( 193908 ) 2024/07/23 15:54:17 0 00 名古屋市立小の給食調理場からパンなどを盗んだとして懲戒免職処分になった給食調理員の女性が、処分が重すぎるとして市に処分の取り消しなどを求めた訴訟の判決が22日、名古屋地裁であった。五十嵐章裕裁判長は請求を認め、市に処分を取り消すよう命じた。 判決によると、女性は2022年2月、勤務先の市立小の調理場で、油揚げ2袋とパン2個を盗んだ。市教委は指針で、公の物品を盗んだ職員は免職と定めており、女性は同年5月26日付で懲戒免職処分となった。 判決は、盗んだのは少量で財産的な価値も少なく、近い時期に廃棄が見込まれていたとして、「結果は軽微だった」と指摘。免職処分は重すぎて裁量権の範囲を逸脱しており、違法だと述べた。 同市教委は「判決内容を精査し、今後の対応を検討する」としている。
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