( 172548 )  2024/05/21 01:57:50  
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米投資ファンドのカーライル・グループが日本KFCホールディングス株を公開買い付け(T.O.B)で取得すると発表。

買い付け価格は1株6500円で総額約950億円。

買い付け期間は21日から7月9日まで。

買い付け株数は最低707万3300株から最大1454万7681株。

日本KFCは厳しい事業環境に直面し、カーライルが経営資源と経営人材を活かし企業価値向上を目指す。

三菱商はカーライルを最適なパートナーと評価。

業績への影響は後日発表予定。

(要約)

( 172550 )  2024/05/21 01:57:50  
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(ブルームバーグ): 米投資ファンドのカーライル・グループが、非上場化を目的に、日本KFCホールディングス株を公開買い付け(TOB)で取得すると20日発表した。買い付け価格は1株6500円で予定総額は約950億円。 

 

買い付け予定株数の下限は707万3300株、予定数は1454万7681株。買い付け期間は21日から7月9日まで。株価のプレミアムは同日の終値5400円に対して約20%。TOB後に、自己株式取得で三菱商事の保有分を取得する。 

 

少子高齢化や原材料価格の高騰、消費者のライフスタイルの変化など、厳しい事業環境にさらされているとしており、カーライルが持つ経営資源や経営人材をいかして、日本KFCの企業価値向上を目指す。 

 

三菱商は、戦略的事業ポートフォリオの入れ替えを推進しており、カーライル・ファンドが日本KFCの最適なパートナーと判断したとコメントを発表した。業績への影響はしかるべきタイミングで公表する予定としている。 

 

日本KFCのウェブサイトによると、同社は70年に三菱商と米ケンタッキー・フライド・チキン・コーポレーションの折半出資で設立。三菱商は2015年以降に一部保有株を手放し、ブルームバーグのデータによると、三菱商は昨年9月末時点で日本KFC株35.12%を保有する筆頭株主となっている。 

 

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(c)2024 Bloomberg L.P. 

 

Natsuko Katsuki 

 

 

 
 

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