( 195380 )  2024/07/27 17:48:07  
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ユネスコの世界遺産委員会で、日本政府の推薦により新潟県の「佐渡島の金山」が世界遺産登録されました。

委員会で21カ国が一致して登録が決定しました。

韓国は一部で反発していましたが、朝鮮半島出身の労働者に関する記憶を展示することで理解が得られたと報じられています。

日本政府はこの展示を通じて歴史の包括的な理解を深めていく考えを示しています。

(要約)

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インドの首都ニューデリーで開かれているユネスコの世界遺産委員会で27日、日本政府が推薦した新潟県の「佐渡島の金山」の世界遺産登録が決定しました。 

 

【写真で見る】新潟「佐渡島の金山」世界文化遺産に登録決定 ユネスコ世界遺産委員会 

 

世界遺産委員会では、日本時間の27日午後1時半過ぎから新潟県佐渡市にある「佐渡島の金山」の審議が始まり、21の委員国による採決の結果、全会一致で世界文化遺産への登録が決定しました。 

 

「佐渡島の金山」は、世界の鉱山で機械化が進んだ16世紀から19世紀にかけ、伝統的な手工業で国内最大の金の産地として発展しました。 

 

ただ、委員国のひとつの韓国は、朝鮮半島出身者が戦時中に「強制労働させられた」と主張し、推薦に反発していました。 

 

日本政府関係者などによりますと、韓国側の立場を反映し、朝鮮半島出身の労働者が鉱山で働いた歴史を展示することなどで、「理解が得られた」ということです。 

 

日本政府の代表者はスピーチで、“ユネスコの諮問機関が追加の説明を求めた「情報照会」の勧告への対応を完了した”と強調。 

 

そのうえで、「朝鮮半島出身の労働者の記憶を誠実に留めつつ、韓国側と緊密に協議しながら、歴史の包括的な展示などに努めていく」と述べました。 

 

日本国内の世界遺産は、文化遺産が20件、自然遺産が5件で、「佐渡島の金山」は26件目の登録となります。 

 

TBSテレビ 

 

 

 
 

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