( 192826 )  2024/07/20 15:10:22  
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関東地方では20日(土)に猛暑日となり、気温が上昇している。

さらに内陸では37℃以上となり、熱中症警戒が発表されている。

大気が不安定なため、急激な天候変化や雷雨に警戒が必要。

沖縄や北海道を除き雷注意報も出ており、雨量や大気の状態に注意が必要。

山や海、川での遊びも天候変化に気をつける必要あり。

ゲリラ豪雨による水害にも注意が必要で、避難時には建物の地下室や1階以上を選び、水溜まりや濡れた道路には注意が必要。

(要約)

( 192828 )  2024/07/20 15:10:22  
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画像:tenki.jp 

 

今日20日(土)は、関東を中心に朝から気温が急上昇中。東京都心は午前9時台に最高気温35℃以上の猛暑日となりました。午後は更に気温が上がり、内陸では37℃と体温超えの予想。気温上昇と湿った空気の影響で、大気の状態が非常に不安定となるため天気急変の恐れ。東京都心でも、急な激しい雨や落雷、竜巻などの突風に警戒が必要です。 

 

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今日20日の関東地方は、朝から強い日差しが照り付け、気温がグングン上がっています。東京都心では、午前7時には気温が30℃を超え、午前9時49分に35℃を超え猛暑日となりました。東京都心で猛暑日になるのは、12日ぶりのことです。 

 

このあとは更に気温が上がり、熊谷など内陸では37℃と体温超えの予想です。 

 

今日20日は、熱中症警戒アラートが沖縄~関東にかけて27の都府県に発表(今年最多)されています。 

 

激しい運動は原則注意。「休息・冷却・水分補給」をこまめに行い、暑さを感じにくい高齢者や小さなお子さんにはこまめに声かえするなど、熱中症に厳重な警戒が必要です。 

 

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気温の上昇と湿った空気の影響で、午後は大気の状態が非常に不安定となります。午前10時現在、北海道や沖縄の一部を除き、広い範囲に「雷注意報」が発表されています。 

 

発雷確率(雷が発生する確率)は、関東を中心に80%以上と高くなっています。晴れている所も油断禁物、午後は天気の急変に警戒が必要です。東京都心でも1時間に30ミリ以上のバケツをひっくり返したような激しい雨が降る恐れがあります。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があるため警戒が必要です。 

 

【天気急変のサイン】 

・急にモクモクと黒い雲が見える 

・ゴロゴロと雷鳴が聞こえる 

・急に冷たい風が吹く 

 

このような前兆を感じたら、すぐに頑丈な建物など安全な所へ避難してください。 

 

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夏休みに入るお子さんも多いかと思いますが、屋外のレジャーは天気の急変に注意が必要です。 

 

山では雷雨の危険があるため、事前に気象情報を確認のうえ、山に入るか慎重に判断をして下さい。 

万が一に備えて、避難できる山小屋の位置なども事前に把握しておきましょう。 

 

海でも落雷は感電の恐れが高く、非常に危険です。 

少しでも雷の音がしたら、すぐに海から上がって車や頑丈な建物に避難しましょう。 

 

川では、晴れていても上流部の大雨で水位が急に高くなることがあります。 

中州には入らず、テントを張る際は川から十分に距離をとりましょう。 

最新の雨雲レーダーを確認して、上流部も含めた実況や今後の予想を確認しましょう。 

 

「山の雷、川の増水」といわれるように、山で雷雨があると、下流の川は晴れていても急に増水することがあるため注意が必要です。 

 

 

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ゲリラ豪雨(局地的な大雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。そこで、避難の際は、次の3つのことに注意が必要です。 

 

①雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。 

②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。 

③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。 

 

日本気象協会 本社 福冨 里香 

 

 

 
 

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