( 164189 )  2024/04/27 02:15:31  
00

日銀の植田和男総裁は、金融政策決定会合後の記者会見で、金融政策の今後の運営について述べた。

経済・物価・金融情勢の不確実性が高いと指摘し、物価が上昇していく場合には金融緩和度合いを調整することになると説明した。

ただ、当面は緩和的な金融環境が継続すると予想していると述べた。

また、追加利上げの時期については、2024年のインフレ率と春闘に影響を与える可能性があることを指摘し、春闘まで待たなくても適切な判断ができる可能性があると述べた。

(要約)

( 164191 )  2024/04/27 02:15:31  
00

金融政策決定会合後に記者会見する日銀の植田和男総裁=東京都中央区で2024年4月26日午後3時39分、三浦研吾撮影 

 

 日銀の植田和男総裁は26日の金融政策決定会合後の記者会見で、金融政策の今後の運営について「先行きの経済・物価・金融情勢次第で、この点を巡る内外の不確実性は引き続き高いとみている。以上のような経済・物価の見通しが実現し、基調的な物価上昇率が上昇していくとすれば、金融緩和度合いを調整していくことになる」とした上で、「当面、緩和的な金融環境が継続すると考えている」と述べた。 

 

【写真で見る】東京タワーより高い…最上階300億の高級マンション 

 

 追加利上げを判断する時期について問われ、「2024年のインフレ率に(為替相場の)影響が出て、25年春闘に影響が出ることになれば、物価に影響する」と言及。その上で、「仮にそういうルートを考えるとして、春闘まで待たないと判断できないわけではない」とした。【古屋敷尚子】 

 

 

 
 

IMAGE