( 182753 )  2024/06/20 18:00:59  
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2024年の東京都知事選挙では、小池百合子と蓮舫の対決が注目されています。

20歳以上の男女200人に実施したアンケートで、信頼できるとされた女性政治家の上位に橋本聖子、福島瑞穂、三原じゅん子、片山さつき、上川陽子、野田聖子がランクインしました。

特に小池百合子が1位に輝き、蓮舫は2位にランクインしました。

(要約)

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蓮舫公式サイトより 

 

 6月20日に告示、7月7日に投開票が行われる2024年東京都知事選挙では、現職の小池百合子vs蓮舫の対決が白熱する予想が立っているなど、女性政治家への注目度が高まっています。 

 

【画像】「信頼できる」女性政治家ダントツの1位は? 

 

 そこで今回は、20歳以上の男女200人にアンケートを実施。「信頼できる」女性政治家を調査しました。 

 

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Q. あなたが「信頼できる」女性政治家は?(女性政治家42人から、3人まで回答可) 

 

8位 橋本聖子(自民党) 11票 

8位 福島瑞穂(社民党) 11票 

7位 三原じゅん子(自民党) 13票 

6位 片山さつき(自民党) 14票 

4位 上川陽子(自民党) 16票 

4位 野田聖子(自民党) 16票 

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 まず「いない」もしくは「知らない」などと回答し、誰も選択しなかった人が43名もいました。世間の政治への関心の低さ、信頼感の低さが伺えます。 

 

 同率8位には、自民党の橋本聖子氏(59歳)と社民党の福島瑞穂氏(68歳)がランクイン。橋本氏は、スピードスケートと自転車競技でオリンピックに出場したメダリストという異色の経歴を持つ政治家です。 

 

 2019年~2020年の安倍内閣で、東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当、女性活躍担当大、内閣府特命担当(男女共同参画)として初入閣した橋本氏。2021年には女性蔑視発言を受けて辞任した森喜朗元首相の後任として東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の会長に就任したことを記憶している人は多いでしょう。 

 

 一方の福島氏は、死刑廃止やジェンダー平等への取り組みが評価され、2021年にフランス政府から国家功労勲章「シュバリエ」を受章するなど国際的にも評価されているイメージが功を奏したようです。 

 

 7位には、自民党の三原じゅん子氏(59歳)がランクインしました。『3年B組金八先生』でブレイクした元女優で、2010年に政治家へ転身。ドラマでのツッパリ少女のイメージさながら、威勢のいい国会での物言いが度々注目を集めます。 

 

 参院本会議で、安倍晋三首相(当時)の問責決議案を提出した野党に対し「恥を知りなさい」と言い放った映像を覚えている人は多いのでは。2024年3月には自民党派閥の政治資金パーティ裏金事件を巡る対応に対して『「知らない」「わからない」じゃなくて!』とSNSで痛烈に批判するなど、頼もしいイメージもあるのかもしれません。 

 

 

 同率4位には、自民党から上川陽子氏(71歳)と野田聖子氏(63歳)がランクイン。上川氏は、安倍政権や菅政権で3度にわたり法務大臣に就任。現岸田政権では外務大臣を務め、19年ぶりの女性外務大臣としても話題を集めています。 

 

 アンケート回答者からは「全般的に筋が通っており外務大臣としても各国首脳と対等に渡り合っていると思う」(50代・女性)との声もあり、女性初の総裁候補としても注目されています。 

 

 野田氏は、1998年の小渕内閣にて当時閣僚最年少の37歳の若さで郵政大臣に抜擢。2008年には内閣府特命担当大臣にも任命されるなど存在感を示してきました。 

 

 自民党内では珍しく、選択的夫婦別姓や同性結婚に賛成するほか、2024年4月に可決した「共同親権」(離婚後も両親双方が親権を持てるようにする法律)の導入には強く反対するなど、党内でもリベラルな姿勢を見せています。 

 

 アンケートでは「自分の考えを持ち、上っ面の言葉を言わない」(70歳以上・男性)という声も見られました。 

 

 同率2位には、自民党の高市早苗氏(63歳)がランクイン。1990年頃にテレビでキャスターを務めたのち、政治家へ転身。2006年には内閣府特命担当大臣に就任、そして2012年には女性初の自民党政務調査会長に就任するなど着々とステップアップを踏んできた人物です。 

 

 そのまっすぐな発言も印象的。2022年、岸田首相が防衛費を増額するための財源の一部を増税で賄う方針を表明するやいなや、自身のSNSで「賃上げマインドを冷やす発言を、このタイミングで発信された総理の真意が理解出来ません」と反論。 

 

 同じ党内だからといい忖度を見せない姿には「ブレない国家観の持ち主で、かつ勉強家で政策通」(男性・70歳以上)と好印象を持つ人もいました。 

 

 2021年の自民党総裁選に出馬し、落選していますが、「ポスト岸田」として初の女性総理大臣の座も期待する声もあります。 

 

 2023年には安倍政権時代に総務相として政権に批判的な特定の番組に圧力をかけようとしたことが報道されましたが、自身は否定を続けています。 

 

 

 同率2位には、蓮舫(56歳)がランクイン。6月18日付けで立憲民主党を離党し、無所属で2024年東京都知事選へ挑むことがわかっています。 

 

 蓮舫氏といえば、2009年の民主党政権が導入した「事業仕分け」で言い放った「2位じゃダメなんでしょうか?」のセリフを記憶している人も多いのではないでしょうか。こうした発言のイメージから「自分の意見をはっきりと言える人だから」(30代・女性)という人もいました。 

 

 東京都知事選への出馬にあたり、さっそく「反自民政治、非小池都政」の姿勢を強調している蓮舫氏。都知事選の行方はいかに? 

 

 1位には、現職の東京都知事である小池百合子氏(71歳)がランクイン。次点の蓮舫氏から大きく引き離しダントツとなりました。 

 

 2016年から2期連続で都知事を務め、コロナ禍の政策では「3密」「ステイホーム」「東京アラート」など、さまざまな“小池語録”で対策をアピールしました。アンケートでも「コロナ時期に頻繁にソーシャルディスタンスや密を避けるよう、毎日テレビで発言していた。有言実行の人だと思う」(60代・女性)と、コロナ禍に活躍したイメージを持つ人もいるようです。 

 

 公約で掲げた「7つのゼロ」の達成率に関して疑問を投げかける世論も多いですが、その公約の中のひとつである「児童待機数」については減少しているなど、改善されているのも事実。アンケートでは「子育て支援の実績がある」(30代・男性)という声もあり、これまでの実績を評価されていることがわかります。 

 

 東京都知事選挙への出馬を正式に表明した小池氏。3期連続での当選となるのか? 都知事選の動向にも注目です。 

 

【調査概要】 

調査対象:20歳以上の男女200人 

調査期間:2024年6月4~5日 

調査機関:(株)クロス・マーケティング「QiQUMO」によるアンケート調査 

 

<文/るしやま> 

 

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