トヨタは2023年度の世界販売台数が過去最高の1030万9457台であり、初めて年度として1000万台を超えた。

また、世界生産台数や海外での生産・販売台数も過去最高となったことを発表した。

ダイハツ社長は「軽自動車中心」を強調し、トヨタは引き続き安全と品質を最優先にクルマ作りに取り組むとコメントしている。

中国での競争激化やアジアでの経済低迷、認証不正問題が影響し、2024年3月の販売台数は減少した。

（要約）

トヨタは「引き続き安全と品質を最優先に、もっといいクルマ作りに取り組んでいく」とコメントしている 

トヨタ自動車は25日、2023年度の実績について発表し、世界販売台数（レクサス含む）が、1030万9457台で年度として過去最高となった。年度として1000万台を超えるのは初。また、世界生産台数、海外での生産・販売台数についても、それぞれ年度として過去最高となった（※トヨタブランド、レクサス含む）。 

「ダイハツ・トヨタの強み・弱みをうまく組み合わせ、グループとして最大化を」　ダイハツ社長「軽自動車中心」を強調 

北米やヨーロッパでのハイブリッド車の堅調な需要のほか、各地域で半導体の制約なしに生産ができていることが背景にあるとしている。 

一方で、2024年3月の世界販売台数については、中国での販売競争の激化やアジアでの経済低迷に加え、年度後半に明らかになったダイハツ工業と豊田自動織機での認証不正問題が影響し、2023年3月と比較して減少した。 

トヨタは「引き続き安全と品質を最優先に、もっといいクルマ作りに取り組んでいく」とコメントしている。 

経済部