( 170198 )  2024/05/14 15:21:21  
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産経リサーチ&データが行った調査では、次期衆院選で小選挙区で支持する党派に関する結果が明らかになった。

調査結果では、「支持する党派はない」を除いた場合、自民党が23%でトップ、2位は日本保守党の17%、3位が日本維新の会の12%だった。

また、アンケートの結果から、自民党支持者は現状維持的な理由が多かった一方、日本保守党や日本維新の会支持者は変革を求める傾向が見られた。

調査では、日本保守党や日本維新の会は保守系支持者を分裂させていることが示唆された。

(要約)

( 170200 )  2024/05/14 15:21:21  
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衆院補欠選東京15区に立候補した日本保守党の飯山陽氏(左)と、同党代表の百田尚樹氏 

 

産経新聞グループのマーケティング会社「産経リサーチ&データ」は、次期衆院選が行われた場合、小選挙区で入れたい候補の党派について調査した。4月28日に投開票が行われた衆院補欠選東京15区では、自民党が候補者を立てない中で9候補が乱立、無所属や諸派が一定の得票を集める現象も起きたため、全党派の候補者が立候補したと仮定して答えてもらった。その結果、「支持する党派はない」を除くと自民が23%でトップ、2位は日本保守党の17%、3位が日本維新の会の12%となった。日本保守党は現在、政党要件を満たしていないが、東京15区補選では公認の飯山陽氏が約2万4000票を獲得し4位だった。 

 

【グラフでみる】共産党の党員数・「赤旗」部数 

 

同社のウェブ上のアンケートモニターサイト「くらするーむ政治部!」の登録者を対象に5月10日午後~5月13日午前まで実施、全国の1987人(男性1349人、女性638人)から回答があった。岸田内閣の支持率は「支持する」(7%)、「どちらかと言えば支持する」(25%)を合わせると32%で、前回(12月調査)から3ポイント増えた。 

 

「小選挙区で入れたい党派」については現職国会議員を有する政党、過去1年間の衆参補欠選挙に公認候補、推薦候補等を出している全14党派を対象にしたところ、「支持する党派はなく人物で選ぶ」が33%で最も多かった。 

 

党派の中で最も多かった自民を選んだ理由(複数回答)は「保守系の政党だから」(64%)、「現状の政治を維持してほしいから」(41%)、「常にその党派の候補者に投票しているから」(40%)と続いた。自民党に入れると答えた人の岸田内閣の支持率は30%だった。 

 

一方、日本保守を選んだ人の理由は「政策に期待が持てるから」(76%)、「今の政治を大きく変えられそうだから」(68%)、「保守系の政党だから」(48%)と続き、岸田内閣の支持率は15%だった。維新を選んだ人も「政策に期待が持てるから」(80%)、「今の政治を大きく変えられそうだから」(56%)、「保守系の政党だから」(32%)と理由はほぼ同じだったが、岸田内閣の支持率は33%と高かった。 

 

3党はいずれも保守政党とみられるが、日本保守が上位に入ったことで保守系支持者が分裂していることがうかがえる。また、自民を選んだ人は現状維持的な理由が多かったが、日本保守、維新は変化を求める傾向がみられた。日本保守の岸田政権支持率は「どちらかと言えば」が大半で「支持する」は1%に満たず、現政権に対して維新に比べてもより批判的な傾向がうかがえた。 

 

 

4位は立憲民主党(6%)で「今の政治を大きく変えられそうだから」(81%)、「政策に期待が持てるから」(41%)、「リベラル系の政党だから」(31%)が理由。岸田政権の支持率は「どちらかと言えば」のみで3%だった。他の政党は日本共産党、国民民主党、れいわ新選組がそれぞれ2%ずつだった。 

 

男女別では、「支持する党派はなく人物で選ぶ」が男性24%、女性53%で女性のほうが党派を選ばない傾向が強かった。選んだ党派では男性が自民27%、日本保守20%、維新13%、立憲6%、女性は自民15%、維新10%、日本保守9%、立憲6%の順だった。 

 

通常の世論調査は、調査エリアごとの性別・年齢構成になど合わせて、電話番号を無作為に発生させるRDD方式で電話をかけ、回答数が得られるまで調査を行うなどの手続きを踏むが、「くらするーむ政治部!」ではインターネットアンケートのみに限定、国民の「今感じていること」に焦点をあて、スピード感を持った調査に取り組んでいる。今回調査の年齢の割合は60代34%、50代23%、70代22%、40代10.1%、30代4.3%で50代以上が多かった。 

 

■主な質問は次の通り 

 

内閣支持率が低迷する中、岸田文雄首相が6月にも衆議院を解散し、総選挙に臨むのではという観測も出ています。4月28日に投開票が行われた衆院補欠選東京15区では、自民党が候補者を立てられない中で9候補が乱立、小選挙区にもかかわらず無所属や諸派の候補者が一定の得票を集めるという現象も起きました。 

 

1 次期衆院選が行われた場合、あなたが小選挙区で入れたい党派はどこですか。全党派の候補者が立候補したと仮定してお答えください。(現職国会議員を有する政党、過去1年間の衆参補欠選挙に公認候補、推薦候補等を出している党派から選びました) 

 

○自民党 

 

○立憲民主党 

 

○日本維新の会 

 

○公明党 

 

○国民民主党 

 

○日本共産党 

 

○教育無償化を実現する会 

 

○れいわ新選組 

 

 

○社民党 

 

○NHKから国民を守る党 

 

○参政党 

 

○日本保守党 

 

○ファーストの会 

 

○つばさの党 

 

○支持する政党はなく、人物で選ぶ 

 

2 上記で党派を選んだ方にお聞きします。理由を2つ教えてください。 

 

〇政策に期待が持てるから 

 

○支持する立候補予定者がいるから 

 

○常にその政党の候補者に投票しているから 

 

〇保守系の政党だから 

 

〇リベラル系の政党だから 

 

○現状の政治を維持してほしいから 

 

〇今の政治を大きく変えられそうだから 

 

3 あなたは岸田内閣を支持しますか 

 

①支持する ②支持しない ③どちらかと言えば支持する ④どちらかと言えば支持しない 

 

 

 
 

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