( 190021 )  2024/07/12 01:53:28  
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11日、ニューヨーク外国為替市場では、米ドルに対する円相場が急騰し、一時1ドル=157円台となった。

これは約3週間ぶりの円高・ドル安水準で、米国の消費者物価指数が市場予想を下回り、早期の利下げ期待が広まったことが要因とされる。

日米の金利差縮小を意識したドル売り・円買いが広がっている。

さらに、市場ではFRBが9月に利下げを開始する見通しが優勢となっており、その期待が株価を押し上げている。

日本の財務省の神田真人財務官は、円高ドル安の急激な進展についてコメントを避けている。

現在の相場は1ドル=158円32~42銭の円高・ドル安で推移している。

(要約)

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米ドル紙幣(ロイター=共同) 

 

一時1ドル=157円台を付けた円相場を示すモニター=11日夜、東京・東新橋 

 

 【ニューヨーク共同】11日のニューヨーク外国為替市場の円相場は対ドルで急騰し、一時1ドル=157円台を付けた。約3週間ぶりの円高ドル安水準。6月の米消費者物価指数が市場予想を下回り、米国の中央銀行による早期利下げ期待が拡大、日米の金利差縮小を意識したドル売り円買いが広がった。 

 

 歴史的な円安水準となる161円台後半から4円以上、円高が進んだことになる。財務省の神田真人財務官は11日夜、円高ドル安が急速に進んだことに関して記者団に対し「為替介入の有無については、これまで通り何もコメントする立場にない」と述べた。 

 

 市場では米連邦準備制度理事会(FRB)が9月に利下げを開始するとの見方が優勢だ。11日の東京株式市場では日経平均株価が前日比で390円超高となり、終値として初めて4万2000円を超え、3日続けて史上最高値を更新。米国による利下げ期待が株価を後押ししている。 

 

 米国東部時間午前9時20分現在は前日比3円31銭円高ドル安の1ドル=158円32~42銭を付けた。 

 

 

 
 

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