( 161209 )  2024/04/19 01:34:09  
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東京都心のマンション価格が高騰し、2023年度の首都圏新築マンション1戸当たりの平均価格は前年比9.5%増の7566万円となった。

東京23区では1億円を超える物件が初めて現れ、高級物件が人気を集めている。

価格上昇が続く見込みであり、マイナス金利解除の影響は限定的とされている。

一方、新築マンションの発売戸数は減少傾向で、首都圏全体では1975年以来の低水準となっている。

2024年3月の平均価格は前年比46.9%減の7623万円で、高額物件の供給反動が影響している。

(要約)

( 161211 )  2024/04/19 01:34:09  
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東京都心のマンション群=2023年10月、東京都中央区 

 

 不動産経済研究所が18日発表した2023年度の首都圏(東京都と神奈川、埼玉、千葉各県)新築マンション1戸当たりの平均価格は、前年度比9.5%上昇の7566万円と、3年連続で最高値を更新した。 

 

【ひと目でわかる】首都圏新築マンションの平均価格と発売戸数 

 

 都心部で高額物件が相次いで発売され、東京23区は年度として初めて1億円を超えたほか、施工費の高騰も価格を押し上げた。 

 

 東京23区は5.7%上昇の1億464万円。最高額45億円とされる「三田ガーデンヒルズ」(港区)など、富裕層向けの超高級物件が好調で、池袋や新宿などの再開発物件も人気を集めた。 

 

 同研究所の松田忠司上席主任研究員は、「高額物件の人気が続いており、値段が下がる要素がない」と指摘、今年度も緩やかな価格上昇が続くとの見方を示した。日銀のマイナス金利解除の影響については「今のところ限定的」と述べた。 

 

 このほか、神奈川県は12.6%上昇の6145万円、千葉県は11.9%上昇の5067万円、埼玉県は4.8%減の4890万円だった。 

 

 価格が高騰する一方で、発売戸数は減少傾向が続いており、首都圏全体では6.4%減の2万6798戸と1975年度以来の低水準となった。 

 

 同時に発表した24年3月の首都圏新築マンションの平均価格は、前年同月比46.9%減の7623万円。東京で前年に高額物件がまとまって供給された反動が出た。  

 

 

 
 

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