( 186338 )  2024/07/01 15:50:41  
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500万円の年収でアルファードを購入することが家計的に現実的かどうかを検討します。

アルファードは子育て世帯に人気で、広々とした車内空間や利便性が魅力です。

手取りが約33万円であれば、月に1万~2万円を車の購入に充てられますが、アルファードは500万円台から800万円台まで価格差があります。

例えば最も安い車種のアルファードZをローンで支払うと、月々の支払いは約5万円になります。

ただし、全額ローンで購入すると家計に負担がかかることが考えられます。

また、維持費も考慮すべきで、アルファードのような大型車は維持費が高い傾向があります。

家族で話し合い、家計を見直し、他の選択肢も含めて検討することが重要です。

無理なローンを組まず、現実的な選択をすることが家族全員が安心して生活するために重要です。

(要約)

( 186340 )  2024/07/01 15:50:41  
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妻に「アルファードが欲しい」と言われています。ママ友に「車内でおむつ交換ができる」と聞いたようですが、年収500万円なので不安です。ローンなら家計的に問題ないでしょうか…? 

 

車を購入するときには本体価格や維持費のほか、その利便性や快適さが大きなポイントになります。子どもが生まれると、「車内でオムツ交換や着替えがしたい」と広い空間の大型車を候補に挙げる人もいるでしょう。 

 

中でもトヨタの高級ミニバンである「アルファード」は、子育て世帯に人気の車です。本記事では年収500万円の家庭で、アルファードを購入することは家計的に現実的なのかを解説します。 

 

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アルファードはその広々とした車内空間や高い利便性でファミリー層に人気の車です。小さな子どもがいる家庭にとって、オムツ交換や着替え、授乳ができる広いスペースがあることは大きな魅力です。また、ベビーカーを積んだり祖父母と一緒に出掛けたりと利便性も高いでしょう。 

 

ただでさえ小さな子どもと一緒に外出することは大変です。外出時に少しでも快適に過ごすために、アルファードなどの大きな車を持ちたいと感じるご家庭も多いのではないでしょうか。 

 

手取りを収入の8割だとした場合と、世帯年収500万円の場合の手取りは400万円です。月々の手取りは約33万円となり、そこから日々の生活費を支払います。総務省統計局が発表した2024年4月分の家計調査報告によると、2人以上の世帯における消費支出は約31万円です。この支出のなかには「自動車等購入」に関する費用は含まれていません。 

 

そのため、手取りが約33万円の場合、車の購入のために充てられる金額は月1万~2万円ほどになる計算です。アルファードはグレードによって車両本体価格に大きな差があり、500万円台から800万円台とさまざまです。 

 

最も安い車種であるアルファードZ(ガソリン車 2WD)540万円をローンで支払う場合、月々の支払いは約5万円になります(金利2.5%、120回=10年払い、頭金やボーナス払いを0円として試算)。 

 

車両を現金一括で買えるだけの貯蓄があるならまだしも、全額ローンを組んで買うとなると家計的には苦しいことが分かります。 

 

 

車を所有する場合、車両の購入費用だけでなく、維持費も考慮しなければなりません。ガソリン代や駐車場代、保険料、車検費用、タイヤ代、定期的なメンテナンス費用などがかかります。特にアルファードのような大型車は、一般的に維持費は高くなる傾向があります。このような維持費も考慮すると、家計への影響はさらに大きくなることが予想できます。 

 

車を購入する際は目先の支出だけではなく、毎月かかる維持費も考慮しましょう。 

 

アルファードは子育て世帯にとって便利で魅力的な車ですが、一方で家計に大きな負担をかける可能性があります。家族で話し合い、まずは家計の状況を見直しましょう。また、中古車やほかの車種を検討するなど、ほかの選択肢も含めて総合的に検討することが大切です。 

 

車にかかる予算を抑えれば、娯楽や教育費に充てられる予算が増えるかもしれません。家族全員が安心して生活できるよう、無理なローンは組まずに現実的な選択を心がけましょう。 

 

出典 

総務省 家計調査報告 2024年(令和6年)4月分 

トヨタ アルファード グレード一覧 

 

執筆者:山田麻耶 

FP2級 

 

ファイナンシャルフィールド編集部 

 

 

 
 

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