( 180200 ) 2024/06/13 01:15:26 0 00 女湯に男児連れ、女性たちの本音は(イメージ)
銭湯で子連れで混浴できる年齢を多くの自治体が9歳までと規定していたが、「6歳まで」に引き下げる動きが各地で広がっている。混浴可能な年齢に注目が集まるのは、たとえ年齢規定を満たしていても違和感を覚える人たちがいるからだろう。なかには、父親が男湯にいるにもかかわらず、母親が女湯に男児を連れてくるケースもあり、疑問視する声も上がっている。入浴施設の女性利用者や女児を持つ親、そして現場のリアルな声を聞いた。
【画像】公衆浴場における混浴制限年齢改正のお知らせ 「おおむね7歳上の男女の混浴は禁止になります」
金融機関勤務の20代女性・Aさんは、入浴施設や宿泊施設でのお風呂を楽しみにしているが、女湯で男の子を何度か見かけたことがあると話す。
「男の子のお母さんなら、女湯に男の子がいてもそれほど気にしないでしょうが、あるとき別の親子連れが同年齢ぐらいの女の子と一緒に入ってきて、気まずくないのかな、とちょっとざわざわしました。シングルマザーなのかなとか、お世話が必要なのかなとかいろいろ思ったけど、後で、女湯にいた親子が、男湯から出てきた父親と合流しているのを見て、なぜわざわざ女湯に連れてくるのかと聞きたい気持ちにはなりましたね」
小学生の女児を持つメーカー勤務の30代女性・Bさんは、「女湯に男の子を連れてこないで、家族風呂に入ってほしい」と言う。
「男の子を持つ母親は女の子の気持ちを考えてほしいです。娘が小さい頃、女湯に同級生くらいの男の子が入ってきたことがあって、怯えてしまい、お風呂どころじゃなかったことがあります。
母親からすれば、心配で一緒に入りたいという気持ちもあるのはわかります。ただ、その裏で、お風呂で異性に遭遇し、衝撃や恥ずかしさを感じる子もいることを考えてほしいです」(Bさん)
現場でもトラブルやクレームが発生している。スーパー銭湯に勤務する従業員・Cさんは、「女湯に男児を入れるな」という苦情が寄せられることはあると明かす。
「混浴を希望するのは男の子のお母さんが多いですね。父親がいたとしても、子どものほうがお母さんと入りたがるケースも多い気がします。親にしても、ぐずられて周囲の迷惑になるなら連れて行く方がいいという判断なのでしょう。もちろん、一人で男湯に入らせるには幼すぎることや、他に付き添ってくれる男性もいなくて、やむを得ないという方もいると思います。
ただ、そうした事情とは関係なく、利用者同士で言い合いになることもある。こちらとしては、トラブル防止のため、できる限り性別に即した入浴を推奨しています」
年齢規定的には問題ないケースかもしれないが、公共の場には“他者”の存在がある。トラブルにつながらないよう配慮したい。(了)
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