坂屋なども、明治になれば主力事業を呉服屋から百貨店に変え、呉服の取り扱いは時の推移に伴い漸減、今では一部店舗に呉服売り場を残すだけになった。同じように昭和の羊華堂洋品店も時代の移り変わりに合わせて主力事業を洋品店(アパレル)→総合スーパー(GSM)→コンビニと変えてきた。祖業であるからといってアパレルやGSM事業に拘らず、度重なるテコ入れにもかかわらず競争力を維持出来なかった事業は潔く切り離し、現在のコア事業であるコンビニに注力する。それは、企業として健全なことだろう。
・スーパーマーケットの市場分析を見ると最近は小型店が増える傾向が見られ、配送サービスや移動スーパーなどへのシフトや衣料品の売上が減少する傾向なども長期的に続いている ヨーカドーのような業態で利益を出すのは難しい時代になっているので現状に合わせた変革はしていかないとね
イオンはPBや小型店舗の展開で成功して復活したけど、ヨーカドーはコンビニ事業の好調に支えられてぬるま湯なところはあったので独自決算で勝負するようになった方が良いことかと
・GMSという業態に明るい兆しは今のところ見えない。衣料品専門とするユニクロやワークマンが発展していく中で、食料品を専門とするスーパーとして集中するのは至極当然のように思える。ここまで時間を要したのは、衣料品撤退後のテナント誘致が厳しそう且つ広すぎる店舗が多く、賃借契約や損失計上、雇用契約など複雑に絡み合う事情から、一連の閉店ラッシュは順を追っての事だと感じる。 ただ、これはスーパー事業の切り離しというよりは、もう一度改めて成長させる必要があると見ている。7&iが発足する前にヨーカ堂、7-11、デニーズと主力3社は上場していたが発足後に大きく成長したのは7-11だけで他2社は縮小するだけとなった。今でも競合コンビニでは勝ち抜いているが小型チェーンストアが近隣に出店し、値上げの影響もあり客の流れに変化が生じている。 まだまだ目が離せない7&i、たぶんヨーカ堂も一定数のセブン株は持つはず。
・ヨーカ堂上場計画の記事の中ではかなり的確な内容だと思う。
とにかく保有株を減らして連結上の持分利益(損失)を少なくし、収益性を高めたいのだろう。
端的に言えば連結外し。
だけどそれをハッキリと言わない。 百貨店のゴタゴタで醜態を晒したので保身に走っているのかも。
ただしセブン&アイの連結から外れても創業家が相応の持分を保持する事はあり得ると思っている。
と言うか、上場云々ではなくファンドと創業家での方がはるかに現実的。
しかしセブン&アイの社長は百貨店、ヨーカ堂、そしてこの後はたぶんデニーズ等の外食とやるべき事が山積なのに、20年から日銀の参与になっている… そんな事やってる場合なのかな?
・結局は井阪社長の方針は間違っていたと。
ここまで、コンビニのために生かす殺さずの「飼い殺し」にしていたヨーカドーを取り返しのつかないところまでダメにした元凶なんだろう。成長戦略を同時進行をしてこなかったツケが分離ってことなんだろうね。
「食」に特化したヨーカドー???
それってもはや総合スーパー「イトーヨーカドー」ではない。ヨーカドーの名を捨てるくらいのことをしないと何も変わらないと思うけどね。そもそも食に特化って言ったって、競合他社は既に存在するし、利用者はそこに期待してないだろう。
無理だろうね。
・昔は、こういう業界再編というのは、官僚主導でやったもんだよ。でも、今は外国人株主主導。つまり、今の大企業経営者は、官僚ではなく、外国人株主の方見て仕事してる。東大生が官僚目指さなくなった理由がこれ。持ち合い崩壊のインパクトというのは、凄まじいものがある。
・中の人の話。 もう10年以上前から出来る幹部連中は、競合他社に行ってる。なぜか、それは幹部連中で仲違いをしたかららしい。上にたてついた仕事の出来る人が辞めて、その後派閥でもあつたかの如く辞めていったと。いわゆる引き抜きもあったとか。しかも、同業社だと。 そして、それ以後イエスマンばかり回りに揃い意見を言う人がいなくなった。 中で切磋琢磨しない、これでいいよね体質が今の成れの果てなのでしょう。 上にたてついて、出向や僻地勤務にされる。そんな事があれば意見もしなくなるでしょう。より良くする為に、自分とは違う見方が出来る人、意見出来る人がいなくなった会社はダメだと感じる。 そごう西武に続くヨーカドー。 自分は、子供頃から家族で行くのはヨーカドーしかなかった。西友かヨーカドー。だから、やっぱりこの終焉は淋しく思います。
・持株会社が発足した時点で、セブンイレブンの方が時価総額は高かった訳ですから、ヨーカドーが祖業と言われてもピンと来ない。 分離する事で、スーパーらしくじっくり改革出来そうな気がするので悪いニュースでもないと思うのだが。
・イトーヨーカドーに行くと昭和にタイムスリップした気分になるね。まずはロゴを変えて抜本的に刷新しないと難しい気がする。コンパクトにまとまってるから子連れや老人には便利だけど。
・ヨーカドーなんてずっと前から赤字だったからね。 誰が社長やっても無理だった。 創業家に忖度して損切りできなかっただけ。 創業者の伊藤雅俊さんが去年亡くなって、創業家もようやく踏ん切りついただけでしょ。
・今更グループシナジーなんて何があんの?たしか百貨店も傘下に入った時もグループシナジーなんて言葉だけ並べてだけど。グループシナジーを期待するならとっくに効果が出てなきゃおかしいでしょ。今更なんだよ。
・スーパーを そのまま居抜きして オーケーストアやイオンなどに 貸しちゃって
衣類系は100円ショップや 古着系に貸しちゃえば 利益確保できないかなぁ
・テナント事業も強気の割には閉店リスクを抱えており、入居すすめて、トラブルになるのを避けたいと業者から最近話を聞く。
・スーパーが百貨店を終わらせたように総合スーパーは専門店に終わらせられモール作りをイオンだけが生き残る。
・ヨークマートやヨークベニマルくらいの大きさが丁度良いんだよね。
・別に大森の本社でもいいだろ。いすゞが移転して空いた大森ベルポートに入るんだろ。
・身売り準備かな。 回復できる能力があるなら、そもそもこんなことになっていない。
・ヨーカドーのロゴに7を入れた時点で終わった セブンイレブンが出しゃばり過ぎた
・ならばアリオ札幌は今後も残れるな
・多分 海外の株主が圧力を掛けて来たからか?
・進化がなかった部門か
・ヨーカ堂はセブンに見切りをつけてイオングループへ! ドンキグループだけは勘弁
・検討ってニュース出たがIRで否定していたような。
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