( 170398 )  2024/05/15 00:22:27  
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12月13日、大分市の日本製鉄九州製鉄所大分地区で男性従業員が行方不明となり、溶鋼鍋から人の骨のようなものが発見された。

30歳の社員は高温の鍋で作業中に転落した可能性が高いと見られており、警察が調査を行っている。

工場は鋼板や建材を生産し、海外向けの製品輸出の拠点としても活動している。

(要約)

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日本製鉄九州製鉄所大分地区=2021年12月13日、大分市、朝日新聞社ヘリから 

 

 14日午前7時すぎ、大分市西ノ洲の日本製鉄九州製鉄所大分地区で、「会社に来ていた男性従業員の姿が見えなくなった」と工場の保安センターを通じて110番通報があった。大分中央署によると、駆けつけた署員らが捜査していたところ、約4時間後に溶鋼鍋から人の骨のようなものを発見した。 

 

【写真】鉄骨落下は5本で計48トン 作業員は20m下に 東京駅前の事故 

 

 署によると、溶鋼鍋は直径約5メートル、深さ約4メートルで、溶けた金属が入っていた。内部の温度は1500度程度あったとみられる。行方不明の社員(30)は鍋から約5メートル上方の床部分で鋼を溶かして精製する作業をしていたとみられるため、男性が転落した可能性が高いとみて調べている。 

 

 同工場は東西約4キロ、約700万平方メートルの敷地内で、自動車部材などに使う熱延鋼板、船舶用の建材や橋の構造部材に使う厚鋼板などを生産し、海外への製品輸出の拠点ともなっている。(大村久) 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

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