( 171898 )  2024/05/19 01:07:08  
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政治団体「つばさの党」の幹部らが他陣営の選挙活動を妨害したとして逮捕され、警視庁は慎重に捜査を行い異例の立件に踏み切った。

事件ではSNS時代における選挙活動のあり方が問われている。

(要約)

( 171900 )  2024/05/19 01:07:08  
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告示日の現場で起きた妨害行為 

 

 政治団体「つばさの党」幹部らが他陣営の選挙活動を妨害したとして逮捕された。選挙の自由との兼ね合いから警視庁は慎重に捜査し、「限度を超えた」として異例の立件に踏み切った。事件の背景には過激動画の投稿で注目を集める手法が指摘される。SNS時代の選挙活動はどうなるのか。 

 

【動画】他候補の街頭演説中に大音量で話す「つばさの党」メンバー 

 

 他候補への妨害行為を繰り返した衆院東京15区補選で、立候補した根本良輔容疑者(29)は最下位の約1100票で落選した。 

 

 だが、選挙後も黒川敦彦(45)、根本両容疑者らは各地で「抗議街宣」を重ねた。対立候補の乙武洋匡氏を支援した小池百合子都知事の自宅や、つばさの党に批判的な著名人の自宅周辺、警視庁本部庁舎前などだ。 

 

 党事務所などが家宅捜索を受けた5月13日には、捜索後にユーチューブ上で「これから都知事宅に行く」と宣言。実際に小池知事宅前に行き、騒ぎを起こした。 

 

 容疑者らは「街宣」や騒ぎの様子をスマートフォンで撮影し、ユーチューブでライブ配信した。連日の投稿は毎回数万回の再生数を稼ぎ、SNSで拡散された。15万回以上再生されたものもある。 

 

 活動の狙いについて、捜査幹部の一人は「選挙をコンテンツ化し、過激な動画で再生回数を稼いで注目を集めるのが目的だろう」と指摘する。 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

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