( 178082 )  2024/06/06 18:26:08  
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金利上昇で日銀「債務超過」でも…問題ナシと言える?間違えてはいけない問題の本質

ビジネス+IT 6/6(木) 7:00 配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/2c82049dce56a44cd3b1db5112db3c4ebd3dca8e

 

( 178083 )  2024/06/06 18:26:08  
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日本の長期金利が1%を超え、国債価格が下落する中、日銀の財務体質悪化を懸念する声が上がっている。

しかし、金利上昇による評価損自体が大きな問題とは言えず、日銀の信用度が高いことから財務に大きな影響はない可能性がある。

市場では円安が進み、長期金利が上昇しているが、日銀はゼロ金利解除や金利上昇を一定程度容認し、市場が日銀の決定に影響を与える可能性も指摘されている。

日本政府の信用を背景にした日銀の信用度が特筆され、日銀の実質的な債務超過が直ちに深刻な問題を引き起こすとは考えられていない。

そのような状況の中、市場には日銀が早めに市場に正常化の道筋を示す必要があるとの見方も存在している。

(要約)

( 178085 )  2024/06/06 18:26:08  
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長期金利の上昇により日銀の財務体質悪化を懸念する声が上がっているが、それは問題の本質ではない(Photo:Muhammad Alimaki/Shutterstock.com) 

 

 日本の長期金利がとうとう1%を超えた。市場の一部からは国債価格の下落によって日銀の財務体質の悪化を懸念する声が上がっている。たしかに金利が上昇すると日銀の財務は悪化するが、評価損の増大そのものは大きな問題ではなくなっている。 

 

【詳細な図や写真】債券市場では国債を売る動きが活発となっており、長期金利がジワジワと上昇しており、1%を超えている(Photo/Shutterstock.com) 

 

 このところ債券市場では国債を売る動きが活発になっており、長期金利が上昇している(国債の価格が下がると金利は上昇し、国債の価格が上がると金利は下がるという関係が成立する)。金利が上昇しているのは、日銀が国債の金利を低く抑えるイールドカーブ・コントロール(YCC)と呼ばれる政策を今年3月に撤廃し、長期金利について市場に任せる方針を明確にしたからである。 

 

 本来、中央銀行というのは長期金利についてはコントロールの対象とせず、あくまで金融機関とのやり取りに関連する短期金利をコントロールすることをその責務としてきた。だが異次元の緩和策を実施するにあたっては、長期金利の制御が必須となり、国債の買い入れ額を調整することで意図的に長期金利を低く抑えるYCCと呼ばれる政策を導入し、それに伴って長期金利は長くゼロ近傍に張り付いていたままとなっていた。 

 

 日本経済は物価上昇が進んでおり、金利の動向を市場に任せれば、長期金利が上昇することはほぼ確実と言える。しかしながら、現時点の物価上昇率であれば、金利が短期間で急騰する可能性は低く、日銀としても、すぐに長期金利は上がらないという算段だったに違いない。 

 

 だが、こうした状況を想定外の円安が変えつつある。 

 

 外国為替市場では急ピッチで円安が進んでいる。政府が2度の為替介入を実施したこともあり、1ドル=160円手前で何とか押しとどめられているものの、今後も円安は進みやすい状況が続く。 

 

 円安が進むと輸入物価の上昇を通じて国内のインフレが激しくなるので、国内市場にとっては物価上昇圧力となる。長期金利は最終的には物価見通しと連動して動くことから、円安と物価上昇が進むという見立てが強くなれば、長期金利の上昇幅も大きくならざるを得ない。 

 

 こうした状況から債券市場では国債を売る動きが活発となっており、長期金利がジワジワと上昇。とうとう1%を超えた。もともと日銀は秋の金融政策決定会合でゼロ金利を解除し、長期金利のさらなる上昇について一定程度容認し、金融正常化への道筋をつけるとともに、円安に対する防波堤にするつもりであった。 

 

 

 だが、日銀の意図とは裏腹に、ゼロ金利解除前に長期金利は上昇を始めてしまった。これは何を意味しているのかというと、日銀の行動が市場を変えるのではなく、市場が先に動き、日銀の決断を逆に市場が促すという、いわゆる催促相場になっている可能性が高い。 

 

 日銀は秋にゼロ金利を解除する予定だったが、一部ではそれを前倒しするとの見方も出てきている。こうした状況になると、仮に利上げの前倒しが行われなかった場合、市場の失望を誘い、さらに国債の金利が上がって、より大規模な利上げが求められるという、日銀にとって好ましくないスパイラルに陥る可能性も出てきている。 

 

 市場の一部からは、金利の上昇に伴って日銀が保有する国債の価格が下がり、日銀の財務体質を悪化させているとの指摘が出ている。 

 

 国債の価格が下がれば、600兆円の国債を保有している日銀にとって理論上、巨額の含み損が発生する。日銀は現時点における国債の評価損は9兆4,337億円であるとしている。2024年3月期における日銀の純資産は約5.8兆円、債券の損失引当金は約7.0兆円なので、今のところ、損失額はこれらを足し合わせた自己資本を下回っている。だが、さらに金利が上がって債券価格が下落した場合には、日銀が実質的債務超過に陥る可能性は否定できない。 

 

 だが筆者は、日銀の債務超過転落がすぐに深刻な問題を引き起こすとは考えていない。それは一部の論者が指摘するように日銀が簿価会計だからというテクニカルな理由ではない。 

 

 時価会計、簿価会計は財務諸表に記載する際の単なるルールの問題であって、時価会計であろうが簿価会計であろうが、市場は常に実勢価格で資産を評価する。したがって、簿価会計であることそのものがリスク回避の理由にはならない(これは財務会計の基礎知識がある人なら当然の認識である)。 

 

 では、なぜ日銀の財務は現時点では大丈夫なのかというと、政府の信用を背景に持つ日銀の信用度は一般的な民間企業とは比較にならないからである。 

 

 日銀は金利の上昇で巨額の含み損を抱えるが、日銀当座預金や日銀券の担保となっている資産勘定の多くは国債である。つまり国債が、日本円(あるいは日銀)の信用を担保しているという図式であり、政府の信用が失墜しない限り、多少債務超過であったとしても、「日本円に価値なし」として円を手放す人はそれほど多くないだろう。 

 

 だが逆に言えば、日銀の信用が政府によって担保されている以上、政府の国債発行が過剰であり、返済能力に疑問符が付いた時点で、政府、日銀もろとも信用失墜を引き起こす。 

 

 この手の話をすると、日本政府のCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)の価格が低く推移しているので問題ないとの意見が必ずと言って良いほど出てくるのだが、これは完全に論点がズレている。日銀はいくらでも日本円を発行できるので、日銀が国債を引き受けている限り、政府の支払いが止まることはない。したがって、理屈上、日本政府はデフォルトなどするはずがない(デフォルトというのはあくまで支払いや返済が滞ったことを指す)。だが日本円の信用が下がれば、円安が加速するのはほぼ確実である。 

 

 

 問題はデフォルトではなく、日本円の信用が低下し、際限のない円安が進むことである。 

 

 現在、為替市場では想定外とも言える円安が進んでいる。直接的な理由は日米の金利差だが、それだけでここまでの円安になるはずがない(実際、円安が始まった当初は、ほとんどの専門家が、1ドル=120円は超えないと強く主張していた。150円を超える円安を当初から予想していたのは、筆者ら数名しかいなかったはずだ)。 

 

 一般的な予想を超えて円安になっている理由は、日銀による国債の過剰引き受けによって「日本円そのものの価値が棄損している」と多くの投資家が認識し始めたからである。 

 

 私たち国民がもっとも懸念すべきなのは、日本円の価値がどれだけ下がるのかであって、デフォルト云々といった政府の事務手続きについてではない。1ドル=100円から150円に下がっただけで、これだけ生活が苦しくなった現実を考えれば、この影響がいかに深刻なのかは説明するまでもないだろう。 

 

 政府が国債を大量発行し、日銀が過剰にそれを引き受けているという現実は、すでに私たちの生活に相当な悪影響を及ぼしている。この問題の深刻さを考えた場合、日銀の実質的債務超過など大した話ではない。政府・日銀はできるだけ早く、正常化の道筋について市場に示す必要があるだろう。 

 

執筆:経済評論家 加谷 珪一 

 

 

( 178084 )  2024/06/06 18:26:08  
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(まとめ) 

このテキストを通して、日銀の純資産、債券の損失引当金、円安、アベノミクス、国債、日本の経済状況に関する様々な意見や論点が挙げられています。

一部の意見では、日銀の財務状況や国債の問題に懸念を示す声や、経済政策への批判も見られます。

また、円安や経済成長の重要性、政府の財政政策などについても様々な意見がありました。

経済や金融政策に対する様々な見解があることがうかがえます。

( 178086 )  2024/06/06 18:26:08  
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・>2024年3月期における日銀の純資産は約5.8兆円、債券の損失引当金は約7.0兆円なので 

 

この損失引当金は債券取引損失引当金のことだと思うが、これは日銀が国債の既発債をオーバーパー、つまり額面より高く購入しているから、満期時に損失が発生しないように毎期の受取利息を積立てているもので、時価での評価損をカバーしているものではない。 

もし、今の状況で売りオペをする場合はしっかりと損失が発生する。 

前期決算では日銀は2兆円を超える利益を国庫納付しているが、これは円安と株高による利益が3兆円以上発生したおかげであり、今後も継続できるか不明。 

本来中央銀行は保有する国債から受取る高い長期金利と日銀当座預金で支払う低い短期金利の金利差で利益を得るのが正常な形。 

現状はかなり歪な状況で、手詰まり感がある。 

つまり、円預金だけ保有するのはリスクってこと。 

 

 

・円安の原因はデジタル・エネルギーによる貿易赤字と、所得収支黒字が外貨のまま貯め込まれて国内設備開発投資や国内賃上げに繋がらないことでしょう。 

とすると、解は輸出品と輸入の代替品を設備開発投資と雇用増加で増産するのが第一。法人税が貯めこんでも減税なのが問題なので、国内設備開発投資や国内賃上げなど実需に紐づいた金だけ減税で、貯め込む金は増税と資金循環を意識した税制にすることが第二に必要です。政策金利上昇や金融収縮は設備開発投資を阻害するためしてはなりません。 

日本円の信用とやらの問題は外貨借金との相対問題です。自国通貨建て国債は日銀・政府において問題ではありません。経常黒字を出しているため問題ではありません。産業が劣化しているときに金融緩和をしすぎると、輸入が増え、経常赤字となり、外貨借金が増えると金融緩和と外貨借金は完全に無関係ではありません。しかし、解は輸出を増やし輸入を減らすことです。 

 

 

・国民や企業が、国債として政府にお金を貸して、返してくれなくなることはないわけです。貸借関係としては成り立っているでしょう。 

 

問題は「貸した利息が低い」ところで、株式や外国投資のほうが利息が高く、 

「投資として正しくない・市場経済が機能していない」 

そこが問題でしょうね。 

 

もう一つは、ガッサリと 

「長期金利=潜在経済成長率+物価上昇率」 

であって、長期金利1%、物価上昇率2%なら、潜在経済成長率-1%になりますね。 

 

「日銀が成長しないことを認めている」 

そういう話になりますね。 

 

 

・今の日本国内のビジネス界隈に、投資を受け入れるキャパシティ(フロンティア)は無いよね。設備投資ても、余剰設備となるだけで、輸出に貢献できない。 

土地箱物は、消費者が活発でないと、投資の回収が困難に成ってしまうよ。 

 

今の地球環境を考えれば、食料(農業)生産の工業化、風水害を避けて生産するための、屋内型農業ですよ。 

屋内型なら、定年退職した若僧なら、10年~20年位は就労できるし、高齢者雇用にも困らないし、屋内型だから、肉体的負担も屋外よりも少なく出来るでしょう。 

 

甘く見ていると、その内何も買えなくなるよ。食えなくなるよ。農産物の輸出が少しずつ減少しつつあるからね。その時は、自給が頼みですからね。 

 

 

・全く記事の通りだと思う。満期保有目的なら時価評価の対象から外れるから日銀は大丈夫などと上辺だけしか見ることが出来ない論者やその崇拝者が幅を利かせていることが残念で仕方ない。清算価値でみたら債務超過している中央銀行の通貨を自国民以外に誰が保有したいと思うのか?鎖国をしている時代と違って世界の投資家の目にどう映るか考えることも重要だと思う。 

 

 

・インフレが加速しても日銀が実質債務超過を恐れ 

利上げ(引き締め)が不十分なら実質金利マイナスが続き、円安・物価高、スタグフは収まらない。 

経済活動を抑制するだけの利上げ(引き締め)をすれば国内景気は悪化、日銀の債務超過で円への信認は失墜し円安・物価高、借換債の札割れ続発。 

前任者が出口を考えずに異次元緩和を続けた結果、出口がない状態に陥っている、ニッポンは今そういう状態です。 

これが国民の大多数が賛美したアベノミクスの顛末。 

人災です 

 

 

・>時価会計であろうが簿価会計であろうが、市場は常に実勢価格で資産を評価する。したがって、簿価会計であることそのものがリスク回避の理由にはならない(これは財務会計の基礎知識がある人なら当然の認識である)。 

 

この通り。 

 

>政府が国債を大量発行し、日銀が過剰にそれを引き受けているという現実は、すでに私たちの生活に相当な悪影響を及ぼしている。この問題の深刻さを考えた場合、日銀の実質的債務超過など大した話ではない。政府・日銀はできるだけ早く、正常化の道筋について市場に示す必要があるだろう。 

 

日銀の実質的債務超過が大した話ではない?国民生活にさらに悪影響を及ぼす重大な問題だと思うけど? 

 

 

・>私たち国民がもっとも懸念すべきなのは、日本円の価値がどれだけ下がるのかであって、デフォルト云々といった政府の事務手続きについてではない。 

1ドル=100円から150円に下がっただけで、これだけ生活が苦しくなった現実を考えれば、この影響がいかに深刻なのかは説明するまでもないだろう。 

 

長期金利がとうとう1%を超えた! 

という書き出し 

とうとう 

 

ゼロ金利で当たり前 

何年も 

そして民衆は金利が上がるはずはない 

だって住宅ローンで困る事はしないから 

そんな楽観でみている 

変動金利は変動しない 

銀行も低金利は未来永劫といっている 

 

住宅ローンでしか金利を見ない民衆 

 

>日銀の実質的債務超過など大した話ではない。政府・日銀はできるだけ早く、正常化の道筋について市場に示す必要があるだろう。 

 

政府・日銀はできるだけ早く、正常化の道筋について市場に示す必要がある 

でも、ゆでガエルはいつだって・・・ 

 

 

・この記事は概ねその通りだと思う。 

金利上昇は日銀財務を蝕み、財政を揺るがし民間企業を淘汰し 

金融システムを揺るがす。 

日銀財務は含み損、債務超過になればかなり大きな材料になってくると思う。 

 

実質的に今の財政は日銀の買取によって成り立っている。 

日銀が買い取らなければ、あるいは買い取り額を大幅に減らせば財政は行き詰るでしょう。 

 

含み損や債務超過はこうした事実にフォーカスを当てる。 

日本政府が健全な状態であるなら問題ないでしょう。 

日銀の財務が悪化しても政府が資本注入すればいいのだから。 

ところが政府は日銀の買取によって財政を保っているため 

日銀財務が悪化すると政府注入の資金は国債発行により賄い、その国債を 

日銀が購入するというわけのわからない話になります。 

 

こうした事態になった時に円が相変わらず今のレベルで保てるとはとても 

思えない。 

急激に円安が進行していくことになるのでは? 

 

 

・アベノミクスが円安の原因なのは分かりきっているが、アベノミクス当初から円安の結末は懸念されていた。しかし、いつまで経っても円安にならなかった。それが最近になって、遂に円安になった。 

 

ある現象の原因が人心である場合、徐々に変化するのではなくある限界を超えた瞬間に一気に変化することがある。 

日銀の債務超過に関しても現状は問題なく見えて、日本政府と日銀を信用できないと人心が変わった瞬間に一気に破滅トリガーとなるかもしれない。 

 

 

 

・>国債の価格が下がると金利は上昇し、国債の価格が上がると金利は下がるという関係が成立する 

 

金利が上昇すると国債売りが増えて国債の価格が下がり、金利が低下すると国債買いが増えて国債の価格が上がると思っていたのですが、逆なのでしょうか? 

 

また、国債売りが増えると国債の価格が下がるため、予定金利(償還時の利息)が低くても実質利回りが上がってバランスする(バランスするところまで価格が下がる)と思っていたですが・・・ 

 

国債の価格が下がると金利は上昇する理由を教えて下さい。 

 

 

・>問題はデフォルトではなく、日本円の信用が低下し、際限のない円安が進むことである。 

 

物価は需給バランスで決まる。コロナでのマスクがいい例だ。為替も同じである。金利が高ければそちらを持つ方が儲かるからそちらが買われ、高くなる。 

 

つまり、値段というのは消費なり投資、投機行動の結果であって、原因ではない。筆者が問題視している「際限のない円安」が起きたとしても、これは一つの結果であり、現象に過ぎない。結果やそれによる不安を指摘するだけでは問題解決にはならない。 

 

金利差で為替が決まるなら、単に他国に負けない金利をつければいいだけだが、今はそれができない。その原因は明らかで、政府の緊縮財政によって内需が低下しているために、国民が高金利に耐えられないためである。 

 

よって、円安の解決方法は内需の喚起である。国民の可処分所得を安定して増やすことだ。しかし、政策は真逆である。それが問題の本質だ。 

 

 

・公的資本の日銀は、赤字になり債務超過になっても問題なしむしろ歓迎。公的資本が民間資本に資金が移行した事であり遊戯のシーソー其の物で民間・家計潤いは、日銀の赤になりそして日銀の黒は、民間の赤になり民衆が潤うことを第一の使命と考える事が公的責任者として大切な思想そのものです。 

 

 

・最後まで読んだが、何が問題の本質かよくわからなかった。円安などではない。本当の問題は日本が30年にもわたってデフレに陥り、脱却の見通しすら立たないということなのではないのか?つまらない理屈をこねるよりも、どうやったら日本が豊かになるかを語るべきであろう。 

 

 

・ああ、私の思っている事をうまく言ってくれている。 

 

だから財政ファイナンスはダメなんだ。そもそも国債が商業的にちゃんとした魅力があるならば、日銀が買わずとも市場が買ってくれる。 

 

「日銀に買わせなければ消化出来ない」という事自体が「国債は商品として魅力がない」という証明であり異常なんだ。 

 

一時的にそういう状況になる事はあり得ても、その状況が長すぎる。どこかで正常化しないと致命的な副作用が出てくる。 

 

 

・>金利が上がって債券価格が下落した場合には、日銀が実質的債務超過に陥る可能性は否定できない 

 

まさにアメリカが今その状態。FRBは2023年度の決算で15兆円の赤字を計上しして債務超過となった。今の金利水準が続く限り当面は赤字を垂れ流す見込みである。 

原因は、市中銀行がFRBの口座に預けた当座預金の残高に対し、政策金利である約5%の金利を払わなければ付けなければならない一方で、FRBの保有している資産の利回りは3%台で、当座預金が増えれば増えるだけ逆ザヤが膨らむからである。これは評価損ではなく、実損である。 

ならば、政策金利を引き下げればいいではないか、と思うかもしれないが、そうすると海外の投資家向けに米国債が売れなくなるので、下げられない。 

日本は国債を無理して海外投資家に買ってもらう必要がなく、日銀に国債を買い入れる力が残っているので、金利を上げなくても済んでいるわけである。 

 

 

・円安の理由は断定できないと思う。価値の毀損なのか、金利差なのか、フローや量の問題か、単なる投機なのか。ただ円安がわるいのかさえ疑問。日本全体としては、円安が寄与している面が大きく、拙速な利上げは好循環の目をつむだろう。 

 

 

・日本には純国産品と言う物品は殆どありません。農作物も耕作、栽培に使う燃料、原料、飼料も輸入品です。工業製品に至っては輸入品を加工し輸出しています。商業も電力と燃料を使います。最近では労働者も外国人に頼っています。原発のウランも太陽光パネル、風力発電機も同様です。 

 

 

・日銀の債務超過の原因は、多くの国民が支持したアベノミクスによって開始された、日銀による債権・株式購入が原因。当初短期間で終わる計画だったが、今日まで続き常態化している。もう購入分に関して、株式は処分を始めるべきだろう。輸入国である我が国での円安は、国民が保たないレベル。終わりにすべき時はとっくに過ぎている。 

 

 

・これはその通りです、長期金利の上昇による国債の評価損はそれ程問題ではありません、問題は短期金利を上げる場合の当座預金の利払いです、これが550兆円まで膨れ上がってますから、0.5%で2.7兆円で1%なら5.5兆円です、日銀の収益は吹き飛びます 

 

 

 

・FRBがゼロ金利政策を解除したのは日本時間2022年3月17日 

円安が始まったのがここからだとすると、TTMは118.99円(ちなみに2月末は115.59円、3月16日は118.39円) 

1ドル120円は超えないって、なんの話だ? 

加谷珪一の胡散臭さがどんどん酷くなってるな 

 

> だが、それだけでここまでの円安になるはずがない(実際、円安が始まった当初は、ほとんどの専門家が、1ドル=120円は超えないと強く主張していた。150円を超える円安を当初から予想していたのは、筆者ら数名しかいなかったはずだ)。 

 

 

・銀行に普通預金や定期預金をしている時代じゃない。せめて外貨預金か外国系の投信だ。アメリカ系が無難。外債は円に戻しにくいので円高に向かうとリスク、でもある? 

金(きん)を買うのもいいかも。 

 

 

・生活が苦しいのは円安のせいじゃなくて租税負担の重さのせいだよ。 

消費税を廃止すれば物価は自動的に10%下がり、実質賃金は大幅にプラスとなる。 

為替の変動など微々たる影響でしかない。 

 

 

・>政府の信用が失墜しない限り、多少債務超過であったとしても、「日本円に価値なし」として円を手放す人はそれほど多くないだろう。 

ということは、政府の信用が失墜すると円を手放す人が増えると言っているわけだ、そうなると、政府と日銀はどうなるのかな?? あの狂気のワクチン接種推進でも分かるように西側政府の信用は容易に全部失墜しそうに思うな。。  

こういった場合には、どうすればいいか分からなくなった政府は自身の存続を続けるために大戦争を起こして全部リセットっての常なんだよな。。 

 

 

・>政府が国債を大量発行し、日銀が過剰にそれを引き受けているという現実は、すでに私たちの生活に相当な悪影響を及ぼしている。この問題の深刻さを考えた場合、日銀の実質的債務超過など大した話ではない。政府・日銀はできるだけ早く 

 

上記は要するに財政ファイナンスであり、 

過去に激しい悪性インフレを引き起こしてきた歴史の反省から財政法第5条で禁止されている。(ただし、国会の議決を経ればその範囲内でしてよいという例外条項はある) 

 

なのに、2013年4月以降の異次元緩和はそれを完全に骨抜きにした。これにより通貨発行の総量は600兆円くらい増えたのだろう。 

 

長期的には各国間とのマネタリーベースの比率が為替を動かすとされるから、行き過ぎた円安を是正するには出来るだけ早いうちに通貨発行量を減らすことが根本にあるべきと思う。 

 

それで市場金利が上昇するのは当たり前なのだから、日銀の債務超過を騒ぐべきではない。 

 

 

・債務超過の貸借対照表なんて存在しないだろ。だいたい、簿記って会社が存続してる事で成り立ってというか、必要なわけで、倒産してしまえば必要ない。まあ管財人には必要かもしれないけどそんなの想定して無いだろ。 

内容がどんなであれ、つまり国民がどうなろうが、負債は返却されるか資産となるというのが簿記経済学の立場ね。 

 

 

・何故物価上昇を悪とするのか不思議。 

物価が上がらないと店は潰れるし給料も上がらないでしょ。。 

 

あと何故住宅ローソンを気にするのかも不思議。 

気になる人は固定金利で組んでるし、変動を選んだ人はこれまで得してるでしょ。。 

 

 

・加谷氏は何が本当の問題なのか本当はよく理解しているのでしょう。それを言うと財務省批判に結びついてテレビに出られなくなるので言えるギリギリを言っている、という感じでしょうか。 

さて、本当の問題は日本の不況があまりに長引きすぎており、その脱出の目処が立っていないことです。不況とは金回りの悪化なので、当然対策はいかにして社会を巡るお金の流れを良くするか、となります。そのための手段は消費税を下げる、ガソリン税を下げる、法人税は上げる。財務省のやりたいことは真逆のことになります。 

 

 

・なぜ2013年に金融緩和が始まったのか? 

時は2011年、日本は震災と原発メルトダウンに襲われ、ルーピーが日米同盟を揺るがし株価は7000円に暴落、75円の円高で雇用と収入が海外流出、未曽有の危機に見舞われていた。 

日銀は70円台の円高を放置し経済崩壊、シンゾーくんに政権交代、金融緩和と財政拡大による景気刺激策が提示された。 

その結果円高は解消し株価は4万円まで回復。 

だが金融緩和と財政拡大の2本柱のはずが、政府は真逆の財政縮小、デフレ下に2度の消費増税という《世紀の愚策》を繰り出した。 

この愚策が無ければGDPは優に1000兆円を超え、政府債務比率の問題など無かったはず。 

 

要するに消費増税が諸悪の根源であり、今こそこの過ちを認め、本来やるべきだった政策を実施する時である。 

 

法人増税で賃金上昇を促し、消費減税で需要を促す事。 

間違った政策を認めて元に戻す、今こそこれが求められている。 

 

 

・この人日銀が金利上げたら債務超過で破綻するってワイドショーで言ってた 

その言い訳を一生懸命考えたんだね 

問題の本質はデタラメな発言をしてもメディアからは全く排除されないという現実 

何故メディアには自浄作用が働かないのかということ 

 

 

 

・さすがに最近は円安歓迎を口にするやつは見かけなくなった。 

そりゃそうだよ。円安でいいことなんか何もないってようやく浸透してきた。 

いまだに株価にいい影響してるとか思ってるやついないだろうな。(確かに外国から買いは入るだろけど) 

 

 

・日銀が債務超過って日銀は紙幣の発行元。そういう財務概念は存在しない。FRBも債務超過って言うか。ドイツ連銀でもいいが。イングランド銀行でもいいが。 

 

 

・日本は正常な経済活力でお金が回っていないばかりか罪務省所管の業界が虚マネーを発行しまくって汗もかかずに自国通貨を希薄化している。 

 

 

・また抜けたのがいるぜ。信用失墜を引き起こしてるから世界一の円安だろうが。金利も5%以上の話をしろ。完全放置ならそうなるわ。破綻しないとか円安になると言っただろうが。 

 

 

・> 日銀による国債の過剰引き受けによって「日本円そのものの価値が棄損している」 

 

確かに債務超過云々よりはこれだよなぁ 

FRBだって債務超過だとドル弱くなってないし 

 

 

・国債は借金ではない。 

 

政府が国債を発行するからお金が流通するんだよ。 

 

個人資産なんか2000兆円超えているだろ。 

 

誰かの赤字は誰かの黒字である。 

 

 

・「直接的な理由は日米の金利差だが、それだけでここまでの円安になるはずがない」その根拠がなくて説得力ゼロ 

 

 

・「日銀の債務超過」何が問題なの、誰かが日銀にカネ返せと言うのかな?誰か日銀にカネ貸した人はいますか、いたら教えて下さい。 

 

 

・政府の信用で担保するらしいけど、今の政府を信用してる人はいるんだろうか? 

 

 

・このひとは為替投機家なのですか? 

違うのなら素人の為替談義ですよね? 

 

 

 

・日銀は国債を売らないから国債が値下がりしても関係ないです。 

 

 

・ザイムのいう財政健全化が達成される前に国民生活は破壊されそう 

 

 

・紙幣をガンガン刷ればいいだけですからね 

なんの問題もないでしょう 

 

 

・経済音痴の記事だな。 

 

 

・やっぱりカヤケイイチだったか。この人、経済評論家を自称するくせに、数字に基づいた議論ができなくて、端的に言って勉強不足。 

 

 

・> 政府が国債を大量発行し、日銀が過剰にそれを引き受けているという現実は、すでに私たちの生活に相当な悪影響を及ぼしている。 

 

そりゃそ~~~~ぅだっ、日銀の引き受けが市場経済を乱しているわけだからね。誰が考えてもわかるだろ~~~ぅよ、っとぉ~~!?!! 

 

 

 

 
 

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