( 188866 )  2024/07/08 16:38:37  
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2024年7月4日、防衛省はアメリカ政府とスタンド・オフ・ミサイル「JASSM」に関する引合受諾書に署名し、F-15戦闘機に搭載する計画を発表。

この能力向上により敵の対空ミサイルなどを脅威圏外から攻撃できるようになる。

さらに、F-35やF-2にもスタンド・オフ・ミサイルを搭載する計画があり、能力向上改修も予定されている。

(要約)

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既存のF-15J(画像:写真AC)。 

 

 防衛省は2024年7月4日、アメリカから輸入するスタンド・オフ・ミサイル「JASSM」について、アメリカ政府と引合受諾書(数量、単価、支払時期などの条件が記載されている書類)に署名したと発表しました。このミサイルは、能力向上改修を実施したF-15戦闘機に搭載される予定です。 

 

【画像】デカい!これがF-15に搭載する「異形のステルスミサイル」イメージです 

 

 防衛省は、敵の対空ミサイルなどの脅威圏外から攻撃が可能な「スタンド・オフ防衛能力」を抜本的に強化する方針。この能力を早期に構築するため、国産だけでなく外国製のスタンド・オフ・ミサイルも取得するとしています。 

  

「JASSM」は、アメリカからFMS(有償援助)で導入される長距離空対地巡航ミサイルで、ステルス性を考慮した形状が特徴。空中投下後に、折りたたまれていた主翼や垂直尾翼を展開して目標に向かっていきます。敵の防空レーダー網に発見されにくく、迎撃が難しいミサイルとされています。 

 

 このミサイルを搭載するF-15能力向上改修機は、電子戦能力の向上や搭載ミサイル数の増加が図られる予定です。既に近代化改修が施された68機を対象に、さらなる能力向上改修が実施されます。 

 

 なお、戦闘機から発射するスタンド・オフ・ミサイルは「JASSM」のほか、F-35に搭載する「JSM」、F-2に搭載する「12式地対艦誘導弾能力向上型(空発型)」も取得が予定されています。F-35やF-2についても、スタンド・オフ・ミサイルの搭載にあたり、能力向上改修が実施される見込みです。 

  

 

乗りものニュース編集部 

 

 

 
 

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