( 160890 )  2024/04/18 02:31:06  
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日本商工会議所の小林健会頭と経済同友会の新浪剛史代表幹事は、外国為替市場で円安が進む中、政府・日銀に対応を求めている。

小林氏は円安の問題に言及し、他国との協調介入も含めた適切な対策を求めた。

一方、新浪氏は日米金利差が円安の要因であり、米国の政策金利引き下げが必要との見解を示した。

(要約)

( 160892 )  2024/04/18 02:31:06  
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日本商工会議所の小林健会頭(写真左)と経済同友会の新浪剛史代表幹事 

 

 外国為替市場で1ドル=154円台まで円安が進んだことを受け、財界からも政府・日銀の対応を求める声が強まっている。 

 

 日本商工会議所の小林健会頭は17日の記者会見で、「今の円安は非常に困る。適切な措置をお願いしたい」と要請。具体策として「他国との協調介入も含めて考えてもらいたい」と述べた。 

 

 小林氏は、現在の円安水準について「原油価格も上がっており、原料価格にダブルできいてくる」と説明。輸入原材料価格の上昇を通じたインフレの再燃に懸念を示した。その上で、中小企業は「輸出比率が非常に小さく、原料高(の影響)をもろにかぶる」と指摘。物価と賃金の好循環に水を差しかねないと訴えた。 

 

 経済同友会の新浪剛史代表幹事も16日の記者会見で、「是正が必要なレベルになってきている」と強調した。新浪氏は日米金利差が円安の理由であることを念頭に、「為替介入で現在のトレンドが変わるかは疑問だ」と分析。米国の政策金利の引き下げが必要との見方を示した。  

 

 

 
 

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