( 160990 )  2024/04/18 15:13:22  
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昨夜、豊後水道を震源とするマグニチュード6.4の地震が起き、愛媛県と高知県で最大震度6弱を観測。

石川県では元日にマグニチュード7.6の地震が起き、最大震度7を観測。

今年の最大震度5強以上の地震は、昨夜の地震で10回目。

政府は南海トラフ地震の被害想定を行っており、大規模な地震や津波の襲来が懸念されている。

地震への備えや対策が重要であり、水・食料の備蓄や家具の固定、連絡手段や集合場所の確認などが必要。

日頃からの備えが大きな違いを生むことを意識し、適切な行動を取るよう呼びかけている。

(要約)

( 160992 )  2024/04/18 15:13:22  
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画像:tenki.jp 

 

昨夜は豊後水道を震源とするマグニチュード6.4の地震が発生し、愛媛県と高知県で最大震度6弱を観測しました。ことしは元日に石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6の地震が発生し、最大震度7を観測しました。最大震度5強以上の地震は昨夜の地震でことし10回目です。 

 

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昨日17日午後11時14分頃、豊後水道を震源とするマグニチュード6.4の地震が発生し、愛媛県、高知県で最大震度6弱を観測する地震が発生しました。(速報値) 

 

ことしは元日に石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6の地震が発生し、最大震度7を観測しました。 

最大震度5強以上の地震は、昨夜の地震でことし10回目となります。10回のうち9回は石川県能登半島や能登地方や能登半島沖が震源となっていましたが、豊後水道を震源とする最大震度5強以上の地震はことし初めてです。 

 

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政府の中央防災会議は、科学的に想定される最大クラスの南海トラフ地震(以下、「南海トラフ巨大地震」という)が発生した際の被害想定を実施しています。この被害想定によれば、南海トラフ巨大地震がひとたび発生すると、静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があるほか、それに隣接する周辺の広い地域では震度6強から6弱の強い揺れになると想定されています。また、関東地方から九州地方にかけての太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波の襲来が想定されています。 

 

地震はいつ発生してもおかしくありません。長引く避難生活の中で、少しでも居心地を確保するにはやはり「日頃からの備え」があるとないとでは、大きな違いが出てきます。今できる備えて見直しておきましょう。 

 

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地震は突然襲ってきます。いつ揺れに見舞われても身を守ることができるように、日頃から以下のポイントを確認し、備えましょう。 

 

①非常時の水・食料の備蓄、非常持ち出し品を準備しておいてください。備蓄には使った分だけ買い足していく「ローリングストック」をぜひ活用してください。 

 

②家具の固定をしましょう。万が一、倒れてきた場合でも通路をふさがないような配置にしておくと安心です。また、ガラスには飛散防止フィルムを貼るなど、日頃から家の中の安全対策を徹底しましょう。 

 

③地震が発生したときの連絡手段や集合場所について、あらかじめ家庭で話し合っておきましょう。 

 

④普段通る道に危険な場所や物がないか確認しておきましょう。また、地盤の弱い場所や地震によって地盤の緩んだ場所は、雨などによって土砂災害が発生することがあります。前もって周囲の状況を確認しておいてください。 

 

日本気象協会 本社 日直主任 

 

 

 
 

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