( 161941 )  2024/04/21 14:46:18  
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海上自衛隊のヘリコプター2機が伊豆諸島の鳥島東の洋上で墜落した事故で、木原稔防衛相は両機が衝突して墜落した可能性があると述べた。

8人中1人が死亡し、フライトレコーダーは回収済み。

墜落は夜間訓練中に起きた可能性があり、7人の行方は不明。

以前にも海自ヘリ同士の接触事故があった。

(要約)

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海上自衛隊のヘリコプター2機が墜落したのを受け、取材に応じる木原稔防衛相=防衛省で2024年4月21日午前9時21分、猪飼健史撮影 

 

 伊豆諸島の鳥島東の洋上で海上自衛隊のヘリコプター2機が墜落したとみられる事故で、木原稔防衛相は21日午前、両機が衝突して墜落した可能性があるとの見方を明らかにした。両機には計8人が搭乗していたが、未明に救助した1人の死亡が確認された。フライトレコーダーは2機とも既に回収したという。 

 

【写真】消息を絶った海自ヘリと同機種の哨戒ヘリコプター「SH60K」 

 

 防衛省によると、2機は海自の哨戒ヘリコプター「SH60K」。20日午後10時38分に1機の通信が途絶え、同39分に緊急信号が受信されていた。さらにもう1機の通信がつながらないことを午後11時4分に確認していた。 

 

 両機は事故当時、潜水艦を捜索する夜間訓練中だったという。防衛省は機体の一部と思われるものを洋上で確認しており、墜落したとみている。 

 

 各機には正副の操縦士と、レーダーなどの機器を操作する隊員が2人ずつ乗っていた。21日未明の発表では「救助活動で海から引きあげた1人の容体を確認中で、残り7人の行方が分からない」としていた。 

 

 海自ヘリを巡っては、2021年7月に護衛艦に搭載されていたSH60KとSH60Jが鹿児島・奄美大島の東側海域上空を飛行中に接触する事故が起きている。当時は訓練中で、2機にはそれぞれ4人が搭乗していたが、けが人はなかった。【松浦吉剛、白川徹、木原真希】 

 

 

 
 

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