( 185208 )  2024/06/28 02:03:37  
00

厚生労働省は、2023年度の国民年金の納付率が77.6%で、前年度から1.6ポイント上昇し、12年連続で増加した。

スマートフォン決済の導入などが利便性向上の要因で、特に20~30代での利用が多い。

一方で、強制徴収による財産の差し押さえが3万件超あった。

総じて、国民年金の徴収率は年々上昇しており、コロナ禍で中断していた強制徴収も再開され、未納者への対応が強化されている。

(要約)

( 185210 )  2024/06/28 02:03:37  
00

厚生労働省が入る合同庁舎=東京都千代田区 

 

 2023年度の国民年金の納付率が77.6%だったと、厚生労働省が27日発表した。前年度から1.6ポイントほど増え、12年連続で上昇した。同省はスマートフォン決済の導入などによる利便性の向上が背景とみる。一方、強制徴収での財産の差し押さえが3万件超あった。 

 

 納付率は11年度の58.6%から年々上がっている。昨年2月にスマホでQRコードを読み込むキャッシュレス決済を納付方法に追加。特に20~30代の利用が多いという。 

 

 未納者には強制徴収も実施している。控除後の所得が300万円以上で7カ月以上保険料を滞納し、督促などに応じない人を対象にした財産の差し押さえは、コロナ禍で中止していたが22年7月に再開。23年度は前年度の2倍以上の3万789件となった。 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

IMAGE