( 189921 )  2024/07/12 00:11:52  
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10日に東京都知事選で躍進した石丸伸二氏は、質問者を論破するようなユニークな言い回しで「石丸構文」と揶揄され、批判の対象になっている。

石丸氏はこれを「パワハラ気質」と表現されたことについてどう捉えているのか、本人は興味深いとコメントした。

石丸氏はメディアには厳しい態度を取りながら、聴衆の前では深く訴える姿勢を見せている。

元乃木坂46のタレントと行ったインタビューでも厳しい発言があり、「真剣勝負」で相手を論破する姿勢が伺える。

一方、SNSで「石丸構文」が大喜利となり話題になっているが、本人は投稿を見ていないようで、「めっちゃ面白い」とコメントした。

選挙戦中とは異なる笑顔を見せる石丸氏には、ファンとアンチの存在があり、SNS上では批判的な声も多い。

彼の言葉選びの強さや独自の発信力に注目が集まっており、Youtubeなどを活用した若者世代への支持も得ている。

SNS戦略には「ミュージックビデオをYouTubeで無料公開し、最後はライブに集める」という音楽業界のビジネスモデルを参考にしており、街頭演説を「ライブ」に見立て、有権者に政治を面白く伝えることの重要性を語っている。

(要約)

( 189923 )  2024/07/12 00:11:52  
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石丸伸二氏とは? 質問者を論破…真意を直撃 元乃木坂46とも「真剣勝負」 

 

 10日、東京都知事選で躍進を果たした石丸伸二氏(41)が1時間20分にわたって番組の取材に応じました。質問者を論破するような言い回しがネット上で「石丸構文」と揶揄(やゆ)され、「パワハラ気質」と批判されていることについて、本人はどう捉えているのでしょうか。 

 

【画像】「石丸構文」SNSで大喜利状態…本人は投稿見ておらず「めっちゃ面白い」 

 

斎藤ちはるアナウンサー 

「貴重な機会を」 

 

石丸氏 

「何を今さらというね。チクチク行きますよ、チクチク」 

 

石丸氏(6日) 

「もはや単なる聴衆ではありません、仲間です。石丸伸二とゆかいな仲間たち、こんなにそろいました」 

 

石丸氏(先月) 

「もういっぺん、この場で改めて伝えてますよ。アップデートできていないのは、政治とメディアです。報じといてください」 

 

 聴衆に深く訴え掛けながらも、メディアにはめっぽう厳しい「石丸節」。しかし、10日の単独インタビューでは様子が変わっていました。 

 

石丸氏 

「何聞いても大丈夫ですよ。分かるんですよ、自分がいかにプレッシャーを与えている存在か。本当にごめんなさいね。そりゃそうですよね、開票速報の時のアレを見てたら、(斎藤アナに)嫌な仕事来たと思いますよ」 

 

斎藤アナ 

「緊張はしてます、正直」 

 

 落選が伝えられた直後のテレビ中継では、コメンテーターの質問に対し、石丸氏は終始厳しい表情。「同じ質問を繰り返してます?」などと切り返し、結果、質問には答えませんでした。インターネット上では、これを「石丸構文」として揶揄されるようになりました。 

 

石丸氏 

「(コメンテーターが)自分の主張を前提に置きすぎてて、全部が誘導なんですよ、質問が。でも、そんなのに乗るわけないじゃないですか。テレビで言うと、また問題なんだろうな。でも、ぜひ使ってください。内心おちょくってました」 

 

斎藤アナ 

「おちょくって…そうなんですか」 

 

石丸氏 

「あ、ムキになってる、ムキになってるって。嫌でしょ、こういうやつね。だから、ネットに『こいつ友達少ない』とか書かれるんですよ」 

 

 

 発信力のある言葉の選び方に、小泉進次郎氏と近いイメージを重ねる人もいます。 

 

斎藤アナ 

「小泉進次郎さんの語録と言いますか、言い方と比較されながら、紹介されていることがあって」 

 

石丸氏 

「それは誇らしいですね。小泉進次郎さんにちょっと今、並んできてるって感じですか。いや面白いですね」 

 

ふかわりょうさんのXから 

「心配。石丸さん、サブウェイ注文できるんだろうか」 

 

 SNSは「石丸構文」で、大喜利状態になりました。 

 

石丸氏 

「BLTで」 

 

店員 

「パンの種類は何に?」 

 

石丸氏 

「私、パンの話しました?」 

 

店員 

「改めてパンの種類を聞いてるんですけど?」 

 

石丸氏 

「同じ質問を繰り返されてます?さっき答えたばかりですけど」 

 

 本人は、こうした投稿を見ていなかったようですが…。 

 

石丸氏 

「それ(石丸構文の大喜利)めっちゃ面白いじゃないですか。この後、サブウェイ行こうかな。そこでやってみましょうか。『一体、何の話されてます?』って。逆にサブウェイの注文はめちゃくちゃ速いですよ。具体的に聞かれた時は即答します」 

 

 笑顔も垣間見える石丸氏。選挙戦中とは印象がかなり違います。 

 

石丸氏(先月) 

「(Q.誰が応援に駆け付けるのかというのを)応援?何、応援するんですか?」 

「(Q.SNSや動画配信が今回のポイント?)何で最後ちょっと自信がなさそうなんですか。まだその時間軸ですか?」 

 

 開票速報インタビューでは、元乃木坂46のタレントの質問に対して、「前提が正しくない」といった厳しい発言で返したこともありました。 

 

石丸氏 

「元アイドルか現役アイドルかの方がインタビューされた。乃木坂の方ですか?質問をされてきて、いつもの調子で返して、それがあまりにもひどかったという評価で。ご本人も『怖かった』みたいな感想を言われたらしいんですよ。そういう方に対しては、ちょっとかわいそうだったかなって」 

 

 後悔はないとしながらも、今は反省もしているそうです。 

 

石丸氏 

「真剣勝負で斬ったら、相手、竹刀も持ってなかったみたいな。ただあれはもう一回あの場にいても、同じふうにやっちゃうんです。女、子どもに容赦をするっていうのは、優しさじゃないと思ってる。優しく言ってあげれば、良かったのかな。ポンポンってやってあげる感じが良かった?それでも失礼ですよね、やっぱり失礼じゃないですか。相手もプロとして、あの場にいらっしゃるんだったら」 

 

 

石丸氏(2022年6月) 

「恥を知れ、恥を」 

 

 石丸氏は、広島県安芸高田市長時代からYoutubeなどを駆使し、若者世代から支持を得てきました。 

 

石丸氏(6日) 

「選挙が最高に楽しいです。皆さんに盛大な拍手を」 

 

 多くのファンを味方につけた一方で、SNS上で目立つのは「アンチ」の存在です。 

 

斎藤アナ 

「やっぱり、批判的な意見をする人もいると思うが」 

 

石丸氏 

「なるほど、いい視点ですね」 

 

斎藤アナ 

「批判的なSNSもご覧になるんですか」 

 

石丸氏 

「正直、そんなに自分自身がSNS見てないんですよ。ざわついてるなぐらいの感覚で。エゴサ(=自分の名前を検索)わざわざしない。昔は『石丸伸二 独身』『彼女』とか、そういうフレーズが多かったが、今はアンチコメントで埋まるんじゃないかな。『石丸伸二 パワハラ』とかそんなんで」 

 

「ただちょっとやりすぎは程度の問題があるので、ひどい誹謗(ひぼう)中傷はやっぱり良くないんですけど。ただ、政治家が政治をやっている間においては、やむを得ないのかなと。僕のすごい好きな言葉で、プレッシャーメイクスダイヤモンズっていう言葉があって。圧力がダイヤモンドを作るっていう言葉があるんですよ。プレッシャーというのは、必要な力だっていう思いがあるので。きっとそれが、自分にプラスになると思います。これ今、自分に言い聞かせてて、いつも自分に言い聞かせてる」 

 

斎藤アナ 

「選挙戦を見ているなかで、『言葉の発言力』の強さといいますか、言葉をどう切り取られるのかというのは全部計算?考えている?」 

 

石丸氏 

「全部というと言い過ぎですけど、かなり考えてますね」 

 

斎藤アナ 

「そういったのは、どこで勉強された?映画とか本とか?」 

 

石丸氏 

「独学です」 

 

斎藤アナ 

「独学ですか」 

 

石丸氏 

「自分の講演会セミナーを1時間録音して、必ず後で聞き返して、自分でダメ出しをする」 

 

 

 今回の都知事選で注目された、SNS戦略については…。 

 

斎藤アナ 

「ネットでの支持がすごく高かったなかで、それに加えて、リアルでの街頭演説にも力を入れた戦略の意図は?」 

 

石丸氏 

「一部のメディアが『奇策を打ち出した』とか、空中戦的な感じで、石丸伸二の選挙戦を振り返るきらいがあるが、全く当てはまらないなというか、どこを見ているんだろうなと思っていました。圧倒的に不利な立場ですから。使えるものは全部使う、出し惜しみしている場合じゃなかったので。ネットはネットで全部フル活用してますし、リアルの方でも、街頭演説は朝から晩までとにかく回る」 

 

「世界的な音楽業界のビジネスモデル。ミュージックビデオとかはYouTubeでタダで見られる。あれでとにかく広めて、最後は“ライブ”に集める。全く同じ話。ミュージックシーンでそれができてるんだったら、政治でもできるだろうなと思って」 

 

斎藤アナ 

「それも戦略ですか?」 

 

石丸氏 

「戦略というほど立派ではなくて、単にまねしただけ。(街頭演説は)まさに“ライブ”をしに行っているつもりで。有権者はつまんないと思っている。(終わっているもの)“オワコン”が選挙であり、政治なんですね。ウケる形でやってあげないと、もったいないじゃないですか。有権者・国民のために政治ってのはあるので。何でつまんないやり方を繰り返すんだって。そのあたりが僕が政治屋っていうふうに、一刀両断するゆえんなんです」 

 

(「グッド!モーニング」2024年7月11日放送分より) 

 

テレビ朝日 

 

 

 
 

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