( 194997 ) 2024/07/26 17:04:40 0 00 「佐渡島(さど)の金山」の象徴である「道遊の割戸」=5月15日、新潟県佐渡市
【ソウル時事】日本政府が目指す「佐渡島(さど)の金山」(新潟県佐渡市)の世界文化遺産登録を巡り、韓国外務省当局者は26日、同国メディアに「登録が可能」と語り、事実上容認する考えを示した。
【ひと目でわかる】佐渡島の金山
日本との交渉が進展し、「日本が全体の歴史の反映を約束した」と説明した。
登録の可否は、インド・ニューデリーで開催されている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会で、27日に審議される。委員国である韓国は、戦時中に佐渡金山で朝鮮半島出身者の「強制労働」があったとして、展示施設などを整備し「全体の歴史を反映すべきだ」と主張。日韓外交当局で協議が続いてきた。
韓国外務省当局者は「協議の難しい部分がほぼ終わった」と明らかにし、「日本から具体的な措置を引き出した」と強調。その上で「投票による対決なく、登録されることが予想される」と指摘した。世界遺産委は全会一致の意思決定を慣例とするが、反対意見があれば3分の2以上の賛成でも登録が決まる。
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