( 177753 )  2024/06/05 15:30:41  
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医師がスポーツカーで制限速度を大幅に超えて交差点に進入し、衝突事故を起こして小学生女児が死亡した事件で、広島県福山市の医師に禁錮3年、執行猶予5年の有罪判決が言い渡された。

医師は約120キロの速度で運転し、女児を死亡させた。

裁判官は医師の過失を厳しく非難し、実刑も検討されたが、被告側の事情も考慮して執行猶予が認められた。

(要約)

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広島県福山市 

 

 スポーツカーのフェラーリで制限時速を超えて交差点に進入し、右折中の軽乗用車に衝突して小学生女児(当時9歳)を死亡させたとして、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)に問われた広島県福山市の医師(37)に対し、地裁福山支部(松本英男裁判官)は4日、禁錮3年、執行猶予5年(求刑・禁錮3年)の有罪判決を言い渡した。 

 

 判決などによると、被告は2022年6月18日夜、福山市霞町の交差点で、フェラーリを制限時速を約70キロ超える約120キロで運転。対向で右折しようとした軽乗用車と衝突し、軽乗用車に乗っていた女児を死亡させ、運転していた女児の祖父らにけがを負わせた。 

 

 判決で松本裁判官は「最高速度の2倍以上で車を走行させた過失は大きく、被害者家族の悲しみも深い。実刑も視野に入る事案」と非難。一方、軽乗用車側も直進の車を十分に確認していなかったことなどから、刑の執行を猶予するとした。 

 

 

 
 

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