( 188986 )  2024/07/09 01:02:32  
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文部科学省は、2027年度から小学6年と中学3年を対象とした学力テストを、紙の問題冊子からオンラインの新方式(CBT)に移行する方針を示した。

新方式ではパソコン端末を活用し、全国一斉ではなく複数日に分散して行う予定で、25年度から中学理科、26年度から中学英語でも導入し、27年度以降は全教科に広げる。

オンライン化により動画や音声を使った出題形態や個々に異なる問題セットの配布などが可能になり、学力変化の比較や授業改善につながるとしている。

(要約)

( 188988 )  2024/07/09 01:02:32  
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文科省=東京・霞が関 

 

 文部科学省は8日の有識者会議で、小学6年と中学3年の全員を対象とした「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)について、2027年度から紙の問題冊子を廃止し、パソコン端末を活用してオンラインで出題・解答する新方式(CBT)に全面移行する方針案を示した。秋ごろに正式決定する。 

 

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学力テストオンライン化のスケジュール案 

 

 文科省は25年度に中学理科でCBTを先行実施することを既に決定。方針案では、26年度は中学英語でも導入し、27年度以降は全教科に広げる。CBTで実施する際は、全小中学生に配布されているパソコン端末を活用し、全国一斉ではなく、複数日に分散して行う。 

 

 文科省は利点として(1)動画や音声を使った新たな出題形態が可能となる(2)児童生徒ごとに異なる問題セットを割り当てることで、データ収集の幅が広がる(3)問題冊子の印刷や配送の経費を削減できる―などを挙げる。年度ごとの児童生徒の学力変化が比較可能になり、授業改善にもつながるとしている。 

 

 学力テストは全国の小中学生約200万人が対象。 

 

 

 
 

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