( 195752 )  2024/07/29 00:10:22  
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パリオリンピックの柔道男子60キロ級準々決勝で永山竜樹がスペインの選手に絞め技で敗れ、試合に対する批判や抗議のコメントがスペインの政府機関や関連団体のSNSに集まっている。

競技とは関係のない投稿にも攻撃が集まる状況も起きており、在京スペイン大使館のアカウントにも批判が寄せられている。

(要約)

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男子60キロ級2回戦でガリゴスに押さえ込みで敗れる永山(2024年7月27日撮影・パオロ ヌッチ) 

 

 パリオリンピック(五輪)の柔道男子60キロ級準々決勝で、永山竜樹(28=SBC湘南美容クリニック)が、スペイン選手の絞め技による微妙な判定で敗れたことで、28日、競技と無関係のスペインの政府機関や関連団体のSNSなどに、試合に対する抗議や批判のコメントが寄せられる事態が発生している。 

 

【写真】永山の試合で「待て」を出すゴンザレス審判 

 

 スペイン政府観光局の公式X(旧ツイッター)では、ガリシア州の観光地の見どころを伝える最新の投稿に、五輪関連のコメントが複数寄せられた。「ルール無視で締め落とすスペイン怖いです。行けません」「首締められるのが怖いので行けません」など、競技と無関係にもかかわらず、アカウントが攻撃にさらされる状況となってしまっている。28日午後5時の段階では、同観光局はコメントやリアクションなどはしていない。 

 

 また在京スペイン大使館の公式アカウントでも、25日に投稿された、五輪と無関係のビデオ会議を伝える投稿に対して、柔道に関するコメントが複数寄せられる状況となった。スペイン語で試合について意見する投稿や、日本語で「スペイン国内におけるネット上の日本人に対するヘイトスピーチ拡散について、しかるべき対応をお願い申し上げます」と要望の文面が投稿されるなど、競技の直接の当事者ではないにもかかわらず、攻撃や批判にさらされてしまう形となっている 

 

 試合では、永山がスペイン代表で昨年の世界王者フラン・ガリゴス(29)と対戦。相手が絞め技へ移行した際、永山は審判の「待て」の合図で力を抜いたが、ガリゴスは締め続け、失神。永山の一本負けと判定された。 

 

 

 
 

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