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シャープはどこで間違えたのか、ついに「液晶のシャープ」終焉の要因とは?

ダイヤモンド・オンライン 5/17(金) 17:02 配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/e49ef772c81cd72e6b5070074888b0cda6aca0ab

 

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シャープは、テレビ用の液晶パネルの生産を終了することを発表した。

1998年~2007年に液晶事業を拡大し、世界的な存在となるも、競争の中で苦戦し、最終的に生産を停止することになった。

町田氏の影響下で液晶路線を続けたが、結果的に経営に失敗し、再び液晶に回帰することとなった。

シャープの売り上げの半分以上を液晶関連事業が占めており、他の事業では有望な分野がなかったことがその理由だ。

(要約)

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Photo:SANKEI 

 

 シャープがテレビ用液晶パネルの生産を終了すると発表した。日本国内からテレビ用の液晶パネル工場が消える。“液晶のシャープ”と名を馳せた時代から一転、経営危機に陥り、ついにかつての稼ぎ頭を手放すことになった。栄枯盛衰の歴史を振り返る。(やさしいビジネススクール学長 中川功一) 

 

【画像で見る】経営危機後、なぜ液晶を手放さなかったのか 

 

● 「テレビ用液晶パネル」国内生産終了へ 

 

 液晶のシャープ――。 

 

 1998年~2007年に代表取締役社長を務めた町田勝彦氏は、「オンリーワン経営」「日本のものづくりを極める」といった印象的な言葉で組織を鼓舞し、液晶事業を拡大した。 

 

 この結果、シャープは液晶技術で世界に先んじ、ソニーやパナソニックと並ぶ家電のトップブランドとなった。 

 

 そんなシャープは、パナソニックなど国内メーカーがテレビ用液晶パネルから撤退をしていく中でも、唯一、堺に建設した巨大な工場で液晶パネルの生産を続けていた。 

 

 だが、それ以上に莫大な生産能力を持つ海外企業との競争の中で苦戦。直近では、22年度から2期連続で最終赤字に陥っていた。 

 

 そしてついに24年5月、シャープはテレビ用液晶パネルからの生産撤退を決定したのである。 

 

 いったい、シャープはどこで道を間違えたのか。 

 

● 2022年、シャープは堺工場を再び傘下に 

 

 実は筆者は、2019年に出版した著作『戦略硬直化のスパイラル』(有斐閣)で、シャープが最初の経営破綻危機に陥る14年までの歴史を分析している。 

 

 その中では、町田氏という偉大な経営者の影響が色濃く、社長交代後も町田路線を否定することができずに、液晶の市況悪化とともに業績を悪化させていったことを指摘した。 

 

 その後、シャープは台湾の大手エレクトロニクスメーカーである鴻海精密工業の傘下に入り、経営再建に道筋をつけた――ように思われた。 

 

 業績不振の原因たる堺工場を切り離し、プラズマクラスターなどの技術で知られるスマート家電や、ICT機器の生産で、新たな方向に踏み出したはずだった。 

 

 だが、よほど液晶パネルが諦め切れなかったらしい。 

 

 22年、シャープは海外ファンドに売却していた堺工場を買い戻す。だが、この判断が結局、命取りとなる。 

 

 22年度、シャープは堺工場の不採算が主原因で、2600億円もの最終赤字に陥った。翌年も結局赤字となり、ついに2024年、堺工場の生産停止の判断が下されることになったのだ。 

 

 一度は決別したはずの町田・液晶路線。なぜ、シャープは再び液晶に回帰しようとしたのか。 

 

 

● 売り上げの半分を占めた液晶関連事業 

 

 その理由は、シャープのセグメント別売上高を参照すると、透けて見えてくる。 

 

 「ブランド事業」は、シャープブランドで消費者向けに販売している製品事業だ。 

 

 スマートライフは、いわゆる白物家電。22年度は4687億円を売り上げている。8Kエコシステムというのは、テレビ、レコーダー、ビデオカメラなどの製品だが、ほぼテレビ事業だと言ってよい。これが5918億円。ICTは通信関連機器で、3258億円だ。 

 

 下段の「デバイス事業」とは、BtoBで企業向けに販売している部品事業だ。ディスプレイデバイスは7599億円と、全てのセグメントで最大だ。残りは、電子部品事業であるエレクトロニックデバイスが4755億円となっている。 

 

 22年度の売り上げは2兆5481億円、その半分以上の1兆3517億円をディスプレイとテレビという液晶関連事業がつくっている。 

 

 何のことはない、シャープは依然として、「液晶のシャープ」だったのだ。 

 

● シャープが液晶に回帰したワケ 

 

 さらに、22年度までの過去3年で各事業の売上高や営業利益がどう推移したかを見てみよう。当時の経営陣の目にシャープの事業がどう映っていたのかが、より一層鮮明になる。 

 

 皆さんが経営者だったら、どの事業を有望であるとし、注力しただろうか。 

 

 恐らく、皆さんは8Kエコシステム(液晶テレビを中心とした事業)を柱にしようと考えるのではないか。明確に売り上げを伸ばしており、利益も安定して出している様子が見て取れるのは、この事業だけである。 

 

 町田体制と決別してスタートしたスマートライフ、ICT、エレクトリックデバイスはそれぞれに会社の将来の屋台骨とするには力不足だ。 

 

 スマートライフはしっかり稼いでくれる事業だが、会社の未来を開いてくれる事業にはなりづらい。いわゆる白物家電だから、技術的にも大きな革新は起こりにくいし、爆発的に市場が伸びることが想定しづらいからだ。 

 

 ICT、エレクトロニックデバイスは売り上げの規模も十分ではないし、収益性もふるっているとはいえない。 

 

 問題のディスプレイデバイスはどうか。この事業は、打ち捨てておくには大きすぎた。 

 

 ディスプレイデバイス事業の売り上げ規模は、他の事業を圧倒している。そのため、利益・損失の面で与える影響も大きく、この事業の成否が全社の業績を決定づけてしまう。 

 

 手元にあるからには、この事業にこそ、経営リソースを注がねばならない。その結果として、この事業が安定的に収益を生むようになれば、経営は安定する。 

 

 また、ディスプレイは、自社テレビに用いられる中核部品だ。テレビを今後の柱とするならば、ディスプレイを内製化し、そこから技術的な差別化やコストダウンをしていくというのは、自然にたどり着く発想だ。 

 

 液晶テレビ事業に引っ張られるようにして、ディスプレイ――町田路線に回帰していくのは、合理的な判断の行きつく先として、この会社にとって自然な成り行きだったのである。 

 

 

● 液晶以外の「希望の星」がなかった 

 

 まとめてみよう。 

 

 町田・液晶路線に決別した後、シャープに残ったICT・スマートライフ・エレクトロニックデバイスの各事業の中には、結局、大きく会社を飛躍させられるような希望の星がなかった。 

 

 そんな中、依然として液晶テレビにはブランド力があり、安定的な売り上げを上げていた。かような状況の中で、再び液晶ディスプレイで勝負をしたいとシャープ経営陣が思ったとしても、それは無理からぬことだったのかもしれない。 

 

 だとすれば、シャープのミスは、液晶ディスプレイの競争力を高められなかったことではない。 

 

 むしろ、町田路線と決別したにもかかわらず、液晶以外の次なる有望製品を育てられなかったことが、現在の惨状を招いたといえる。 

 

 シャープは結局のところ、“液晶のシャープ”から、脱せられなかったのだ。 

 

中川功一 

 

 

( 171594 )  2024/05/18 02:08:56  
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(まとめ) 

日本のディスプレイ産業において、液晶テレビの価格競争や海外投資、国内外の市場動向が重要な要素となっています。

シャープなどの日本企業が苦戦する一方で、中国や韓国などの競合国は積極的な投資戦略を展開している一面もあります。

日本企業のリスク回避志向や市場視野の狭さが逆風となっているとの指摘もありますが、新しい技術や戦略を持ち込むことで再浮上の可能性もあるとの意見もあります。

国内産業の再生や国際競争力の維持に向けて、今後の展開に期待が寄せられています。

( 171596 )  2024/05/18 02:08:56  
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・シャープに限らず、松下、東芝、日立など日本のディスプレイ事業で共通の要因があったように思う。かつて、ディスプレイの価格は、半導体同様クリスタルサイクルと呼ばれる需給バランスや市況に伴う価格変動の大波が課題であった。黒字の時は良いのだが、赤字の時は、リストラによる人員削減、投資の縮小を進めたため、人材の流出が進み事業の体力を弱らせ、事業拡大機会を逸した。一方で、海外、特に中国、韓国は市況が下がった段階でも大規模投資を積極的に行ったり、大掛かりな人材確保を行なっていた。結果、日本の市場での地位の地盤沈下が加速、今の惨状となったとおもわれる。元々、日本の経営者は、リスクを取ることへのアレルギーも強く、日本的経営風土がそもそもの要因だ。 

 

 

・シャープは20世紀末、日本一、つまり当時は世界一綺麗な液晶画面を作るメーカーだったのでブランドイメージは既に高く、後の世界の亀山モデルにつながった。 

液晶は半島や大陸のメーカーに負け、台湾メーカーに身売りしたがコロナ禍を経た現在はマスクメーカーとしてブランドイメージは高く世界一のマスクメーカーになってほしい。 

 

 

・液晶のシャープと言いますが私のような素人では他メーカーの液晶との違いがわかりませんでした。なので私の中に液晶テレビならシャープというまでの刷り込みはなかったなと。 

しかしプラズマクラスターと言えばシャープということは刷り込まれています。プラズマクラスターはひとつの基幹商品にならないのかな。 

 

 

・テレビ用液晶パネルは、決定的な特許技術がなく、他社差別化が困難な中で、経営を左右するのは投資体力だけとなってしまい、たくさん作ってたくさん売れる事業能力があり、加えて投資体力があるというメーカーが生き残れる。 

この点でシャープは事業能力が小さく、売り負けたということ。 

かつて、プラズマテレビを手掛けていたパナと日立は、先を見越して莫大なプラズマパネルの生産投資をしなかった。これが命取りにならなかった幸運な経営判断。 

シャープは、何を血迷ったのか堺工場を買い戻すという致命的な事業判断ミスをした。 

神風が吹くかもしれないという根拠の無い楽観的な夢を見たのだろう。 

この判断に加わった経営陣は辞表を出さないといけない。偉そうな顔して記者会見している場合ではない。 

三洋電機、東芝、シャープの大手電機メーカーは、経営判断の致命的なミスにより、市場から退場する。共通点は無さそうだが、本当にそうだろうか? 

 

 

・液晶のシャープがよかった時代は、アナログTVから地デジに変わるのに日本全国でまだ安くなかった液晶テレビを買った時代。それからデジタル家電は、ブラウン管TVより簡単に作りやすく海外メーカーとの価格競争になっていき、ジャパンディスプレイしかりとなっていった。にもかかわらず記事あるように早めにリストラが進まず、今に至っていると思います。ホンハイに助けてもらいながら、社風を変えられなかったのかもしれませんね。 

 

 

・グローバルで展開している某ビジネスの関係でfoxconnは入り浸ってましたが、彼等の仕事のスピードやレベルはかなりハイレベルでしたよ。工場の規模も二桁万人レベルの従業員を抱えているのに工場エリアにゴミ一つ落ちてないし、莫大な広さのエリアも皆右側通行を当たり前にしていました。トイレにも紙がいつも置いて有りました。中国ご存知の方ならその凄さが分かると思います。ちなみにEMSとしてはライバル関係の同じく台湾企業のA社はゴミだらけだし、何なら社食のサンプルも食い散らかされて、the中国!でしたけど(笑) 

foxconnの教育能力、判断の速さ、統率力…シャープが傘下に入った時はどこまで脅威になるか?と思いましたが、本質的な所は変われなかったんですかね…? 

 

 

・東北大学が研究しているナノテラスは液晶技術をさらに高くするのではないか、シャープは液晶の研究は続けて欲しい。 

 

 

・過去の成功体験が忘れられなかったので、液晶を捨てる事が出来なかった。 

大手家電メーカーに負けたくない気持ちで、自社が手塩に育てた事業だっただけに、役職員の思い入れが大きかったのだろう。 

しかし液晶事業は価格競争が激しく、韓国や中国・台湾のメーカーに主導権を握られている。 

品質面で日本人も外国メーカーを受け入れる様になった。 

技術革新のテンポが早すぎるので、競争に勝てる商品を開発する技術者もいない。 

だから撤退に至ったと考える。 

またシャープを買収した鴻海精密機器との関係がギクシャクしている可能性もある。 

今後は両社との関係が注目であり、シャープブランドを鴻海精密機器が取り上げた上で商号を変更し、会社を清算するかもしれない。 

そうなるとシャープブランドは残るが中身は鴻海精密機器となり、名実ともに台湾企業になってしまう可能性があると考える。 

 

 

・シャープ堺工場の建設に携わっていた者です。 

あれはシャープの全てを注ぎ込んだと言っても過言ではない程の設備投資だと感じました。 

日本中の建設屋が集められたのかと思うほど、北から南までの建設機械が無数に並んでいたが、どう考えても過剰気味で稼働してない機械も人間も数多くいた。 

それでも湯水の如く資金を注入してたのだろうから建設屋にとっては美味しい仕事だったに違いない。 

だが、やがて工場の完成間近となった頃には建設機械の引き上げと共にシャープの名声も消えてしまってたように思う。 

それでも本格稼働すればまた世界のシャープ堺モデルとして名を馳せると思っていたが、その名を聞いた人はほとんど居ないと思う。 

どう考えてもあれは超過剰投資で、あの堺工場がシャープの屋台骨を潰したのは間違い無い。 

あと数年待って、堺の一割の設備投資でスマホ液晶に賭けていれば、違った世界のシャープになってたかも知れない。 

 

 

・うちもテレビはずうっとシャープでしたが、今はソニーです。 

シャープもっと頑張ってほしかった。 

 

日本のメーカー全体に言える事ですが、 

あまりにもサラリーマン社長が多すぎる。 

事なかれ主義というか、 

視野が狭すぎるし、国内しか見ていない。 

 

今は世界と戦う時代なので、もっと世界戦略を持って経営してもらいたい! 

世界の需要を取り込める製品作りをしていってください! 

 

 

 

・液晶に限って語ると大きな要因は2つあります。一つは自ら作り出した亀山ブランドをおざなりにし、堺工場に移転した事。 

もう一つは液晶が良くてもUIが全く使いづらい事。テレビもDVDレコーダーも他社と比べて酷かった。例えば番組表をみてチャンネルの異なる番組に移動させると音声が無くなる。番組表を閉じないと音声出ない。 

その2点から顧客離れを招き、新しく作った堺工場の投資が重くのしかかった。 

いくら目のつけどころがシャープといっても、ブランドを疎かにし、UIなどの基本も疎かにするから、お客様の信頼度を無くしてしまった。 

 

 

・テレビの液晶パネル自体がオワコンだったんですよ 

テレビの価格破壊が進み50型で5万円台なんて普通にある 

少し昔では考えられない価格だ 

これではいくら頑張っても人件費の安い国には敵わない 

しかもテレビは壊れにくいので買い替え需要も見込めない 

撤退や売却をするのが正解であったのだが、記事にあるように液晶依存であったシャープにおいてその決断をできる経営陣が不在だった 

シャープで液晶を手放すことは全く別会社を設立するに等しく並大抵の経営者では無理 

この先鴻海がシャープへさらなる介入をしてくる可能性が高く大きな転換期になると思います 

 

 

・電機業界は売上高1兆円を超えてはじめて存在感が示せる業界。 

液晶事業を開始する以前は1兆円に達することができず低迷。 

 

国内のブラウン管TVを発売したはシャープですが、残念ながらキーとなるブラウン管は内製化できず、パナ、日立から購入して組立だけをやっていた。 

 

それだけに液晶というキー部品を内製化することにこだわりが強かったと思う。 

電機業界に居たので気持ちはわかります。 

液晶以外はどれも小粒で将来性のある事業がないですから。 

 

 

・液晶パネルという物の技術的優位性が長続きしなかった。これに尽きるでしょう。日本ではシャープの「亀山モデル」、パナソニックを中心としたIPSパネル等優秀な液晶パネルが生産されていました。が、そんな物は設備投資さえすれば後発メーカーでも容易く真似出来てしまう物。韓国勢、そして中国勢の攻勢であっという間に価格競争に。こうなるとシャープに勝目はありません。起死回生を図った堺工場への投資も結果として大失敗。過剰投資の代名詞となり未だにシャープの重荷となっています。シャープ凋落の要因は「液晶のシャープ」から抜け出せなかった事にあるでしょう。 

 

 

・2000年くらいの時点で,テレビで儲かっている日本企業はないと言われていた.液晶にしてもバブルの後の早期退職などの人員整理で,韓国企業に人材を流出させた経営陣の罪は大きい.日本企業では不要な人材でも,これからの企業にとっては,会社の運営や,技術のノウハウを知っている喉から手が出るほどほしい人材のことはある. 

液晶畑の出身の経営層にとってみれば,液晶でまだ機会はあるはずだと思ったのかもしれないが,北米のCESなどの大きな見本市で,周りがどうなっているか見るべきだった.TCL, Samsung, LGの規模の大きさに対し,シャープの中小企業家のような展示しかできていなかった. 

 

 

・シャープの液晶テレビが強かったのはほんの数年だったように思います。 

2005年前後から3〜4年くらいかな?もしかしたらほんの2~3年だったかも? 

うちもそのころにAQUOSを買いました。 

 

2009年開始の家電エコポイントのときは、「シャープは割高、中〜低価格帯の画像品質は他メーカーに劣る」という感じで、シャープを避け、東芝製にしました。 

その後、高価格帯も他社に追いつかれ追い越されたイメージです。 

 

去年、買い替えましたが、そのときもシャープはやや割高感があり特に秀でた点もなく、他メーカーにしました。 

 

日本人で私と同じようなテレビ購入歴の人は、けっこう多かったりするように思います。 

 

早いうちから液晶のシャープではなかったと思います。 

というか、そもそも液晶は看板にするほど差別化のできる商材ではないと思います。 

 

 

・世界の亀山モデルだった頃のAQUOSはゴールドで「他とは違うぞ」と言う雰囲気がありましたが、今じゃただの液晶テレビだもんなあ。 

液晶のシャープでしたが、時代の流れを読めず、時代の流れについていけなかったんだと思います。 

 

 

・シャープってテレビ以外の液晶ディスプレイには参戦していたのかしら。 

個人的には液晶「テレビ」のシャープって印象。 

液晶テレビってこれもあれもできますっていってどんどん高価格になっていって、そんな高機能いらんのだけど、って海外製の安い液晶テレビに流れていく層は結構あるように思う(そもそも高機能を使いこなせないし)。 

液晶テレビだけじゃなくて国内メーカー品はどれもこれもそんな感じに思う。 

付加価値があれば売れるというのもあるけども、価格的に買えなければその下のランクで十分だからなぁ。。。 

 

 

・シャープは価格競争について行けなかっただけ。 

インチ辺りの単価が劇的に下がって行く液晶ディスプレイ。 

韓国メーカも最近ほとんど液晶ディスプレイ作っていない(シェア1割)し、台湾もシェアで言えば3割位、工場一つに数千億円規模の投資が必要、後発有利な業界のせいもある。 

 

 

・亀山工場からなんというか化けの皮が剥がれた感があったね。 

素人目に見てもこれ品質高くないよな・・・って思わせる出来だった。 

「国産」というのを高品質への高いハードルではなく、低品質の言い訳に使いだした。国産だから高くてもいいでしょ?品質が微妙に見えてもでも国産だよ?といった具合だ。日本人は国産が大好きという固定概念に寄り掛かっただけの商売だった。 

 

結果今、モニターもスマホも「国産」のイメージは割高のイメージだけになってしまった。そういう意味で漠然と残っていた「国産」についていたプラスのイメージという、最後に残った過去の遺産を食いつぶした形になったね。 

 

 

 

・中川さん洞察が甘いね。シャープの経営の誤りは亀山工場が稼働したわずか数年後に堺工場という過剰生産能力を抱えた事につきる。液晶の投資を亀山工場で止めておけば自社のテレビの生産に使う液晶+α外販くらいの生産キャパで無理のない経営が出来たはずだ。2011年の地デジ完全移行に伴う液晶テレビの短期的爆発的需要に合わせる形で堺工場を稼働させたものだから、地デジ特需が終わったところから、生産能力のキャパを埋めるだけの需要が失われた。工場の操業を落とすと人件費、その他の固定費を回収できないから無駄なパネルを作り続け、過剰在庫を抱えるという負のサイクルに陥った。その時点で投資の失敗を認めて堺工場を閉じる、あるいは亀山や多気の液晶を堺工場に集約して亀山、多気を閉じるというような英断が出来ていれば違う姿があったはず。「いたずらに規模のみを追わず」の経営理念を無視して片山幹夫が暴走した結果が今のシャープだ。 

 

 

・大手ならPLCやPPM分析くらいはしているだろうに。 

かつてカネボウが再構築プランをペンタゴン経営といってその一つに繊維事業を入れて、業界から本気かとびっくりされた。 

案の定経営破綻したけど。 

過去の成功体験が会社をつぶす。 HVで儲けている5兆円の利益の企業もそうならないことを祈る。 

 

 

・シャープは液晶のシャープと単純に思ってますか? 

シャープから国産第1号の白黒テレビが発売されましたよ・・・ 

社名はシャープペンシルの製品名が由来なのですが・・・ 

つまるところ、時代に合わせて進化しながら改革が出来るかどうかですね 

 

 

・【鴻海精密工業の傘下に入り、経営再建に道筋をつけた――ように思われた。 

 だが、よほど液晶パネルが諦め切れなかったらしい。 

 22年、シャープは海外ファンドに売却していた堺工場を買い戻す。だが、この判断が結局、命取りとなる。】 

 

記事は正確では無いですね。 

 

鴻海の傘下に入る際、堺工場がお荷物になるのが分かっていたので、ここは鴻海創業者の個人投資会社が救済目的で株の過半を取得。 

しかし、その後シャープに買い戻させた、これが事実。 

 

当時も市況変動リスクをシャープが抱え込むことに株主から疑問との声が上がっていました。投資会社としてメリットが無い堺工場を、ドン底から脱出したシャープに引き取らせた、と言うことです。 

 

液晶を諦めきれなかったのでは無く、縁が切れてホッとしていたのに、戻って来ただけです。 

 

鴻海傘下にあるので何も言えなかったでしょう。 

 

 

・シャープの液晶パネルってそもそも技術的な面でそんなに優れたパネルでもなかったような。 

ただいち早く液晶テレビを作り吉永小百合を使ったCMでトップに躍り出ただけ、その時の客層は技術的には無関心なやや年配の層が多かように思う。 

若い層や技術の分かる層にはほとんど受け入れられていなかったように思う。 

 

 

・今のところ、白物家電とテレビ、レコーダーは日本のメーカーですが、スマホやタブレットPCは中華です。 

今後は白物家電なんかも中華に置き換わっていくかもしれませんね。 

バックトゥザフューチャーでビデオカメラが日本製と紹介されていたのも今は昔かな。 

 

 

・ソニーが20%以上の出資をすると言われていたが、口約束でしか無く 

結局はサムスンと液晶の合弁会社を作ってそこからの供給に切り替えられた、 

内容はサムスン50%、ソニー50%、そしてサムスンはプラス1株だと 

記憶している、詰まりはサムスン主導の工場にソニーが乗った訳で 

これが致命傷になっている。 

 

サムスンはソニーのブランド力を手に入れて、ロケットスタートの口火を 

切る切欠となった。 

 

結局は国内の分裂が今の現状で、ソニーもシャープも液晶は見る影もない 

 

ソニーは幸いCMOSがあり、保険が有り、映画があり、ゲームが有るが 

シャープには何もない。 

 

 

・2009年のグリーン家電エコポイント制と 

2011年の地上デジタル放送完全移行によって 

液晶テレビへの買い替え需要が急激に高まって 

各家電メーカーは増産体制を整える為に設備投資をした 

大阪の大田知事の熱心な誘致活動が実を結び 

3,800億円の費用を掛け2009年に亀山工場を上回る 

当時世界最大のシャープ液晶パネル堺工場が稼動した 

しかしその頃には国外の家電量販店では海外製に 

価格面で対抗できない日本製TVは顧客から見向きもされず 

店舗の片隅に追いやられる現象が既に起きていました 

液晶事業で成長してパナソニックやソニーに肩を並べたが 

液晶の成功体験を信じて疑わず見通しを見誤ったな 

 

 

・亀山で止めておけばよかったのに、堺工場を建てたことが裏目に出ました 

シャープの滑落は液晶に頼ってしまったことが一因でしょうけど、他の事業がいまいちパッとしなかったのが一番大きいと思います 

以前は世界初の商品をどんどん出していた会社なのに、守りに入ってしまったのが要因かもしれません 

 

 

・結局、下請けや部品屋をカツカツのコストで使っても赤字垂れ流しなのだから、企業として競争力が無いんでしょうね。 

今後、原材料高もあるし、材料の仕入れは円安だから、もう勝てる要素が無いんでしょうね。 

 

他社で出来ないこと、マネじゃなくて、必要なものを作らないと、もっと縮小することになるのですから。 

 

テレビはLG の有機ELTとか綺麗ですよね。 

 

 

 

・液晶は行き着くとこまで行った感がある、もう差別化は価格だけとなれば設備投資が大きく生産能力の高い海外メーカーに勝負を挑むのは無謀というもの、経営陣もそんなことがわからないわけがない、記事にもあるけど手慣れた液晶以外に強みのない事が赤字出しながらダラダラ続けざるを得なかった最大の理由でしょう。 

 

 

・決してシャープだけが…ではないと思います。私はガラケー時代、初のカメラ付き携帯の開発に携わっていました、この調子の良さがずっと続くと思っていました。ずっとガラケーが発展すると思ってました。私は次の一手を考える部署ではなかったですが、少なくともそういった部署もそういう考えがあったと思います。終焉という言葉は淋しいですが、予見は難しかったと思う。 

 

 

・もちろん人件費の安い所が大量生産すれば 

大きく品質に差が生まれなければテレビなんて安い方に傾く 

国内メーカーは皆内向きで世界に向けて無かったように思う 

そうすると出荷も限られるし限界もある 

しょうがない事かもしれない 

 

 

・日本政府が大鉈をふるって全面地デジ化をやった為にたいしてコスト競争力の無いままうれに売れてしまいました。 

その間に韓国が徹底して日本を真似て安くいいものを作っちゃった。 

ついでに有機ELの技術者も買収されてしまい今のようになっちゃった。 

なのでシャープも国も先見の明が無かっただけ。 

挙げ句の果てに日本の家電メーカーも韓国のパネルを使いだした。終わりの始まり。 

 

本当に悔しい。シャープペンシルの産みの親。 

国内に目を向けていい家電 例えば ヘルシオのような思いを込めた商品を提供してください。 

早川電気 ガンバレー!!!! 

 

 

・どの企業だって、後続に追い越されて消える運命にある、それは中国や韓国の企業もいずれは。当たり前だ。新しいものはいずれは陳腐化する。それを見越して、企業展開しないと、先はない。だが、シャープがこれで終わりと誰が決めたんだ?企業だしこれで終わりなわけがないだろう。まだ、居るだろう?ドラッガー読んでないのか?新しいものは必ず古くなり、もっと新しいものが先を開く。 

 

 

・始まりは終わりの始まり。 

 

熊本県の半導体メーカーの誘致に関しても今は特需に湧いてますが、いずれ終焉を迎えます。 

今の段階から別のアプローチを検討しておくことが必要なのかもしれません。 

 

驚異的なAIの成長で、そもそも人の出番が少なくなるんでしょうね。 

 

 

・液晶テレビだけでは無くてPCなんかも同じだよね。まぁ、それでも近頃はPCに関しては価格上昇傾向にあるけどね… 

 

もう15年位前かなぁ、馬鹿な(と敢えて言うが)客に”安く無きゃ買わないよ”って言われた事が有る。当時はそれを真に受けた一面もあった。でも、そうした感覚が値下げ圧力として夜会の隅々にまで広がった結果が現在の状況。 

 

おまけに、とある野党上がりの政党が補助金出して中国進出を後押ししたから、日本の技術レベルのより安い製品が大量に市場に流れ込んだ。中国は為替操作の国、ドルと完全にリンクしていておまけに人件費は家畜同然だから対米輸出も勝負にならない。 

 

結局、国内生産品は高くて輸出出来ず、海外から安い物がどんどん入る。更に価格が下がって利益が確保できない。 

 

既に液晶何てコスト的に国産は無理。捨てるのは当然。問題はそれに代わる高額商品が見つからない事だろうな。 

 

 

・日本企業がよく陥る事だが自分達の培ってきた技術力や積み重ねて来たデータベースから抜け出せず新しい方向性を見出す勇気を持てない。つまりハイリスクハイリターンな事をやらない風土というか気質が今の日本の経済的危機を生んでるのかなと思う。 

 

 

・シャープは何も間違えてはいない、むしろテレビ産業の先駆者である。30年くらい前、まだテレビを例えば32インチで買おうものなら40〜50万は普通で当たり前、しかも液晶なんて何?の時代、当時吉永小百合氏をCMに起用しシャープは今後全てのテレビを液晶化にします!と謳った。世間はまだまだ、?かふ〜んの時代、それから徐々に各メーカーが液晶に移っていったのが始まり。 

 

 

・亀山ブランドとか言って自分のとこの製品がいちばんだと勘違いして工場を拡大した時が最初のおおまちがいでした。当時 CGの仕事をしていましたが亀山ブランドのシャープの液晶は当然ながら SONYや SGI(シリコングラフィックス社)の CGモニターの画質には遠く及ばす、同じTV用の液晶では日立(地味だが高精細)やパナソニック(ちょっと派手すぎ)に確実に負けていました。なぜ一番だ、自分たちのが一番なんだから売れるんだと勘違いしてあれほどの投資をしたのでしょうかね。 

 

 

 

・まあ、日本の市場は世界を相手にしていないから狂った様に馬鹿高いコスト体質。 

良い例がハイアールと東芝の関係だな。 

中国に丸投げしたら1/10のコストで同じような製品を売り出した。 

そして逆に買収された、レグザもしかり。 

自動車部品も同じで製造元が同じだから中国から仕入れると日本国内で買うより送料込みで半額で買える。 

 

 

・昔は1インチ1万円だった。皆が亀山モデルに憧れた。今や1インチ1000円。そもそもは社員が金曜夜から隣国行ってアルバイトでノウハウ教えたから。国も法律で禁止してなかった。 

ガラスを大きくしてコスト低下ばかり力入れた。韓国中国は政府戦略で巨大投資。そして有機ELは開発遅れだ。今後はマイクロLEDだろうが、もはや中国に勝てない。 

 

 

・本来はこれこそ政府が補助を出しても日の丸の国内産業を守らなければ行けないところを、まあ、シャープが海外傘下になる時点で政府の頭は空っぽで、更に海外の半導体企業の誘致に多額の資金を出して。昭和の時代には電子立国日本とも言われたときがありましたが、本当にこれから日本は何を国策としてやっていくのかロードマップを改めないといけないと思いますが。 

 

 

・私は昔から東芝レグザのZシリーズ。液晶パネルは海外製でも映像処理回路が良ければ映りが良い。シャープの安価モデルは映像遅延があって買う気がしなかった。しかし日本製が減るのは残念ではある。 

 

 

・この液晶パネルは自動車でも同じ道を辿りそう 

中国のEVは基本性能とコストは良い 

ブランドイメージは良くないけど 

 

日本ではまだまだ先だと思うが、米国が関税高くしたのも納得 

 

日本は得意分野での過去の成功を高く評価して、現状を見ていない経営者が多い様に思える 

 

ガソリンの代替えは困難だけど、電気は色々な方法で作る事は可能 

 

地震大国日本で原発は歓迎しないけど。 

 

エネルギーを他国に依存している日本はいち早く自然再生エネルギーに舵を切るべきだが原発に縛られてできていない 

 

エネルギーと食糧は防衛費と考えても良いと思うけど 

 

政治家や経営者が今しか見ていない 

 

 

・シャープほど経営がちぐはぐな電機メーカーも珍しいくらいでしたね。 

世界の亀山モデルなどと言っていた時代から、他メーカーよりもテレビの品質は低かった。デザイン、リモコンの操作性、外部入力端子の品質、電子番組表の視認性、選局スピード、フレーム補完処理、、どれを取ってもソニーやパナソニックより一段劣っていた。値段を下げることでそれなりに売り上げてはいたけど、下げないと売れなかったということ。それが全然改善されなかった。 

一方で、洗濯機などの白物家電においてはシャープ製品が明確に劣っていると感じたことは無い。 

デジタル家電が苦手なのにそれを主力に据えた。経営者は自分たちの商品の評価すらできていなかったんじゃないか。 

 

 

・日本は家電大国だったのにな。 

個人的には日本製が好きなのでシャープには頑張ってほしいな。 

日本が世界で戦えているのはパソコンメ-カ-くらいか 

NECや富士通やソニーくらいか 

 

あとは世界で戦えててるのはカメラメ-カ-だよな 

キャノンには頑張ってほしいわ。 

 

 

・全ては片山社長の時のこのSDPの立ち上げですよ。 

当時の亀山工場との併設での生産の棲み分け問題、SDP工場でOEM供給を拡大していく手はずだったのがOEM先から断られて身の丈以上の設備になったこと すべては片山社長の天狗になった経営の結果ですよ。 

この工場のおかげでシャープの経営が傾き3度のリストラを経てホンハイの傘下に移ったんですよ。 

直近の問題はこの工場をホンハイに対応してもらおうとしたのを跳ね返されてシャープに戻っただけですよ。 

 

 

・液晶ディスプレイ用のフィルムや導光板等の部材を作る日本の化学メーカーがこぞって中韓のメーカーに売りまくっていたからな。シャープは残念ながらディスプレイの大型化の設備投資に負けてしまったのが原因。化学メーカーが作る部材がディスプレイの大型化やコスト競争を煽っていた側面もある。 

 

 

・結果論を言えば、単純に投資の規模が小さかった。 

日本メーカーとしては社運を賭けた大規模投資だったが、世界レベルでは太刀打ちできない小規模投資だったということ。 

これはシャープに限らず、中国市場の爆発的な伸びを中国以外の国はどこも予測できなかったが、当の中国は自分たちを信じて大規模投資に踏み切った。そして、成功した。 

ついこの前まで共産主義で人民服来てた何億もの人たちが、わずか30年で先進国に匹敵する暮らしをするなど普通の人は想像できなかったのは仕方がない。未だに中国崩壊論が蔓延っているぐらいなのだから。 

 

 

 

・正直、シャープの液晶テレビは色がどぎつかったです。長時間見るのは辛い。採用が減っていくのは必然だったかもしれません。他にも青いのや黄色みを帯びたテレビやモニターがありました。液晶テレビは回路で色が変わるそうですが、発色ばかりを追いかけて自滅しましたね。 

 

 

・挙げられていない理由をひとつ加えて挙げるなら、日本のメーカはBtoC事業においてブランド力を高めることが出来なかったんだと思う。 

「Made in Japan」に甘えすぎた。それ自体もブランドだけど、個々のメーカの色なんてなにもない。日本人はこの響きにニコニコし誇りとするけど、企業でみればブランド確立に失敗している証拠でしかない。 

世界市場においてブランドとしてしっかり確立出来たのはSonyくらいのものじゃないだろうか。今は失墜したけどwalkmanなど製品面でもしっかりしていたし。だから容易にコモディティ化し、規模と価格で陥落する。 

比べてたとえばApple、iPhoneなどはどうか。これがどこの国の製品かなんてどれだけの人が気にするだろう。 

 

 

・シャープは、いち早く薄型カラー液晶の実用化を果たしたが、普及に伴い価格競争に入るタイミングを見誤ったのが、最大の敗因。 

液晶で、ブランド化を図ろうとしたんだろうが、テレビなんかにブランドを求める人なんかいない。 

サムスンやLGが出てくる前に、低価格戦略に移行して新規参入企業が、利益を出しにくい価格戦略をしていれば、トップシェアを保てていたと思う。 

しかし、同じテレビを亀山モデルとか言う謳い文句で、倍近い価格で販売してたんだから、そりゃ売れなくなるわ。 

マーケティング戦略のミスですね。 

 

 

・中国や韓国、台湾に液晶や半導体技術の移転を許した経営判断も甘かった。 

人件費の安さからアジアに生産の拠点を移したまでは良かったが、契約上で技術の多くも公開する結果となった。 

液晶だけではなくあらゆる分野で技術の移転を許した結果、アジア各国が力を付けてきたと云う事実は語るに久しい。 

その後がない日本は見ての通りだ。 

 

 

・液晶はあくまでも「部品」ですので、トップの地位に居続けるつもりなら全世界の数量シェアで圧倒する以外にないのですが、「亀山ブランド」のような自社TV製品の高付加価値な商売に囚われてしまった挙句、「デバイス屋」になり切ることもできずに萎んで行った…ように思えます。 

 

 

・シャープだけの間違いとは言い切れないけどな。 

中国が寝ている間に再生可能エネルギーでエネルギーの自給自足できる国家へと改造できなかったのが運の尽きだな。簡単に言えば、原発などの間違ったエネルギーで何とかなると騙されてしまったのが原因。 

日本はエネルギーコスト高で、ひとたび中国に製造拠点が出来てしまったら、あちらの安いエネルギーをベースにした原材料裾野産業に勝てなくなってしまった。 

原材料が安く調達できないと、半導体ダメ、家電ダメ、となってますます原材料の製造拠点が海外流出加速。 

液晶も、液晶パネル作る部材の調達で中国に価格で太刀打ちできなくなった。 

結局のところ、高度成長期に誤ったエネルギー手段にあぐらをかいて、資源やエネルギー調達の自前ルートを作らなかったのが日本凋落の根本原因。 

 

 

・昭和世代からすればシャープなんてサンヨーとかアイワとかのその辺のランクの中堅家電企業としか思えないからなぁ。 

AQUOSで一流家電ブランドみたいな感じ出してたけど実際?だった。 

でもそう考えるとサンヨーもアイワも日本の中堅家電企業が軒並み中韓に駆逐された中でなんとか残ってることを考えれば(現実は台湾企業となってるけど)、よくやってる様にも思える。 

とはいえこの先、日本製信仰が高い日本国内市場とアジアのほんの一部だけ相手にして商売しても先細りでお先真っ暗だし、かといってスマホを見ても鴻海傘下でも革新的な製品を創る技術開発力も無いみたいだし、どうなるのかなという不安ばっかりになってしまうね。 

 

 

・エコポイントの頃実家で買ったソニーのテレビには、堺工場のパネルが採用されていました。 

この巨大な工場は液晶パネルの外販も視野に入れたものでした。 

 

しかしエコポイントの頃は自社のアクオス向けを優先して、他社向けに納入遅延を起こしてしまい、ソニーも韓国製パネルに切り替えてしまいました。 

東芝向けにも同様の納入遅延があったようです。 

 

 

・昭和から平成の時代に、電卓のシャープは液晶のシャープとして生まれ変わりました。 

これは失敗ではありませんね。 

液晶のシャープの失敗は、令和の時代に液晶のシャープであり続けたことです。 

ソニーはウォークマンの会社でしょうか? 

富士フィルムはフィルム作ってますか? 

時代と共に収益源は変化させねばなりません。 

変革のみが生存の道です。 

 

 

・自分はココの従業員でしたが、とにかく歴代の社長がケチ過ぎた。 

利益を独り占めし、社員に還元せず、毎年毎年の口癖が、翌年も頑張りましょうだった。 

町田は京都の愛人のところへ逃亡、片山は日本電産に拾ってもらったが、パッとした話は聞かないね。 

一流企業ぶって、実はそうなりきれてなくて、化けの皮が剥がれて、どんどん業績は悪化。 

下請けにも評判は悪かった。 

こうなるべくして今の状態になったと思う。 

 

 

 

・全盛期の社長が書いた本に所謂おたふくAQUOS(下膨れスピーカーのヤツね)をウォルマートが「デザイン変えてくれたら5倍買う」ってオファー出して来たが、あのデザインを気に入っていたので断った、ウォルマートは買うのやめたかと思ったが、普通に去年並みに買った、良い商品なら横暴なウォルマートですら無視できない。 と書いてあったが、ウォルマートは画質ちょいワルでも韓国メーカーに普通の長方形のをとんでも無い量発注し、徐々にアメリカ市場でシャープの液晶は売れなくなっていった 

 

自己満では無く客望むの作らなきゃダメだね 

 

 

・今や世界的に人件費の安い日本なのにリストラできなかった? 

規模で負けたのは投資ができなかったから? 

日本は製品を発展させたり最先端や特化したもにするのが有能だったと思うが、優秀な人材への投資や育成が怠ったためだろうか? 

社内保留ばかりで賃金をあげなかったツケがまわってきている。 

 

 

・30年前に初任給で買った自分用のテレビがシャープでした。買い替えた2台目もシャープでしたが、どちらもブラウン管テレビ。地上波デジタル開始のタイミングで液晶テレビに買い替えた時にパナソニックに替えて今はパナ一筋。特にシャープに不満があったわけでもなく、レコーダーがパナソニックだったので。 

 

 

・シャープって有機elパネルも作ってたけど、あれはどうなったんだろ。 

結局、液晶自体がコモディティ化してしまってシャープだけでなく他の電機メーカーも稼げなくなってしまった。 

あと、シャープ黄金期のテレビでもなんか肌色が緑がかっていて言う程良くなかったイメージがあります。 

 

 

・むしろ、シャープは最後までよく戦ったと褒めてもやりたい。 世界的な技術革新や市場の急激な変化に日本企業がついていけるわけがないことは、最初からわかっていた。 他のメーカーは不戦敗だった。 シャープは、ラストサムライだったのだ。 

 

 

・『世界の亀山ブランド』で売っていたときは国産で1人勝ちで、他メーカーに売り渋りや高い値段で卸していたそうです。そのせいで代替品を求めてサムスンやらLGのパネルを採用した結果、一気に液晶テレビの価格が下がりシャープのシェア低下とともに韓国メーカーの隆盛となったのです。 

 

全てはシャープが勘違いした結果。 

 

 

・SHARPじゃない、国力を持って有望なる企業事業を推せない仕組みの下では世界的に不利なのは目に見えている。 

 

敗戦国にも関わらず、放っておけば日米貿易摩擦なんてものか生じてしまうお国柄。 

 

勝てば官軍負ければ抗軍の定め。 

 

西側の不沈空母としての立ち位置を探るのが与党政治家のセオリーだって気付かない程国民はボケているって心から思ってしまう。 

 

 

・明らかに投資不足。経営者がビビって液晶への投資を怠った。薄利多売のビジネスモデルへの移行を円滑に行えなかった。 

Panasonicのplasmaとは違い、液晶パネルへの投資という方向性自体はあっていたが。 

 

 

・液晶事業ではシャープはラッキーだったんだよ。 

地上波デジタル移行というビッグチャンスに、パナソニックと日立という強力なライバルがプラズマに走ってコケてくれたから。 

逆に言うとそれだけ。 

実際物は可も不可もなくだから、そりゃ海外勢の低価格品には負けるよな。 

 

 

・技術者を冷遇した結果です。それに間違ったわけではなく、単に世界に通用する技術がなかったからです。数字や株価は正直ですよ。消費者の評価が世界時価総額ランキングです。日本企業は20位以内に一社もいません。 

 

 

 

・海外含めよーくこの業界を経験した身からする  

この手の液晶も半導体事業も 日本企業では 

多くの無駄な人員を抱えすぎる 

国やファンドからの支援や援助金の殆どは 

全てそれらの個人報酬に流れる仕組み 

日本では餓鬼に食い尽くされ技術はダダ漏れ 

トップが思うほど それ以下は単なる金儲けの場でしかない。 

国の金も無駄遣いに終わる 

これからの北国の半導体や南の半導体事業も心配な 

 

 

・補助金や税優遇につられて亀山とか国内に工場作ったのが敗因でしょう。液晶が凄いスピードでコモディティ化してるのに。東芝もそう。補助金は経産省紐付きの毒団子。 

補助金もらうともれなく役人の紐付きになり自立心無くして衰退する。 

さて半導体への補助金はどうなるか見物やね。 

 

 

・もちろん、「目の付け所がシャープじゃなかったから」。 

そして、国の支援の有無やスパイ行為の見逃し。日本の技術は、鉄鋼、造船、鉄道と悉くコピーされた。おっと、農業の種苗もだった。シャインマスカットやイチゴ。和牛も海外に流れたな。それでもスパイ防止法は作れない国とは。 

 

 

・元シャープ社員ですが、町田社長が原因ではない。片山社長です。 

当時も今も世界的には液晶テレビはシャープ含む日本製は全く知名度はありません。 

韓国製(サムソンやLG)です。 

なのに、堺の元鉄鋼会社の膨大な敷地を購入して液晶パネル工場を建設しての生産とか普通の社員でも無謀じゃないか?ってわかっていました。 

そのツケ(何千億円)が残って今に至ります。 

残念しか言えません。 

 

 

・TVで失敗を繰り返す会社だな。 

海外製のブラウン管で国内初のTV発売したけどで、後から自社ブラウン管作った各社に負ける。 

自社液晶で液晶のシャープとして一躍躍進、地デジ化で液晶の需要が増えても、自社優先で他社へは出し渋りで、他社は海外メーカーに切り替えが進む。 

 

面白い(良い)ものも出すけど、ブランドイメージが弱いのか後が続かず、無駄に液晶(TV)に拘って失敗している。 

 

 

・シャープって過去X68000でも起動に乗せられず覇権を取れなかった経緯もある。 

そん時の技術者がインテルなどに流出し、大失敗しています。 

またかと思いました。 

液晶にしがみついて、ディファクトスタンダードさえ規格整備出来ず、まさにギャンブラーの様に「いづれは取り返せる」な経営。 

上手くいかないのは目に見えてわかるはずなのに、、、。 

辞めて正解でした、この会社。 

複合機が屋台骨らしい様で、過去所属時、複合機チームは本体から閑職の様にバカにされてました。 

 

 

・シャープは、シャープペンシルの会社です。その後総合家電メーカーになりました。 

計算機も最初に作ったと思います。 

間違いは、台湾にブランドを身売りした事です。 

もう、日本の大阪にシャープの拠点はありません。残念ですが現実です。 

 

 

・日本の家電メーカー全般に言える事ですが、「自分達が作りたい物」「自分達が売りたい物」を優先し「消費者が望む物」を作ろうとせず消費者を蔑ろにして来た結果だと思います 

とかく日本企業の作る物は「いらない機能」が多すぎる 

安価な物ばかり作れとは言いませんが、そこそこの物をそこそこの値段で販売していれば中華製や朝鮮製がここまで日本に蔓延る事はなかったでしょう 

 

 

・この記事って、本当に正しいのでしょうか? 

堺の赤字が町田回帰の結果と言うような印象を与えるが、堺コンビナートなんて言って、銀行に持ち上げられて踊らされて身の丈に合わない工場を作ったのは町田さんではなく、片山でしょう。亀山工場をリニューアルしながら経営していれば、今の様な状況にはなっていないと思っている人は少なくないと思います。経営に「たら、れば」は無いと思うが、町田さんが犯した失敗は後継者の選定ミスなんだと個人的には思えてならない。 

 

 

・モノづくりの大変さを知らん、どこの馬の骨か分からんような、頭でっかちの評論屋に“失敗”の一言で批判されたかないね。 

 

評論屋は容易い商売やわな。 

 

製品を上市するのにはどんだけの苦労があるか。。。 

様々な法規制、各国の法規制をクリアしてフィージビリティーを確保する。 

マーケティングと需要予測、 

何千という部品図面を作り調達先に頭を下げて作って頂く。品質を確保するため調達先の指導と品質作り込み。コンカレント活動。 

工場の設備投資と設備予防保全。 

物流全般。 

アフターサービスとサービス部品の供給。 

サービスマンの育成。 

商品のプロモーションとインセンティブ策の実行。 

 

確かに大赤字を出して失敗かもしれない。 

しかし、事業を形づくり、様々な批判にあい改善していったノウハウは組織にある。 

 

日本のモノづくりは捨てたもんじゃない。 

陽はまた昇る。 

 

 

 

・間違えたも何も、社員が長年に渡って日夜研究して築いてきた液晶の技術を経営者がゴルフをして仲よくなって供与しちゃったでしょ。それで半導体部門を事業整理してパネル生産一本化といってもね。 

どだいTVには優れた画像エンジンが重要。半導体を切っちゃったからエンジンも作れず、後期にはソニーから買ってたんじゃなかった? 

 

 

・家電とかIC工場とか政府が全力で守るべきだったと思うがなぁ…価格競争じゃ勝てないかもしれないが、新しい技術を駆使して、いい物を作り続けて欲しかった…。結果他国に技術だけ盗まれて、国上げての日本潰し。日本企業は衰退して、外資系に工場まで取られ、すべて持って行かれた感じがする。車もそのうちそうなったら、車関係の人達は大打撃食らう。後は日本の土地も政府が、買い取ればいいのに、他国に取られていってる…こんなんで景気いいとか言ってた安倍政権。国葬までして…あと50年も持たないんじゃねぇのか… 

 

 

・それは見たら分かる。どういう誘引や圧力があったから、そのような決断をしてしまったのか、または決断できずにここまで来てしまったのか、の要因を期待したい。 

 

 

・確かサムソンの会長が後日、シャープが液晶を国内工場で作ると発表した時に「これはサムソンが勝ったかも知れない」と密かに予測したと述べていた。 

そのサムソンも中国勢に負けてしばらく前に液晶から撤退、23年期は最大の赤字計上に。 

これが経済の世界だ... 

 

 

・どこで間違えたか?といってもこれは経営判断だからね 

結果見てああでもないこうでもない言っても無意味 

ソニーがゲームや映画に全集中して儲かる柱にしたときだって 

無謀だーっていう論調が多かったが、これだって一歩間違えれば 

シャープと同じことになった。 

かつてテレビといえば家電業界ではソニーのトリニトロンとかで 

花形だったし、他社には真似できない稼ぎ頭だったけど 

液晶になってすっかりルールが変わってしまったね 

今じゃ日本の家電メーカなんてかつての車か家電か?みたいな 

グローバルに活躍する企業からは凋落したねえ 

 

 

・シャープだけの話ではないでしょ? 

 

正直な話 

ガラケーからスマホに移行される時に対応できなかった時点で日本の家電メーカーは負けてるんですよ 

当時の日本のガラケーは、機能的にはiPhoneに負けてませんでしたよ 

 

日本と言う『ブランド』を過信して 

日本の電気製品は世界一で売れる 

と言う気持ちがメーカーにも日本人ユーザーにもあったと思いますよ 

 

iPhoneが売れたのなら、本当はガラケー時代に海外でガラケーはヒットするレベルだったのに 

『売ることが出来なかった』明らかにセールス力の不足ですよ 

 

調べてないですけど 

日本メーカーで世界一の製品って炊飯器位しか思い付かない 

 

 

・液晶技術者の給与より会社の利益を優先したから韓国や中国にリクルートされて製造技術が流出したのが始まりだろう。技術が一旦流出すれば止まらないんだからパテント料を取って製造委託に切り替えるべきだったが其処の切り替えが出来なかったのが最後の躓きだろう。技術は陳腐化するんだから高く売れる時に売るものだよ。 

 

 

・外作の装置メーカーもあえて町工場レベルの規模のところにいくつも分散させてプロセスを統合するのが常道。 

そこそこデカいとこにまとめてやらせると囲い込み出来ないからすぐ他に売り込んでしまう。 

液晶はあっという間に技術が海外に拡散した悪例。 

 

 

・シャープは「目の付け所がシャープでしょ」というキャッチのころが一番おもしろかった。様々なアイデアを商品化していた。 

そういう目を摘んでしまったのが液晶ビジネスの赤字だ。 

白物を「たいしたことない」と切り捨てている分析は雑だし、世の中を知らなすぎる。 

 

 

・平成の時代まだ日本の家電メーカーの健在の時は株価は1500円以上で買うことはできません松下は買えましたがこの株買えません、どこで間違いたのか、海外に生産拠点を移したブーメラン効果から日本の家電は失速しました。時代の流れです。 

 

 

 

 
 

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