( 178368 )  2024/06/07 16:31:57  
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材料費の高騰の影響を受け、立ち食いそば店では価格が上昇している。

人気のそば店「一由そば」では、販売価格を抑えるために苦労しているが、食材の値上がりにより厳しい状況にあることが伝えられている。

(要約)

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FNNプライムオンライン 

 

財布に優しい立ち食いそばが材料費高騰の影響を受けている。昨年値上げしたばかりの店でも、前年と比較してしょうゆが20%、かつお節が50%も価格が高騰していて店主も「厳しすぎますね」と悲鳴をあげている。 

 

【画像】店の外まで大行列ができている人気の立ち食いそば店 

 

東京・荒川区の「一由そば」で人気の「ゲソ天そば+ワカメ」。 

 

茹でたてのそばにシャキシャキのワカメをトッピングし、揚げたてのゲソ天をのせ、鰹が利いた熱々のしょうゆだしをかけた名物メニューだ。 

 

この一杯を求め、店の外まで大行列ができる人気の立ち食いそば店「一由そば」。厨房では注文が殺到するゲソ天を次々と揚げ続けていた。 

 

30代の利用客からは「やっぱりゲソ天が美味しいですね」、60代の利用客からも「(食べたのは)500円の太そばゲソ天ですね。安いですね」という声が聞かれた「ゲソ天太そば(並)」は税込みで500円。 

 

お値打ち価格で店で一番人気のゲソ天そばに今、材料費の高騰が押し寄せている。 

 

「一由そば」藤平健店長: 

全部が上がり続けているので、厳しい状態。「おそば」「ゲソ」「油」「しょうゆ」「みりん」「かつお節」がずっと値上がりしている感じなので、3重4重5重に苦しい。 

 

仕入れ価格の高騰は前年と比較して、天ぷらに使うイカゲソが10%、あげ油が11%、トッピングのわかめが5%、みりんが12%、しょうゆが20%、かつお節が50%と店はまさに6重苦の状況。 

 

中でもイカゲソは前年比10%アップ、しょうゆは20%、かつお節は50%も値上がりしている。 

 

「一由そば」藤平健店長: 

厳しすぎますね。ずっと安く食べていただくことが、僕らの信念だった。 

今、ゲソの(販売)金額が160円。(原価率は)大体30%に抑えてはいるんですけども、抑えられない。お客さまが増えれば増えるほど天ぷら揚げる数が増えるので…。 

 

実は、2023年12月、店は既にそばの値段を20円値上げしたばかり。値上げしたことについて50代の利用客は、「やっぱり!この金額で、色々物が値上がっているので、やっていけるのかなという心配があった。今日20円高かったから計算間違いかなとも思ったけど」と話した。 

 

「一由そば」藤平健店長: 

なるべく値上げをしないよう努力はするんですけれども、お店の存続がかかっているので、苦しい状態を逃れながらでもお客さまの満足を得たい。 

 

“お得がうり”の立ち食いそば店が6重苦に悩まされているーー。 

(「イット!」 6月6日放送より) 

 

イット! 

 

 

 
 

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