岸田文雄首相は長野県軽井沢町での講演で、マスコミが政治日程についてだけ質問してくることに対して「愚痴」をこぼした。報道各社の関心が自民党総裁選や衆院解散・総選挙に集中している中、政策実行に専念することが自らの責任だと強調した。(要約)
岸田文雄首相=10日、首相官邸
「最近、マスコミから聞かれるのは政治日程ばかりだ」。
岸田文雄首相は19日、長野県軽井沢町で講演した際にこう発言し、聴衆の笑いを誘った。報道各社の関心が9月に想定される自民党総裁選や、衆院解散・総選挙の時期に集中する中、思わず「愚痴」をこぼした格好だ。
講演では「先送りできない課題に一つ一つ結果を出すことに専念する。今はそれ以外のことは考えていない」と重ねて強調。「ひたすら政策実行に注力することが私の責任だ」と訴えた。