( 184643 )  2024/06/26 15:44:59  
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大阪高検は、元大阪地検トップの検事正、北川健太郎容疑者(64)を準強制性交の疑いで逮捕したことを発表しました。

北川容疑者は2018年2月から2019年11月まで検事正を務めていました。

具体的な容疑内容や否定のコメントはなかったが、被害者は当時の部下であるとされています。

準強制性交は、相手が抵抗できない状態で性的暴行を行う罪であり、刑法改正によって不同意性交罪に統合されました。

北川容疑者は昨年11月に検事正を辞任し、弁護士として登録していました。

(要約)

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北川健太郎容疑者 

 

 大阪高検は25日、大阪地検トップの検事正を務めた弁護士の北川健太郎容疑者(64)=京都府=を準強制性交の疑いで逮捕し、発表した。 

 

【写真】大阪地検・高検が入る庁舎=大阪市福島区 

 

 北川容疑者は2018年2月~19年11月に検事正を務めていた。関係者によると、逮捕容疑はこの時期のもので、被害者は当時の部下で酒に酔っていたという。現場は検事正の官舎だった。 

 

 高検は記者会見を開かず、具体的にいつ、どこで行為に及んだのかという容疑の内容や、認否については明らかにしなかった。高検の小橋常和・次席検事は「被害者のプライバシーを保護するためだ」としている。 

 

 準強制性交は、酒や薬などの影響で抵抗できない相手に性的暴行を加える罪。昨年6月の刑法改正で、暴行や脅迫を用いる強制性交罪とともに、意に反する性交などを罰する「不同意性交罪」に統合された。 

 

 北川容疑者は1985年に任官し、和歌山や兵庫、大阪など関西を中心に勤務した。大阪高検の次席検事や最高検の監察指導部長、刑事部長を歴任し、2018年2月から大阪地検検事正を務めた。定年を前にした19年11月に辞職し、大阪弁護士会に弁護士登録していた。 

 

 高検の小橋次席検事は「検察の要職にあった者が逮捕されたことは誠に遺憾である。適正に捜査した上で刑事処分を検討したい」とコメントした。 

 

 大阪地検は主に大阪府警の事件を公判まで手がけ、独自に容疑者を逮捕する特捜部も抱える。高検は大阪を含む近畿2府4県の地検と区検を束ねる。 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

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