( 178723 )  2024/06/08 16:43:30  
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自民党の政治資金パーティーの裏金事件を受け、公明党と自民党が政治資金規正法改正で対立しているが、最終的には公明党も自民党と同じ穴のムジナであることが明らかになった。

公明党の中川康洋議員は自民党案を評価し、立憲民主党を批判した。

ネット上では中川氏の姿勢や公明党に対する指摘が話題となっており、公明党が自民党に日本の未来を任せていいのか疑問視されている。

(要約)

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規正法よりも野党批判に集中(C)日刊ゲンダイ 

 

「同じ穴のムジナとは見られたくない」 

 

 自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件が発覚した昨年12月、こう訴えていたのは公明党の山口那津男代表(71)だった。その後、自民党との政治資金規正法改正案では与党案がまとまらず、自民は単独で国会への改正法案提出を余儀なくされた。 

 

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 公明は自民との法案の修正協議でも難色を示し、ネット上では「下駄の雪がついに反旗を翻すのか」「連立解消になるのか」などと大騒ぎになったが、結局、ふたを開けてみれば元の木阿弥。結局、「同じ穴のムジナ」だったことがハッキリしたわけだが、6日の衆院本会で規正法案が採決された際、自民案に賛成の立場で討論に立った公明の中川康洋議員(56)の発言に対してもSNS上で話題となった。 

 

 中川氏は本会議で、規正法改正の発端となった自民の裏金事件について「国民の生活感覚から大きくかけ離れたものであり、断じて許されるものではありません」としつつ、公明が主張してきた「政治家の監督責任と罰則の強化の明記」によって、「私は知らなかったという言い逃れはできなくなる」「トカゲのしっぽ切りなど、政治家に甘い状況は一蹴される」などと強調。 

 

 さらに「政治資金パーティーの入金方法を口座振込に限定することや、預貯金による政治資金の保管も明記された」ことを挙げ、「公明党が示した政治改革ビジョン及び、4月に発表した政治資金規正法改正案要綱のほぼすべての内容が含まれております」と自民案を評価していたのだが、ネットで賛否の声が出ていたのが後半部分。「一言申し上げたいと思います」と言って切り出した立憲民主党に対する批判だった。 

 

■公明は裏金集団の自民に日本の未来を任せていいと思っているのか 

 

 中川氏は、立憲が衆院政治改革特別委員会に「政治資金パーティー開催を全政面禁止」するという法案を提出しながら、幹部がパーティーを予定していたことを取り上げ、「あまりにも整合性が取れないのではないか。言行不一致と言われても仕方ないのではないか」などと指摘。そして「党内不一致で、党のガバナンスが効いていない政党が提出した法案は信用することはできない。そのような政党にこの国の政治を、また日本の未来を任せるわけには参りません」と声を張り上げた。 

 

 この時、議場内にヤジが飛び交っていたからなのか、中川氏の姿は感情を高ぶらせて怒鳴るよう。口角泡を飛ばしながら、額に浮いた血管からは今にも血が噴き出てきそうな勢いだったため、ネット上ではこんな声が上がった。 

 

《法案賛成の説明よりも、立憲批判の方が声がデカいな。何か趣旨が違うような》 

 

《まるで怒鳴り続ける「コラおじさん」のよう》 

 

《党のガバナンスが効いていない政党って自民じゃないの?》 

 

 いずれにしても、公明は裏金集団の自民に日本の未来を任せていいと思っているのだろうか。 

 

 

 
 

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