( 187946 ) 2024/07/06 02:02:53 0 00 外国人観光客らしき人がマンションに頻繁に出入りするケースも(イメージ)
アパートやマンションなどで、宿泊サービスを提供する民泊。正規の手続きを踏み、許可されたものなら問題ないが、民泊禁止のマンションなのにこっそり民泊を運営しているのではないか……と勘ぐってしまう人も少なからずいる。
【画像】住宅宿泊事業者には「掲示が義務付けられている標識」。玄関などに貼られているケースも
マンションで外国人を見かけても、彼ら/彼女らは住民の友人・知人かもしれないだけに、一概に民泊とは断定できない。訪日外国人が押し寄せるなか、ルールを無視した民泊営業を疑う住民たちが本音を漏らす。
都内在住の30代男性・Aさんは、「明らかに最近、観光客らしき外国人の出入りする姿をよく目にするようになった」と明かす。
「日本語ではない言葉を話しながら、複数人のアジア系の外国人グループを、2週間に1回くらいの頻度で見かけるようになりました。大きなスーツケースを持って、マンションに入ってきたので、民泊を疑いました。うちのマンションは管理規約で民泊禁止となっているのに……。
とはいえ民泊と決めつけるわけにもいきません。外国人の住民もいるので、彼らの家族や友人が遊びにきているのか、それとも禁止されている民泊を提供している住民がいるのか。民泊なのかと聞くわけにもいかないし」
ただしAさんは、「ゴミ置き場を見ると、外国人たちが旅行で来ていたことがよくわかる」という。
「マンション内にあるゴミ置き場の状況が著しく悪化します。ビニール袋に入れないで、残飯や生ゴミがそのまま捨てられていたり、燃えるゴミと缶が一緒の袋に入っていたり。ゴミ置き場にゴミを捨てればまだいい方で、エントランスに生ゴミが放置されていたこともありますね。
管理会社の対応は、ゴミ置き場の注意事項の表記を従来の日本語に加えて、英語と中国語と韓国語を併記しただけでした。住人なら、イレギュラーにそんなことにはならない。あくまでも“ときどき”荒れるので、そういう時は旅行者が泊まっているんじゃないかと思っています」(Aさん)
同じ階に外国人が出入りし、困惑する人もいる。都内在住の40代女性・Bさんは、「確信は持てないが、民泊が行われている気がする」と話す。
「スーツケースを持った数人の外国人が、エントランスの椅子に座っていました。まるでホテルのロビー状態です。最近は私の部屋と同じフロアで、夜中にインターフォンが鳴ったり、鍵を挿して開けようとする音が聞こえてきます。引っ越してきた人もいないのに、明らかに変な時間に、これまでにはなかった生活をしている人がいるということで、民泊が行われているかもしれないと疑うようになりました」
民泊疑惑が深まる中、Bさんは「それを確信する現場に遭遇した」と振り返る。
「夜、帰宅途中にマンションの近くで、車から降りてくるスーツケースを持った外国人を目撃したんです。今思えば、空港から白タクで送迎してもらっているのかもしれないと思います。
私のマンションは少し横道に入ったわかりづらい場所にあるのですが、彼らは私に、まさに私のマンションの場所を聞いてきました。わからないと言って逃げようかと思いましたが、行き先は同じなのでそうもいかず……。友人や知人の家なら直接連絡を取ればいいわけだし、怪しいですよね」(Bさん)
都内在住でIT企業勤務の40代男性・Cさんは、外国人にありがちな行動を挙げる。
「ある日、マンションの掲示板に『当マンションは民泊禁止です』という警告文が張り出されました。そういう張り紙が出たということは、民泊があったんだろうなと。
個人的には、別に自分の生活に影響がなければあまり気にしなかったのですが、彼らはロビーでもエントランスでも、とにかくいろんなところの床で寝転がったり座ったりしている。日本人ならそんなところに寝がったり座ったりしようと思わないところに見かけない外国人がいるので、ぎょっとすることが増えました。
ロビーで何か食べていて、すごいにおいが充満していたことも。弁当のガラがそのままになっていた時は引きました」
訪日外国人が増えたことで観光地のオーバーツーリズムが問題になっている昨今。観光地以外でも、日常生活にまでその影響を感じ取っている市民もいるようだ。(了)
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