( 195225 )  2024/07/27 15:02:36  
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新型コロナウイルスの感染が拡大し、定点医療機関からの報告では感染者数が増加していることが分かった。

特に九州地域では感染が目立ち、全国的に広がっている。

大阪府では感染拡大を受けて緊急の記者会見が開かれ、検査キットの入手が難しい状況や新たな変異株の影響が懸念されている。

市民にはマスク着用や体調管理、医療機関の受診についての協力が呼びかけられている。

(要約)

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新型コロナの定点報告 

 

 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。26日の厚生労働省の発表によると、全国約5000か所の定点医療機関から15~21日の1週間に報告された1医療機関あたりの感染者数は13.62人だった。前週(11.18人)の1.22倍となり、11週連続で増加した。 

 

 都道府県別では、佐賀(31.08人)、宮崎(29.72人)など九州での感染が目立った。10人以上となった都道府県数は前週の20から38に増え、ほぼ全国的に感染が広がっている。 

 

大阪府 

 

 12.72人となった大阪では府医師会が25日、「第11波に突入した」と、緊急の記者会見を開いた。 

 

 中尾正俊会長は検査キットを医療機関が入手しにくい状況にあると説明。熱中症による発熱で受診する人も増える中、キットがなければ適切な治療につなげられない懸念があるため、府に対策を申し入れたという。 

 

 その上で、▽電車の中など人との距離を取りにくい場合はマスクを着用する▽体調不良時には外出を控える▽発熱時は事前連絡をした上で医療機関を受診する――など市民に拡大防止への協力を呼びかけた。 

 

 会見に合わせて、オンラインで講演した京都大の西浦博教授によると、これまでの感染やワクチン接種で得られた免疫が効きにくい新たな変異株「KP・3」が主流となって、流行を引き起こしているという。 

 

 西浦教授は「お盆を前に、ワクチン接種や感染から1年以上経過している高齢者はワクチン接種を検討してほしい」と指摘した。 

 

 

 
 

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