( 194855 )  2024/07/26 02:46:13  
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大分県別府市で知人の男性に暴行を加え死亡させた傷害致死の罪で裁判員裁判が行われ、41歳の被告に懲役6年の実刑が言い渡された。

検察は被害者の暴行を主張し懲役8年を求刑したが、弁護側は過剰防衛を主張。

しかし裁判長は被害者が無防備な状態で腹部を踏みつけられたことを重視し、6年の刑を決定した。

(要約)

( 194857 )  2024/07/26 02:46:13  
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大分放送 

 

大分県別府市で去年12月、知人の男性に暴行を加え、死亡させた傷害致死の罪に問われている男の裁判員裁判で、大分地裁は懲役6年の実刑判決を言い渡しました。 

 

【写真を見る】飲み会で自分の交際相手に抱きついた男性を暴行死 41歳男に懲役6年の判決 過剰防衛を認定 大分地裁 

 

実刑判決を受けたのは中津市の無職、平田亮被告(41)です。平田被告は去年12月、別府市内の路上で知人の男性(当時40歳)の腹を蹴るなどの暴行を加え、死亡させた傷害致死の罪に問われていました。 

 

これまでの裁判員裁判で検察は、「仲間と飲酒していた際、酒に酔った被害者の男性が被告の交際相手の女性に抱きついたり、手や腕をつかんで引き寄せたりするなどの行為に及んでいた」「午前3時半ごろ、5軒目の店に向かって歩いていたところ、男性が女性の背後から抱きついたことに腹を立てて暴行した」と主張し、懲役8年を求刑していました。 

 

一方、弁護側は「彼女を守ろうとした行為で過剰防衛が成立する」と主張しました。 

 

25日の判決公判で辛島靖崇裁判長は、被害者の男性が被告の交際相手へ抱きついたことに対する過剰防衛を認定した一方、「無防備な被害者の腹部を強く踏みつけた行為で生命が失われた結果は重大」などとして、平田被告に懲役6年の実刑判決を言い渡しました。 

 

弁護側は「被告と話し合って控訴するか決める」とコメントしています。 

 

大分放送 

 

 

 
 

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