( 185133 )  2024/06/28 00:40:06  
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滋賀県の病院で無罪が確定した女性が、捜査機関の責任を追及する民事裁判で27日に証言。

逮捕後13年間の身柄拘束により、大切な時期を奪われたと語った。

一方、滋賀県側は自白がきっかけとする質問もし、代理人は県警の姿勢を疑問視。

「被害者を心肺停止させたのは西山さん」として無罪を否定していた県警の冤罪を省みる姿勢に疑問符がつく。

(要約)

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FNNプライムオンライン 

 

滋賀県の病院で、入院患者が死亡したことをめぐる冤罪事件。無罪が確定した女性が、捜査機関の責任を追及する民事裁判で、27日、女性への証人尋問が行われた。 

 

【画像】「大事な時期を奪われた」冤罪で13年身柄拘束された元看護助手の女性 

 

滋賀県の湖東記念病院の看護助手だった西山美香さん(44)は、入院患者を殺害したとして服役したが、再審(やり直しの裁判)で事件の存在そのものが否定され、無罪が確定した。 

 

その後、西山さんは捜査機関の責任を追及する民事裁判を起こし、27日の裁判では、西山さんへの尋問が行われた。 

 

この中で、西山さんは逮捕以降、13年に及んだ身柄拘束について「恋愛も、結婚も、出産もできなくて、女性として大事な時期を奪われた」と証言した。 

 

一方、滋賀県の代理人からは「逮捕されて以降、現在の状況にまで至っているのは、あなたの自白がきっかけではないか」と、責任が西山さんにあるかのような質問をする場面もあった。 

 

西山さんの代理人 鴨志田祐美弁護士:あれ(滋賀県側の質問)を、許してはならないと本当に思う。この尋問が滋賀県警の本音、態度の表れ。 

 

裁判で当初、「被害者を心肺停止に陥らせたのは西山さんだ」と、無罪判決を否定する主張をしていた滋賀県警。 

 

冤罪を起こした事実を省みる姿勢は、本当にあるのだろうか。 

 

(関西テレビ「newsランナー」2024年6月27日放送) 

 

関西テレビ 

 

 

 
 

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