( 173543 )  2024/05/24 14:38:53  
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政府は、経済財政諮問会議でウェルビーイング社会の実現に向けた方策を議論した。

民間議員は高齢者の定義を5歳延ばし、全世代のリスキリング推進を提言。

また、若者の待遇改善や女性・高齢者の労働参加促進を通じて、実質1%の経済成長を確保する必要性を強調し、「新たな令和モデル」の政策まとめを求めた。

岸田首相は、ウェルビーイングの高い社会を実現し、誰もが活躍できる環境を作るために、リスキリング強化の方策を6月に基本指針に盛り込む考えを示した。

(要約)

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経済財政諮問会議で発言する岸田文雄首相=23日午後、首相官邸 

 

 政府は23日、経済財政諮問会議(議長・岸田文雄首相)を開き、ウェルビーイング(身も心も満たされた状態)社会の実現に向けた方策を議論した。 

 

【ひと目でわかる】65歳以上の人口と割合 

 

 民間議員は健康寿命が長くなっていることを踏まえ、高齢者の定義について「5歳延ばすことを検討すべきだ」と指摘。その上で、全世代のリスキリング(学び直し)推進を提言した。 

 

 政府は高齢化率などを計算する際、65歳以上を高齢者としている。 

 

 民間議員はまた、若者の待遇改善や女性・高齢者の労働参加促進を通じ、社会保障の持続に必要とされる実質1%の経済成長を確保すべきと強調。必要な政策を「新たな令和モデル」としてまとめるよう求めた。 

 

 岸田首相は会議で、「誰もが活躍できるウェルビーイングの高い社会を実現しないといけない」と強調。性別や年代を問わず希望する人が働き続けられるよう、リスキリング強化の方策を6月ごろに策定する経済財政運営の基本指針「骨太の方針」に盛り込む考えを示した。  

 

 

 
 

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