( 175568 )  2024/05/30 01:26:53  
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「山手線」には多くの鉄道会社が参加しているが、2024年5月29日に8社(京成電鉄、京浜急行電鉄、新京成電鉄、西武鉄道、東京モノレール、東武鉄道、JR東日本、北総鉄道)が磁気乗車券をQRコードを使用した乗車券に置き換えると発表した。

これは2026年度末までに順次実施される予定で、磁気乗車券は現在ICカードの利用率が高まっており、QRコードに置き換えることでメンテナンス性の向上や環境負荷の低減が期待されている。

(要約)

( 175570 )  2024/05/30 01:26:53  
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山手線(画像:写真AC)。 

 

 京成電鉄・京浜急行電鉄・新京成電鉄・西武鉄道・東京モノレール・東武鉄道・JR東日本・北総鉄道の8社は2024年5月29日(水)、磁気乗車券をQRコードを使用した乗車券に置き換えると発表しました。2026年度末以降、順次実施していくとしています。 

 

【画像】今後はこうなる!これが「将来の改札機」利用イメージです 

 

 磁気乗車券とは、磁気を使って有効区間や有効日などの情報を書き込めるよう、裏面に「磁性体」が塗られたきっぷのことです。自動改札機の挿入口に通して使うことでお馴染みのきっぷですが、現在は、スイカやパスモといったICカードの利用率が90~95%となっており、磁気乗車券が占める割合は5~10%程度にとどまります。 

  

 磁気乗車券は用紙に金属を含むため、リサイクルで磁器層の分離・廃棄が必要で、環境負荷がかかる課題があるといいます。また、機器の不具合による「券詰まり」も発生しており、非接触による処理が可能なQR乗車券へ置き換えることで、メンテナンス性の向上や故障率、環境負荷の低減を図るとしています。 

 

 今後、鉄道8社は自動券売機から発券される普通乗車券(近距離券)をQR乗車券に置き換える予定。駅構内に入場する際は、磁気乗車券を改札機に投入する方式から、QR乗車券のコードを改札機のQRリーダーにタッチする方式に変更となります。 

 

 利用者の動向は、8社共用の管理サーバーで管理されます。8社が同一のシステムを使用することで、会社間にまたがるQR乗車券の発券も可能になるとしています。  

  

 

乗りものニュース編集部 

 

 

 
 

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