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【毎日書評】同じ1ドル=150円なのに、円安だ円高だと変わるわけは?池上彰さんがまるっと解説

ライフハッカー・ジャパン 6/1(土) 21:41 配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/8a7cd12b9c5f281eb5d91fb2458cf0edf28cab11

 

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日本経済は最近デフレから脱却し、インフレの兆しが見られる。

なぜ日本経済は変動するのか、円安や円高、インフレやデフレなどの基本を知る必要がある。

経済の仕組みを解説する池上彰氏の書籍によると、円高とは円の価値が高いことであり、これは日本経済の成長を示す。

円安は輸出にメリットをもたらすが、急激な円安は物価高につながり、輸出産業には打撃を与える。

経済が良い状態とはお金の流れがよいことであり、景気がいい場合はお金がうまく回る。

経済の基本を知り、困難な問題も理解できるようになる。

(要約)

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【毎日書評】同じ1ドル=150円なのに、円安だ円高だと変わるわけは?池上彰さんがまるっと解説 

 

このところ円安が進んだかと思うと、急に少し円高になったりと、大きな変化が起きています。株価も上がりました。日経平均株価が大きく上昇し、「バブル崩壊以来の高値」と言われるようになっています。 

 

これまで日本経済はデフレが続き、「失われた30年」などとも言われましたが、どうやらやっとデフレから脱却し、今度はインフレの世の中になりつつあるようです。 

 

でも、どうして日本経済は、このように変動するのでしょうか。(「はじめに──日本経済が大きく飛躍する兆しを読み解く」より) 

 

『20歳の自分に教えたい経済のきほん』(池上彰 著、SB新書)の著者である池上彰さんも、自身が担当されているテレビ朝日系列の番組「池上彰のニュースそうだったのか!!」では折に触れてこの問題を取り上げてきたそうです。 

 

経済にはどこか「難しい」というイメージがありますし、それは事実かもしれません。とはいえ順を追って解きほぐしていけば、案外わかりやすくもなるもの。そこで番組でも、「どうすればわかりやすくなるか」に重点を置いているわけです。「お金のきほん」や「現代史のきほん」「地政学のきほん」などに続くシリーズの最新作である本書も、その流れのなかで誕生したということです。 

 

そして今回は「経済」です。経済の仕組みを基本から解説しています。(中略)日本経済の低迷、世界的な物価高、アメリカの銀行破綻、中国の特殊な経済システムなど、世界経済を読み解くには、円高・円安やインフレ・デフレなどの「経済のきほん」を知る必要があるからです。そのため、この本では「円安とはどういうことか?」「デフレとは?」など「経済のきほん」を、場面に応じてくり返し解説しています。(「はじめに──日本経済が大きく飛躍する兆しを読み解く」より) 

 

そうした流れに沿って見ていけば、経済はわかりやすくなると池上さんはいいます。きょうはそのなかから、第5章「なぜ景気は良くならないのか? ──1987年と2023年の『1ドル=150円』はどう違うか?」に焦点を当ててみたいと思います。 

 

 

2022年、23年の経済ニュースといえば、やはり衝撃的な円安ということになるでしょう。22年3月1日には1ドル=115円だったのに、約半年後の10月21日には1ドル=150円台に。23年も年初は1ドル=130円前後で落ち着いていたものの、そののち急速に円安となり、11月に入って1ドル=151円台に乗せたのでした。 

 

このように現在は円安が大きな問題になっているわけですが、昔は円安や円高がニュースになることはありませんでした。それはなぜ? 

 

誰もが知っているように、円相場は毎日変動しています。ところが、今から50年以上前、円相場は変動しないのが常識でした。戦後はずっと1ドル=360円で固定されていて、円安になることも円高になることもなかったからです。これを固定相場制と言います。(148ページより) 

 

固定相場制をやめ、需要と供給に応じて1ドルの価値が変動する変動相場制に移行したのが1973年のこと。ここから1ドル=360円時代は終わり、以後は円高が進んだのです。1978年には初めて、1ドル=200円を突破しています。つまり円安や円高がニュースで取り上げられるようになったのは、変動相場制になってからなのです。 

 

円高とは、円の価値が高いということ。つまり、日本経済がそれだけ成長したことを意味します。円高は1980年代に入ってさらに進行し、1987年、ついに1ドル=150円を突破しました。この頃の日本は好景気に沸いていました。一方で円高の行き過ぎが問題になっています。(149ページより) 

 

長きにわたって日本の経済成長を牽引してきたのは、製造業を中心とした輸出産業です。しかし円高は、輸出産業にダメージを与えることになりました。たとえば1ドル=200円のとき、200万円の自動車を輸入して1万ドルで販売したとしましょう。 

 

でも円高で1ドル=100円になると、200万円の車のドル建て価格は2万ドルに上がります。価格が上がれば車は売れなくなり、その会社の業績は悪化します。ここからもわかるように、円高が行き過ぎると、自動車を筆頭とする輸出産業全体が大きな打撃を受けてしまうのです。(148ページより) 

 

 

2022、23年は円安で輸入品の価格が高騰し、私たちの暮らしに深刻な影響を与えました。海外旅行の費用も跳ね上がり、国内旅行に切り替えるという流れも出てきました。 

 

しかし円相場は、1987年当時も現在も1ドル=150円です(23年11月17日現在)。同じ1ドル=150円なのに、なぜいまは円安で、昔は円高だったのでしょうか? 

 

これは、円安・円高は単に以前と比較した言い方だからです。今は1ドル=115円だったのが150円になってしまったから円安と言い、1987年の1ドル=150円は200円だったときと比べたので円高と言ったのです。いくらだから円安、いくらだから円高という決まった基準はありません。1ドル=150円が時によって円安になったり円高になったりするということです。(150~151ページより) 

 

円安は輸出の面でメリットが大きいため、一般的に日本にとってはいいこととされています。しかし22、23年の円安は、あまりいいことではありませんでした。急激に円安が進んだため、輸入品の価格が急騰して私たちの暮らしに大きな影響が出る物価高につながったからです。そのため、「悪い円安」といわれているのです。 

 

一方、輸出産業は海外から部品を輸入して国内で組み立てるケースが多数。したがって輸入する部品の値上がりの影響を受け、輸出が伸びてもあまり利益が出ないという状況に陥っているわけです。(150ページより) 

 

ところで、「景気がいい」とはどういうことでしょうか? 端的にいえば好景気とは、お金の流れが良くなること。あるいはお金の回りがよくなることです。 

 

お金がぐるぐる回っているのが、景気が良い状態、逆に、どこかで滞ったり、回りが遅かったりするのが、景気が悪い状態。景気の良い悪いでこういう違いがあるのです。(156ページより) 

 

ちなみに「お金は天下の回りもの」ということばがありますが、ここでいう天下は天下人(天下を取った人)や偉い人のことではなく、世の中のこと。金銭は世の中を常にめぐっており、一箇所にとどまることはないといっているのです。いいかえれば、お金が一箇所にとどまっていたり、お金が回らなかったりしたら、それは問題だということ。(154ページより) 

 

冒頭の指摘にもあるようにわかりにくくはあるものの、「経済のきほん」はなかなか人に聞きづらくもあるでしょう。だからこそ本書を活用し、知っておくべきことをきちんと理解してみてはいかがでしょうか? 

 

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Source: SB新書 

 

印南敦史 

 

 

( 176649 )  2024/06/02 01:48:19  
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・過去と現在の為替レートや物価の違い、お金の流れに関するコメントが多く、物価と経済の関係性に焦点が当てられている。

特に物価が景気に与える影響や、デフレからインフレへの移行が日本経済に与える影響についての指摘が多い。

 

 

・金本位制や管理通貨制度、経済政策や国債発行についても一部触れられており、経済の仕組みや政策についての理解についての議論も含まれている。

 

 

・一部のコメントでは、作者やメディアの誤解や誤った解釈を批判する声もあり、経済に対する正確な理解や情報の重要性が示唆されている。

 

 

(まとめ)

( 176651 )  2024/06/02 01:48:19  
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・昔も今も1ドル150円の価値はそれ以上でもそれ以下でもなく当たり前に円安だ円高だと変わるわけではない 

じゃあ昔と今で何が違うのかというとそれは物価だ 

今日本はやっとインフレになっているが長い間デフレであった 

日本がデフレだった時アメリカはインフレであったため物価にものすごい差ができてしまい日本は物価が安くなりアメリカや他国は高くなってしまった 

つまり日本が衰退した原因は為替ではなく物価だ 

 

 

・国に金が沢山あるか、ないかではなく、金が回るのが好景気、回らないのが不景気 

↑学生時代にこれを知って驚愕したのを覚えている。 

なぜなら、当時も「国の借金=国債」の問題は声高に言われていて、テレビの識者も不景気を国債のせいにしていた。 

自分で調べると、国債が不景気につながるのはGDP比で異常な額を発行している国(ギリシャやイタリア)の話で、国債発行はむしろ金を回すために必要なこと、日本は国力に比して国債発行が少ないことが不景気の一因になってることが分かった。 

なんのことはない。政権与党に批判的なパヨクメディアが御用学者にミスリード発言させているだけのことだった。 

 

それでも「日本は国債が少ない」「国債発行は好景気を作るために重要」と言っても、株やFXをやる経済に明るい人を除き、まず拒否反応を示す。 

メディアの呪いは、間違いなく日本の不景気を長引かせてきたといえる。 

 

 

・>「「景気がいい」とはどういうことでしょうか? 端的にいえば好景気とは、お金の流れが良くなること。あるいはお金の回りがよくなることです。」 

 

「お金の流れが良くなる」とは、 

どういうことかを言わないと、不十分。 

勘違いする人も出てくるでしょう。 

 

簡単に言えば・・・ 

国民の購買力が高くなれば、 

物やサービスの提供も活発になり、 

経済が活発化して、 

お金の流れも活発化します。 

(「言うは易く行うは難し」) 

ただし、 

借金での購買力の向上だけでは、 

後で自己破産になりかねません。 

借金する時は、くれぐれも返済に無理のないようご注意。 

世の中、一寸先に何があるかわかりません。 

 

 

・>お金がぐるぐる回っているのが、景気が良い状態、逆に、どこかで滞ったり、回りが遅かったりするのが、景気が悪い状態。景気の良い悪いでこういう違いがあるのです。 

 

バブル時代は消費が活発でしたしね。 

物価は上がるけど、賃金も上がり、定年後は退職金+年金で安泰と言われていましたから、貯蓄より消費の世の中だった。 

 

しかし、消費税導入、少子化問題、バブル崩壊と1990年代から将来不安が台頭し、消費より貯蓄する人種に変わってしまった。 

デフレの始まりです。 

しかもデフレになっても、税金や社会保障費が上昇し、賃金が上がっても、支出の伸びの方が大きく可処分所得が減るばかり。 

今のインフレは輸入物価高騰による一時的なもの。 

 

労働者が老後も安心して生活出来るような、政策を出さないと個人消費は上がりません。 

つまり、景気が悪い状態が続きます。 

 

 

・変動相場制への移行に関連して、金本位制の廃止には触れないんですね。管理通貨制度について著者が理解されているかはかなり微妙だと思いますが。 

 

 

・物価上昇に所得が付いていけない状態です。 

家電などは、十年前に比べ約2倍になっております。 

これからは買い控えが起こると思います。 

 

 

・今の物価高は外的要因で金の流動性はデフレ時と大して変わっていない。だから金利を上げれないんだよ。 

 

 

・1990年ころは 

 

ふつうに 1ドル=150円 

 

でした 

 

いまみたいに 

大騒ぎしていなかったし 

多くが海外旅行に行っていました 

 

いま,なんで 

騒いでいるんでしょうね 

 

不思議です 

 

 

・>1987年と2023年の『1ドル=150円』はどう違うか? 

円の購買力。2010年基準の実質実効為替レートは、1987年の120(円高)から2023年の70(円安)に低下した。 

 

 

・昔は原油が10ドルでドル円は360円 

今は原油が80ドルでドル円は160円 

少し賢い小学生なら分かる 

 

 

 

・>端的にいえば好景気とは、お金の流れが良くなること。あるいはお金の回りがよくなることです 

だから、急激に円安になっても経済は絶好調ということなんですね。急激に為替が変化することが経済がいいということですね・・・ほんとでっか? 

 

 

・経済学者でさえも予測できないのに 

池上さんはスーパーマンだね 

 

 

・アキラの解説適当だからな… 

 

 

・池上さんの頭も昔のまま止まってるやん。 

 

 

 

 
 

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