( 179508 )  2024/06/11 02:07:30  
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ホンダのN-BOXが9年連続で軽自動車の売れ筋であり、3年連続で販売首位を保持していたが、2024年5月にスズキのスペーシアに首位を明け渡した。

両車はライバルで、2023年にそれぞれ新型車を発売し、スペーシアは「派手さ」を残したデザインで、価格面でも競い合っている。

ただし、両車の販売差はわずか600台程度であり、今後N-BOXが逆転する可能性もある。

軽自動車市場は競争が激しく、ダイハツのタントも急成長しており、ボーナス商戦で売り上げが伸びることが予想される。

(要約)

( 179510 )  2024/06/11 02:07:30  
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ベストカーWeb 

 

 ベストセラー軽自動車といえば、長くN-BOXの代名詞だったが、5月の販売ランキングで異変が起きた。N-BOXが王座から脱落し、その座にスズキ・スペーシアが収まったのだ。軽自動車ランキングに異変が起きているのか? 

 

【画像ギャラリー】N-BOXとスペーシアをじっくり見てどこが違うか考えて!(10枚) 

 

 文と写真/ベストカーWeb編集部 

 

 気配りの効いた使い勝手やエクステリア、走りの良さで、長く軽自動車の王者に君臨してきたホンダN-BOX。実際その売れっぷりは圧倒的で、軽4輪の新車販売としては9年連続、年度の新車販売台数でも3年連続で首位を獲得してきた。2023年度の販売台数は21万8478台に上る。 

 

 そんなN-BOXが、2024年5月の販売ランキングで首位から転落した。販売台数は1万4582台。その数字をおよそ600台上回り、スズキのスペーシアが1万5160台で1位の座を奪ったのだ。 

 

 もともと両車はガチのライバル関係にあり、N-BOXは2023年10月、スペーシアはそれを追うように翌11月に、3代目へとフルモデルチェンジを果たした。 

 

 どちらのフルチェンジも先代モデルのイメージを継承する方向だったが、N-BOXがシンプル&クリーンなイメージに進化したのに対し、スペーシアが一定の「派手さ」を残してきたことは相違点だといいえる。 

 

 さらにN-BOXが164万円台からの値付けだったのに対し、スペーシアが153万円台からのグレードを用意したこと、スペーシアがスズキ車としては初めて、後席にオットマン機能を追加したことなども、ユーザーの心理に響いたように思える。 

 

 とはいえ両車の差はたった600台弱だから、今後のN-BOXの再逆転は大いにあり得る。4月に生産を再開したダイハツ・タントの急成長も注目だ。ボーナス商戦を控えて、軽自動車の販売競争は熱い戦いとなりそうだ。 

 

 

 
 

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