( 177013 )  2024/06/03 15:01:30  
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蓮舫氏が東京都知事選に出馬を表明し、立憲民主党内で情勢が変化している。

手塚氏が舞台を回しており、立憲と共産党の共闘で勝利する可能性が高いと見られている。

蓮舫氏が勝利すれば、立憲民主党内のパワーバランスも変わり、政権交代に向けた勢いがつく可能性がある。

(要約)

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photo by gettyimages 

 

 立憲民主党の参議院議員・蓮舫氏が、7月の東京都知事選への出馬を表明。情勢が一変した。 

 

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 舞台回しを担ったのは衆議院議員で党都連幹事長の手塚仁雄氏。蓮舫氏とは同じ東京都目黒区出身の幼なじみだ。立憲の衆議院議員が言う。 

 

 「手塚さんは都連会長の長妻昭(元厚労相)さんにかわり、都連の公認権を一手に握っています。 

 

 手塚さんは自身が'12年の衆院選で落選した反省から、近年は共産党との共闘確立に全力を注いできました。その成果が今、4月の衆院3補選、さらに5月26日の都議補選の勝利で次々に出ている。 

 

 前回の都知事選でも立憲と共産は共闘しましたが、及ばなかった。でも今回は野党に追い風が吹いていますから、『共産党の協力と蓮舫の知名度があれば、本当に勝てる』と判断したのです」 

 

 事実、立憲が内々に実施した事前調査では「十分に勝利を狙える」との結果が出たという。 

 

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 加えて、蓮舫氏のキャリアプラン上も、今回は絶好のタイミングだった。 

 

 「蓮舫さんは、ずっと衆院への鞍替えを考えていました。もちろん都知事選で勝てば儲けものだし、負けても次の衆院選に自然な形で出ることができる。鞍替えする場合の選挙区調整をするのも手塚さんだから、話はついているはず」(立憲関係者) 

 

 そして、蓮舫氏が善戦するか勝利を収めれば、立憲民主党内部のパワーバランスも大きく変化する。蓮舫氏と手塚氏はともに、非主流派の「野田佳彦グループ」幹部だ。 

 

 「仮に東京を蓮舫さんが握れば、政権交代に向けて大きく勢いがつく。そうなると、秋の代表選では『今すぐ総理を担える人を代表に据えよう』という話になるでしょう。 

 

 すでに党内では、泉(健太代表)さんには総理は務まらないという声が大勢。蓮舫さんと手塚さんが『野田さんをもう一度総理に』と口火を切る可能性は高いでしょう」(冒頭の立憲衆議院議員) 

 

 勢いに乗じて、一気に野党改革が進むのか。 

 

 「週刊現代」2024年6月8・15日合併号より 

 

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 【つづきを読む】『小池百合子は「もう限界」で蓮舫は人気ガタ落ち…都知事選「女性対決」がグダグダになりそうな理由』 

 

週刊現代(講談社) 

 

 

 
 

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