( 170443 )  2024/05/15 01:15:41  
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楽天グループは2024年1~3月期の決算を発表し、純損益が423億円の赤字だった。

この赤字は5年連続で、楽天モバイルの携帯電話事業での苦戦が影響している。

しかし、契約者数は順調に伸びており、楽天モバイルは単月での黒字化に向けて進展していると報告された。

また、社債の借り換えも進んでおり、リスクが解消されつつあるとしている。

(要約)

( 170445 )  2024/05/15 01:15:41  
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オンラインの記者会見で2024年1~3月期決算の内容を説明する楽天グループの三木谷浩史会長兼社長=14日午後 

 

 楽天グループが14日発表した2024年1~3月期連結決算(国際会計基準)は、純損益が423億円の赤字(前年同期は825億円の赤字)だった。 

 

【ひと目でわかる】楽天モバイルの契約数と顧客単価 

 

 1~3月期の赤字は5年連続。傘下の楽天モバイル(東京)が20年に本格参入した携帯電話事業で基地局整備の負担が重く、苦戦が続いた。ただ、契約者数は順調に伸びているという。 

 

 事業別に見ると、携帯電話事業の調整後営業損益は719億円の赤字だった。前年同期(1026億円の赤字)と比べると300億円余り改善した。家族割引や学生割引を相次いで導入し、回線契約数を伸ばした効果が表れた。 

 

 13日現在の回線契約数は680万件。記者会見した楽天グループの三木谷浩史会長兼社長は、楽天モバイルの単月黒字化に必要な800万件に向けて順調に推移していると強調。グループへの貢献度などを考慮した実質ベースでは「黒字化が目前」と語った。 

 

 楽天モバイルは4月末、屋内にも届きやすい「プラチナバンド」の電波を使った基地局の試験運用を始めた。三木谷氏は、現時点で問題は生じていないとして「6月から商用開始になる」と述べた。 

 

 不安が高まっていた社債の借り換えでは、今年満期分に続いて来年満期分についても、新たな社債の発行によりリスクがおおむね解消したとしている。  

 

 

 
 

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