( 187153 )  2024/07/03 17:28:33  
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自民党の河野太郎デジタル相が選挙演説中に聴衆を批判して波紋を広げた。

河野氏が男性を"輩"呼ばわりしたことが問題視され、過去には同様の発言をした安倍晋三首相の例も引き合いに出されている。

河野氏は総裁選に意欲を示しているが、国民を蔑視するような態度に対してネット上や批判の声が上がっており、総裁選への影響も懸念されている。

(要約)

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おれはエライ!(C)日刊ゲンダイ 

 

 3日朝、X(旧ツイッター)で《聴衆批判》という言葉がトレンド入りした。 

 

 自民党の河野太郎デジタル相(61)が2日に東京・足立区で行った都議補欠選挙の応援演説で、聴衆の男性に向かって「こういう輩(やから)を許してはならない。人がしゃべっているときに大きな声を上げる。選挙にも、国の未来を作ることにも何の役にも立たない」などと叫んだと、読売新聞が報じたためだ。 

 

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 近年は選挙演説する候補者の様子を聴衆がスマホ撮影し、SNSなどに投稿するのが一般的だが、読売の記事によると、河野氏は男性が「裏金を説明しろ」などと言っていたことが面白くなかったようだ。 

 

 とはいえ、「輩」とは辞書で「よくない連中」「行儀を知らない人たち」を指す言葉だ。国会議員であり、大臣が主権者である国民を「輩」呼ばわりするのはいかがなものか。 

 

■安倍元首相は「こんな人たちに負けるわけにはいかない」 

 

 思い出されるのが故・安倍晋三首相だろう。 

 

 2017年7月1日の東京・JR秋葉原駅前。翌日に都議選の投開票を控えた安倍氏は街頭演説で、「安倍辞めろ!」と書いた横断幕を持つ聴衆を指さしながら、こう言い放った。 

 

「こんな人たちに負けるわけにはいかない」 

 

 現職の総理大臣が国民を「こんな人たち」と侮蔑するような発言をしたことに対し、当時も反発の声が上がったが、河野氏もまた同じではないか。 

 

《世襲議員はすぐブチ切れる。甘やかされ続けたんだろう》 

 

《自分たちはエライと勘違いしている。国民を収奪対象としか思っていない》 

 

 SNS上では批判の投稿が目立つ。河野氏は9月の自民党総裁選に意欲を示しているなどと報じられているが、国民を「輩」と切り捨てる人物が果たして総理・総裁にふさわしいか。国民もよく分かるのではないか。 

 

  ◇  ◇  ◇ 

 

 総裁選に意欲を見せる河野太郎氏だが、ネット上の評判は芳しくない。デジタル大臣として責任逃れの発言を繰り返す態度も度々、問題視されている。 

 

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