( 191141 )  2024/07/15 16:25:09  
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プロレスラー出身の川田利明氏がラーメン店「麺ジャラスK」を経営しているが、厳しい経営状況に直面し、「地獄を見た」と語っている。

15年近く続けてきたが、資産をほとんどすべて投入し、高い車3台も1年で失った経験もあった。

ラーメン店経営はプロレスラー時代以上に過酷であり、原材料費の高騰や厳しい客対応などもあった。

しかし、お客からの感謝の言葉や自分の場所を持てる幸せを感じることが、続ける理由だと述べている。

(要約)

( 191143 )  2024/07/15 16:25:09  
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人気プロレスラーからラーメン店主に転身 厳しい経営に「地獄を見た」 

 

 原材料費の高騰などでラーメン店の倒産が相次いでいます。ラーメン店の経営者に転身したプロレスラーが、経営の難しさについて「地獄を見た」と語りました。 

 

【画像】元プロレスラーのラーメン店主 リングより過酷「資産つぎ込み1年でなくなる」 

 

 東京・世田谷区のラーメン店、その名も「麺ジャラスK」。 

 

川田利明さん(60) 

「僕がプロレスラー時代に『デンジャラスK』というキャッチフレーズがあったので」 

 

 かつて全日本プロレスなどで活躍したプロレスラー・川田利明さんです。セカンドキャリアとして選んだのが、ラーメン店の経営でした。 

 

川田さん 

「先輩レスラーの三沢(光晴)さんがリングで亡くなって。追い掛けていたものが、パタッとなくなったような気がして。何も次することないなっていう時に、たまたまここが空いていたので、やってみようかなと」 

 

 この地に店を構えて15年近く。オリジナルの味を追い求めてたどり着いた一杯が「カレー白湯らーめん大盛」。中太のちぢれ麺に香り豊かなスパイスがよく絡む、ボリューム満点のラーメンです。 

 

 今では常連客も多いといいますが、ラーメン店の経営はプロレス以上に過酷なものでした。 

 

川田さん 

「“地獄を見た”にふさわしい経営状況」    

「プロレス時代の資産とかは、全部ここにつぎ込んでいます。高価な車を3台あったんですけど、店始めて1年目で全部なくなりました」 

 

 かつての人気プロレスラーを悩ませたのは、お金の問題だけではありませんでした。 

 

 セカンドキャリアとしてラーメン店の経営を始めて15年近く。人気プロレスラーとして名を馳せた川田利明さんがラーメン店経営の難しさをまとめた本が話題になっています。 

 

川田さん 

「セカンドキャリアとしては0点。経営ということを全く勉強しないまま始めたので、経営が飲食店で一番大事」 

 

 例えば、一般的にラーメン一杯あたりの原価率は、およそ35%といわれていますが、スープのだしやスパイスなどで材料費がかさみ、到底その数字では収まらないといいます。 

 

 さらに、客への対応の難しさもあるそうです。 

 

川田さん 

「本当に考えられないような、お客というのは数え切れない。つらいですよね、本当に」 

 

 ラーメンを注文することもなく、380円のデザートを1つ頼んで10人で分けて食べたり、突然厨房(ちゅうぼう)に入り込み声を掛けてきたりする客もいたといいます。 

 

 それでもラーメン店を続ける理由は…。 

 

川田さん 

「本当にお客の『おいしかったです』『ごちそうさまでした』の一言が、どれだけ気持ち的に救われるか。もうからない仕事でも、自分の次に生きる場所ができただけでも、幸せなのかなと」 

 

(「グッド!モーニング」2024年7月15日放送分より) 

 

テレビ朝日 

 

 

 
 

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