( 159777 )  2024/04/14 23:04:32  
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岸田首相のアメリカ訪問は異例が多かった。

国賓待遇での訪問だったため、異例の光景が見られた。

首相夫妻のために用意された赤絨毯や大統領迎賓館での宿泊、バイデン大統領との異例の相乗り移動などが挙げられる。

訪問先も通常は地元視察を含むが、今回はワシントンの後にノースカロライナ州を訪れた。

異例な点としては、内外記者会見が行われなかったことも挙げられる。

5泊7日の長い滞在で帰国後は厳しい日本の国会が待ち構えていると報じられている。

(要約)

( 159779 )  2024/04/14 23:04:32  
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日テレNEWS NNN 

 

岸田首相の「国賓待遇」でのアメリカ訪問。通常のアメリカ訪問とは違う、同行記者がみた7つの「異例」の光景とは。 

 

岸田首相、NNNの単独取材に応じる 米との経済・安保連携アピール 

 

「異例ずくめ」のアメリカ訪問だった。岸田首相は去年も4回、アメリカを訪問しているが、「国賓待遇」での訪問は景色が違った。30年以上の外交経験を持つ外務省幹部も「何度も首相訪米はきているが、こんなのは最初で最後では」と漏らす異例の日程だった。5泊7日の日程を終え、首相はアメリカを出発。同行記者がみた、その光景とは。 

 

日テレNEWS NNN 

 

アメリカ到着時から、景色がいつもと違った。政府専用機が空港に着くと待っていたのは、儀仗隊に音楽隊、タラップの前には赤絨毯が敷かれた。通常訪問ではない「おもてなし」だった。 

 

専用機前方に用意された赤絨毯は、岸田首相夫妻のために用意されたもので、普段は首相と一緒に前方から降りる総理秘書官らも、今回は専用機の後方から降りざるをえない事態に…。 

 

岸田首相の「X」より 

 

首相のワシントン通常訪問時は、ホワイトハウスすぐ近くのホテルが多い。しかし、今回は違った。空港から向かったのは、ホワイトハウス横にある大統領迎賓館「ブレアハウス」。裕子夫人と宿泊した。 

 

9日の夕食会。ホワイトハウスからの移動に、バイデン大統領は専用車「ビースト」に首相を誘い、異例の両トップの「相乗り移動」となった。車内で満面の笑みをみせた2人。首相はNNNの単独インタビューで「頑丈な車だった」と感想を漏らした。 

 

異例の相乗りで向かった先も「異例」だった。「2日連続でホワイトハウスは…」というジル夫人の気遣いで、夕食は急きょ、バイデン夫妻“いきつけ”の市内のレストランへ。両夫妻は、名物のカニを使ったクラブケーキを満喫したという。 

 

日テレNEWS NNN 

 

首相のアメリカ訪問日程は、通常ワシントンのみでとんぼ返りが多い。去年8月の日米韓首脳会談でのワシントン滞在は1泊3日と“弾丸日程”だった。しかし、今回は「国賓待遇ということもあり、行事が多く、ゆったりした日程だった」(外務省幹部)というように、5泊7日と、首相のアメリカ出張としては「異例の長さ」となった。 

 

 

異例は滞在日程だけでなく、訪問先も。首相がワシントンの後に訪れたのはノースカロライナ州。9年前の安倍首相(当時)も国賓待遇訪問の時は地方視察をいれたように、「国賓待遇では地方視察をいれるのが通例」だという。国会会期中にもかかわらず、ワシントン日程を終え地方視察もいれたのは、「国賓待遇ならではのスケジュール」(同行筋)だったといえる。 

 

最後の異例は「内外記者会見」なし。首相の海外訪問時は、締めくくりに外国プレスも入れた形で「内外記者会見」が行われるのが通例。しかし、今回は長い日程だったにもかかわらず、開かれる事はなかった。同行筋は「共同会見は行った。内外会見はスケジュールとタイミングが合わなかった」と説明しているが、長期滞在なのに、内外記者会見がないという「異例の形」となった。 

 

帰路の飛行機では、長旅の疲れも見せずに首相は同行スタッフらをねぎらっていた。帰国してからは「日本の国会ではこんな拍手はない」と米議会で演説し笑いをとった、“拍手のない”厳しい日本の国会が待ち構えている。 

 

 

 
 

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