14日の東京外国為替市場では円相場が一時157円台後半に急落し、日銀が国債買い入れの減額を決定したことを受けて円安・ドル高が進行した。

日銀は次回の7月の会合で国債買い入れ方針を決定すると発表し、結果公表前には156円台に上昇した。

一方、日経平均株価は日銀の会合結果を受けてプラスに転じ、債券市場では10年物国債の利回りが低下した。

（要約）

外国為替取引を行う金融先物取引業者のディーリングルーム（資料） 

　14日の東京外国為替市場の円相場は、一時1ドル＝157円台後半に急落した。 

　日銀は同日の金融政策決定会合で、国債買い入れの減額を決めたが、具体額が示されなかったことを受け、円売り・ドル買いの動きが強まった。 

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　日銀は会合で、政策金利の据え置きとともに、次回7月開催の会合で、今後の国債買い入れ方針を決定するとした。結果公表前には156円台に上昇していた。 

　一方、東京株式市場の日経平均株価は会合の結果を受けて前日比プラスに転じ、上げ幅は一時300円を超えた。債券市場では、長期金利の指標となる新発10年物国債（第374回債）の流通利回りが0．915％と、約1カ月ぶりの水準に低下（債券価格は上昇）した。