( 188806 )  2024/07/08 15:36:36  
00

東京都議会補選は、自民党が8選挙区で候補を立てたが、2議席しか獲得できず、6選挙区で敗退した。

これは自民党にとって打撃であり、派閥の政治資金事件などが影響しているとされる。

自民党の萩生田光一・前政調会長も八王子市で敗れ、党に対する逆風を謝罪した。

(要約)

( 188808 )  2024/07/08 15:36:36  
00

地元の八王子市で都議補選の自民候補が敗れ、陳謝する萩生田光一・前政調会長(右)=東京都八王子市で7日深夜、野倉恵撮影 

 

 東京都知事選に合わせて実施された都議補選は7日、9選挙区で投開票され、8選挙区で候補を擁立した自民党の獲得議席は2にとどまり、6選挙区で敗退した。「4勝以上」としていた勝敗ラインを下回った。派閥の政治資金パーティー裏金事件などによって自民への逆風が続いていることが鮮明になった形で、岸田文雄首相の政権運営にとっても痛手となりそうだ。 

 

【写真】涙をこらえながら支援者の話を聞く蓮舫氏 

 

 補選は議員の辞職や死去に伴うもので、江東区▽品川区▽中野区▽北区▽板橋区▽足立区▽八王子市▽府中市▽南多摩――の9選挙区で、いずれも欠員の出た1議席を巡って争われた。 

 

 会派別の獲得議席は、地域政党「都民ファーストの会」3▽自民党2▽立憲民主党1▽諸派1▽無所属2。都議会の会派構成は多い順に自民30、都民フ28となり、自民は第1党の座は守った。 

 

 欠員が出るまで自民は5議席を持っており、南多摩を除く8選挙区で候補を擁立。立憲と共産は候補者をすみ分け、6選挙区で自民が立憲または共産と争う与野党対決の構図だった。各党は次期衆院選の前哨戦と位置付け、党幹部らが続々と応援に入った。 

 

 自民は裏金事件に絡んで党の処分を受けた萩生田光一・前政調会長の地元の八王子市で落選が決まったほか、江東区、品川区、中野区、北区、足立区でも敗退。議席確保は板橋区と府中市にとどまった。 

 

 萩生田氏は7日深夜、八王子市の自民候補の事務所で「選挙の当初から自民党に対する逆風があった。国政の影響を大きく与えてしまったことを改めておわびしたい」と陳謝した。【長屋美乃里、小林遥、野倉恵】 

 

 

 
 

IMAGE