( 190360 ) 2024/07/13 02:02:56 2 00 「これは悲しい」「残念だ」。サイゼリヤ、増収増益の好決算も優待を「突如廃止」。しかし、私が強く支持する理由。東洋経済オンライン 7/12(金) 17:21 配信 https://news.yahoo.co.jp/articles/2d39b70a587893667ebc230ad85b032dbd244dcd |
( 190363 ) 2024/07/13 02:02:56 0 00 サイゼリヤが株主優待廃止を発表した(写真:西村尚己/アフロ)
サイゼリヤが7月10日に株主優待廃止を発表した。SNSでは賛否が表明された。
なお、結論から述べれば、当稿はサイゼリヤの株主優待廃止を賛成するものだ。私はかねて株主優待を批判的に見ていたので、同社の決定は正しいと考える。
【画像】国内店舗数はここ数年横ばいだったサイゼリヤ。優待廃止で株価はやや低下も、アジア事業に支えられて業績は堅調(3枚)
■現行の優待制度の内容
ところで、同社の株主優待の内容は次のとおりだった。細かな条件を抜きに説明する。
・100株以上を保有する株主に『食事券』2000円分 ・500株以上を保有する株主に『食事券』1万円分
・1000株以上を保有する株主に『食事券』2万円分 これを実施済の昨年をもって廃止とするとした。だから、短期的な食事券の取得を狙っている層からすれば衝撃的だっただろうし、落胆を招いただろう。
同社の発表によると、「株主の皆様への公平な利益還元のあり方という観点から、慎重に協議した結果、配当による利益還元に集約することが適切であると判断し、株主優待制度を廃止することといたしました。今後も(中略)企業価値の向上に取り組んでまいります」とした。このアナウンスは株主観点からしても正しいといえる。これは後述する。
【画像】国内店舗数はここ数年横ばいだったサイゼリヤ。優待廃止で株価はやや低下も、アジア事業に支えられて業績は堅調(3枚)
なお、同社は同時に「配当予想の修正(増配)に関するお知らせ」も発表している。「直近の業績動向や財政状態、将来の事業展開等を総合的に勘案した結果、1株当たりの配当金を7円増配し、25円に修正することといたしました」として、前回発表予想の18円から今回修正として25円と増配を発表した。
しかし、この増配幅では、持ち株数によっては利益率としては食事券が有利だと判断したため、SNSでは批判コメントが多く見られた。
実際に、株価が下落したとする報道もあった。ただし、原稿の執筆時点(2024年7月11日)ではふたたび回復しており、中長期的に確認しなければならないだろう。一部、株主優待の廃止にたいして激怒している株主もいるようだが、激怒する必要はない、というのが私の考えだ。
■サイゼリヤの業績
ところで論を進める前提として、同社の業績を見てみよう。
2024年8月期第3四半期で、売上高1633億円、営業利益101億円だ。実に営業利益は前年同四半期にたいして182%も伸びている。しかも通期でも売上高、営業利益ともに増収増益を狙う。
ただセグメントで見ると、日本はギリギリといった感じだ。
・日本:売上高1062億円、営業利益13億円 ・豪州:売上高76億円、営業利益4億円 ・アジア:売上高581億円、営業利益82億円
つまり、日本は薄利で、他の地域に稼いでもらっている状況だ。
日本では安売りと徹底したコスト管理が注目の的になっている。そして、純粋に私も同社の品質はすごいと思う。なぜあの価格であのクオリティかわからないほどだ。しかし、現実的に儲かっているかというと、日本市場ではそれほどではない。
日本の利益状況が単純に株主優待廃止を導いた、という単純な図式では考えていない。それに実際には同社の大株主はサイゼリヤ代表取締役会長である正垣泰彦さんだ。株主優待廃止から増配への動きは株主を利することになる。
私は仕事の関係もあって現在は、国内株式について個別株をもっていない。インデックスファンドやREITなどで資産の大半を占める。だから個別株式の株主優待は羨ましい……と思わなくはない。ただ、その理由で株主優待に反対はしていない。
■株主は食事券ではなく、配当や株価の上昇を望めば良い
まず、株主優待は日本特有の制度だ。もちろんすべての国の株式市場は知らないが、日本でとくに重要視された制度ではある。ただ、私はこの株主優待制度は、特定株主への優遇措置であり、特定株主への利益供与ではないかと疑っている。
たとえば「1000株以上を保有する株主に『食事券』2万円分」とあるが、それ以上を保有していてもそれ以上のメリットがない。さほど大きくない株主をターゲットにしているのは明らかで、平等性にも反している。さらに食事券は現金同等物を配っているため、配当金と同様の効果をもつ。それであれば、やはり株主平等の原則にも反している。
また、たとえば一般論でいえば、現在では日本企業といえども、上場している企業の株主の大半は外国人であり食事券を使うこともできない。かつては株主の数を一定以上確保することが求められたから、その際の名残といえるだろう。しかし、現代ではその意義を失っている。
さらに、「株主優待がなくなってソンをした」と感じる人もいるだろうが、株主なので食事券ではなく、配当や株価の上昇を望めば良い。それによってはるかに大きなリターンが望めるだろう。
ちなみに、サイゼリヤが株主優待に充てる金額にたいして、全体の増配額のほうが大きい。だから、持ち株数によって有利か不利かは分かれるだろうが、株主全体としてはメリットがあると判断できる。
なお、株主優待がなくなって、さらに期待する配当もなく、株価の上昇もなかったとしたら、それは株主の権利として取締役を選んだり、株主提案を提出したりすればいい。あるいは保有株を売却して、他の株式に乗り換えればいいだけだ。
ちなみに、株主を騙すわけではないが、ある意味で「なんとなく経営に納得してもらう」ために株主優待を発行するケースがある。株主も目に見える「券」とかクーポンやらをもらったら納得してしまう、というわけだ。なかには自社と無関係な券を配っていたケースもあった。
しかし、実際には、企業とは株主のものであり、株主は企業を通じて自身の資産を最大化させようとする。そのとき、株主優待という皮相的なものではなく、純粋に経営の巧拙でドライに判断されたほうが良い、と私は考える。その意味で、サイゼリヤの株主優待廃止決断と増配について、賛同と支援をしたい。
坂口 孝則 :未来調達研究所
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( 190362 ) 2024/07/13 02:02:56 1 00 (まとめ) 投稿されたコメントを見ると、株主優待についてさまざまな意見が寄せられています。
一部の投資家は、優待廃止によって株価が下がり、株主に不利益をもたらすと懸念しています。
一方で、配当への還元を重視すべきとする声もあります。
また、株主優待を重視する個人投資家の声もあり、優待を通じて企業のファンを増やしたり、感謝を表したりする観点も示されています。 | ( 190364 ) 2024/07/13 02:02:56 0 00 ・お金持ち視点やな。廃止はやもえないとは思うが、お食事券だからあの額が出せる。配当になれば当然額面上は下がる。優待は株式配当で儲けようとする人を対象にしているわけではない。優待はその店が好きな人が購入している。また、優待で新規顧客をつかむ意義もある。100株もってても配当が少し上がっても意味があまりない。海外勢は大口ではあるが優待が配当の不平等を言うほどの額面とは思えない。各企業考え方があるだろうから仕方ないが、飲食店は積極的に宣伝もかねて優待をすべきだと思う。
・個人的にはレストラン・商店の優待券や自社商品配布優待は、当該企業のファンを個人株主として呼びこむ機能があるし、株主が家族知人を伴って店を利用することで、そうした企業サポーター拡大の副次効果もあると思います。
自社商品配布型では、新製品の宣伝や在庫整理の機能も持ちます。
物言う株主が経営に口を出し、現行経営陣の解職を要求する中で、個人株主比率を上げ、総会での安定を図る目的もあるでしょう。7&iの優待創設はその狙いかも。優待は配当と違いほぼ無税で株主利益にもつながります。
一方で、SBIや楽天が取引手数料を無料化、おそらくクロス取引で1日株主になり優待取りだけするケースは増えていると推察します(自分も昨秋以降、結構やっているので)。長期保有限定優待ならクロスは除外できますが…。
今日、コスモス薬品も優待廃止を発表。廃止も創設もあって、それでいいと思います。
・もちろん株主優待があり、増配がありというのが理想だと思いますが、株主優待を廃止し、配当を増やすというのは総合的には株主にとってメリットになると思います。
株主優待はおまけですからね。 配当で還元するのが優先されるのは当然かと思います。
・配当の原資は,基本的には利益。この利益水準では,利益に対する株価を表す今のPERは高すぎて,割高すぎる。今まで株主優待でごまかしてきたところでいきなり廃止を行うと,購入側に今の高いPERを直視させることになる。
他にもっと儲けていて,配当を出しながら成長している企業の株はたくさんある。ということで,他の株を買うことをお勧めする。
・外国人にとって不公平とはいえ株主優待は公表されているんだからそれを含めて投資するかどうか判断すればいい。
それにクオカードなどの優待と違い外食系の自社店舗利用の優待は株主は額面で使えるけど企業側は安い原価の支出になるのでお互いにWIN -WINでいいと思うけどね。
外食系の企業は優待失くなったらショボい配当しか出ないことも多く株主であるメリットがあまりないから優待廃止したら株価暴落はよくある話。 外食系の株主優待がある企業の株のPERは高いですから。
・株主優待制度をやめろというのは、海外の投資家が多くなってきたからでしょ 彼らにしたら全く利益にならないから そして、この意見を東証が受け入れてるからでしょ もし、日本の個人に根差した形で外国資本を極力受け入れず株を売りたかったら、一番有効なのがこの株主優待制度 やめるというのは、そこの方針を変えると見ていいのかな?
・1000株丁度を所有しています。 営業職で昼食は外食が多く、優待で サイゼリヤをよく利用しているので、 優待廃止は厳しいです。 優待も利回りの一部と考えていますので 今後の増配金額によっては売却も検討します。
・外食産業は、優待でPER30以上の企業ばっかりです。
「配当増の方が、優待の金額を上回るので評価したい」とのことですが、 サイゼリアの場合、PER44だから、 全額を配当に回しても、2.3%にしかなりません。 (実際の配当はやっと0.4%にしかすぎません。)
PER44を正当化できるような成長もしていないのだから、 「優待なし」では、今後、PER15-20あたりまで、 株価は、低下することになりましょう。
残念だけど、外食産業は、利益率が低く、 優待以外には魅力がない、ゾンビ企業が多いので、 「配当でキャンと言わせるのがスジ」と著者は言いますが、 そんな「無い袖を振れ」と言われても難しいと思います。
・そもそも外食系は、食事券がなければ、何処も利回りが悪すぎるよ。サイゼリアは、以前も、株主優待を止めて、株価が下がって、優待を復活させた。 まあ、今回は、円安で株価がモリモリ上がりそうだから、止めるのでしょうね。 配当には約20%の所得税(特定口座)が掛かるから、5円の配当増とは、小口株主向けの源泉徴収分の補填でしかないのさ。
最近流行りの上場廃止でもしてくれないかな。手持ちの株を高値で買い取って貰う方が良いかな。食事券の無いサイゼリア株は、保有する価値が無いからね。 個人株主は、株数を上乗せする財力がないから、安い配当では、保有しないからね。
・サイゼリヤの食事券は、短期(直前に買う場合)じゃとれなかったと記憶しているけど、また変わってたのかな。
って疑問を書いても何の足しにならないので、調べてみた。 「100株以上を1年以上継続保有の株主のみ贈呈」 とあった。 1年程度を短期というならあってはいるが、通常短期で取得というなら、今のところ期間なしのすかいらーくみたいなところを言うのでは?
優待廃止を支持して配当還元を謳うものは、無配転落に関しても批判すべき。鉄鋼やIHIで痛い目にあわないと理解できないのかな。
・株主優待は、年老いた親の楽しみの一つなんだよね。 飲食店関連だと孫が来たとき、ご馳走するので、結構、助かっていた。 ゼンショーみたいに、株主だけの会員制度でも良かったのに。
・サイゼリヤの嫌いなところがこの日本では超薄利で海外事業に支えてもらってるという部分だ
適正価格で経営をしない こんなに薄利なのに値上げをしないせいで、 同業他社をあり得ない低価格競争へと引き摺り込んでいる デフレが日本の経済を長期にわたって苦しめてる元凶であると言われてるのに自社の客のことしか考えてない これだけ大きな影響力ある会社なのに日本全体へ与える影響を考えてない
日本で利益を上げるつもりがないことを前提とした低価格 そんなものと競争しなければならない他のレストランたちの苦しみがどれほどか? そしてその超低価格競争によって飲食従事者がどれほど搾取されてると思ってるのか?
ちゃんと適正価格で経営をしてちゃんと従業員へも還元してやれ 中国の工場で労働者を不当に搾取するユニクロと同じだ
・NISAの立場からすると、株優廃止して配当を増やすのは一つの手。配当増えても税金かからないし。 NISAの人気上位がイオンなど一部を除けば高配当株が多いし。
・食事優待券って比例配分じゃないんですね。 100株ごとに2000円とかの。 だったら外国人株主もいることだし、優待廃止で配当に回すのが正しい企業のあり方な気がします。 自分も米国株持ってますが、ミサイル50%引きとか言われても困るし。
・優待廃止でサイゼリアの決算だったら一旦下げてから下げ止まった所で買いました。 株主優待も大好きだけど、株は値上がり益が一番だと思う。 優待廃止の好業績企業はこれからの狙い目。
・この措置が気に入らない場合は売却して他の銘柄に乗り換えれば良いのでは? 外食関係銘柄の優待ヤッてる銘柄って大抵配当が低くて優待無しで配当3%位の方が全然良い場合が多いと思うけど?
・株式の配当や株の値上がりによる資産増が目的で配当金の一部が株式優待とも言えますから。優待が無くなるのが不満なら手放せば良いだけです。
・株価はおそらくどん底に向かう 株主優待は安定株主を得るためには必須なのだ!優待さえあれば多少の業績悪化や株価下落でも売らない!企業を応援する気持ちはキャピタルでもインカムでもなく優待!日本人はそーゆー人が多い そもそも投資は余裕資金でやってるのである!そんな些細なことでは売らない盤石の株主が株価を支えている! 優待廃止はそーゆー株主への裏切りである 株価に左右される浮草のような株主しかいなくなるだろう!
・極論をいえば、「次からは優待を出しません」ということをいきなり言うから不満が出る。 2〜3年後に優待を廃止すると予告すれば良いのに。 個人の少額株主からすると、大口とか海外株主のことなんてどうでも良い。結果的に「自分の存在を蔑ろにされた」という思いが出てしまうとそんな企業を応援したくはなくなると思う。 まぁ、企業側が「そんなはした金ででかいツラすんな!」と考えているなら仕方ないですがね。
・サイゼリアを利用する個人投資家にとってはマイナスなニュース。 サイゼリアの株式の28.2%持っている会長や機関投資家にとっては優待は使わないので配当を少しでも増やしてもらえればプラス。
・廃止でもいいんだけど、保有期間指定があり権利確定までもうすぐ。 直前で廃止はひどい、せめて今回を最後にでしょ。 早くから伝えてくれればさっさと引きあげて、他に投資できるのに。
・記事にもあるがサイゼは「国内は儲かってない」内需産業なのにだ。 昨年度は途中まで国内は赤字ですらあった。優待は国内向けだが、しつこいが国内事業は儲かってない。私に言わせれば「あんな安値」では、ボランティアと言っても良いくらいで、ビジネスとは名ばかり。そこに優待までつけては、失礼ながら「バカみたい」である。安値で利益が出るとか言う「妄想」は企業も消費者もやめるべき。経済成長とは粗利が増えなくてはダメ。安値では経済成長の足を引っ張るだけだ。サイゼは自身が何をしているかそろそろ気づくべきだ。
・株主優待を目的に株買って優待券廃止なら即売却、優待券のコストが無駄なのだろう再度優待券発行はしないでね。
・増配と優待2000円の天秤だと、最低単元で優待コレクションする人にはそりゃ不評だろう、特にこういう優待は株主兼利用者だもの。 でも株主の入れ替わりが起きただけのこと。
・優待って無配に近い企業にせめてもの現物支給なのでは?現物支給すら無くなれば株価は下がるとしか思えないが。
・株主優待族です 株主になるとその店に行ったり その会社の商品を意識して買う 配当なんかいくら入ってるか分からない・気にしないが 個人は優待券の方が同じ金額でも儲かった気になる 10年以上株主でよく行ってましtが もうサイゼには行かない
・優待2000が増配700に置換だから頑張ったのだろう。愚民の正直を言えば、20年放ったらかし たのは優待に釣られたから。夢が醒めるのは寂しいものだ...
・株なんて一銘柄も持ってないけど、たとえばサイゼリヤに行きたいときに気軽に行ける人ばかりじゃないんで株主優待って平等じゃないよね。 記事のように外国人だったら数万もする食事券なんて使用しきるのは絶望的だ。
・今株価確認してきたら発表前よりあがってる。安値で投げた人かわいそうに…株は難しいですね。 (火曜からどうなるかは分かりませんが)
・優待廃止の低配当株握り続けるぐらいならその金で優待もある高配当株買うよね
・優待廃止をするにしても、現在の株主に配慮して、次回をもって終わりとかが親切なんだけどなぁ
・無くすのはいいのだけど次回からだろ。昨年から持ち続けた人は、え!なんじゃないのかな。私は増配の方がいいのだけど
・近年では、優待廃止は至極真っ当な流れなような。主からしたら金で還元してやって事でしょ?個人的には、寂しい流れだけど。
・こういう記事は昨日や一昨日に出さないと駄目よ 株価が戻った結果論で今頃言っても所詮は後出しでしかない
・サイゼは今セルフレジを導入しているが優待券を使う場合はセルフでできない。やっぱりそこだと想う。
・店舗数は国内の半分程度しかない海外店舗のほうが国内より利益も客単価も高い
・個人投資家は離れていくのは必至ですよ 配当利回り4%以上は出さないと!
・一定の売買が成立していないと、上場廃止になってしまう。サイゼリアはこれに引っ掛かりそうなのか?
・全くの正論。 だけど株主優待は企業を知るきっかけにもなる。
・最近はよくある。
だから優待目当ての投資はあまりしたくない。
・配当利回り低いしよそに行ったほうがいい。
・おっしゃる通りなんだけど、あると嬉しいのも事実(笑)
・外国人の方が金持ちなんだから優待はいらんでしょ。
・大口の物言う株主対策にもなってる。
・桐谷さんは悲しむかもしれませんね。。。
・( ・ิω・ิ)
・東洋経済って、言いがかりみたいな記事でFPを暴落させたクソだろ よく言うわ
・こんな不味いとこ行く人が不思議…笑
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