( 160119 )  2024/04/15 23:24:03  
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 富士フイルムビジネスイノベーション(BI、旧富士ゼロックス)とコニカミノルタは15日、複合機やプリンターなど事務機の事業で業務提携に向けた協議を始めると発表した。ペーパーレス化で需要が減っており、原材料や部品の調達、消耗品の開発、生産など幅広い分野で提携し、競争力の強化を目指す。 

 

 原材料や部品の調達は、9月までに設立する合弁会社に集約する。富士フイルムBIが過半を出資する。100~200人規模の社員は、両社から出向させる。原材料や部品は性能の差が小さく、大量調達によるコスト削減が見込める。 

 

 両社は、印刷で使う消耗品のトナーでも開発、生産部門の提携を協議する。技術力の差が出る事務機本体の開発や生産、販売での連携は現状で想定していないという。 

 

 事務機業界では、リコーと東芝テックも、7月に開発、生産部門を統合した新会社を設立する準備を進めている。 

 

 

 
 

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