( 196007 )  2024/07/29 16:35:53  
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スタッドレスタイヤを1年中使用しているとタイヤの寿命が縮む可能性があるため、夏にスタッドレスタイヤを使うことは推奨されません。

スタッドレスタイヤは夏場に使用すると寿命が短くなり、運転に支障が出る可能性があります。

さらに燃費も悪化する可能性があります。

オールシーズンタイヤを検討することで、タイヤ交換の手間を省くことができるかもしれません。

(要約)

( 196009 )  2024/07/29 16:35:53  
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超ズボラな私は1年中「スタッドレスタイヤ」です。兄から「タイヤの寿命が縮むからやめとけ」と言われたのですが、本当でしょうか? 

 

「タイヤ交換が面倒だから」と1年中スタッドレスタイヤを使用し続ける人もいるようです。スタッドレスタイヤの保管場所がなかったり、夏タイヤに履き替えることを忘れてしまっていたりするケースも考えられます。そこで疑問なのは「夏にスタッドレスタイヤを使用しても大丈夫なのか」です。 

 

今回は、夏にスタッドレスタイヤを使用するとどうなるかについて調べてみました。1年中履き続けられるオールシーズンタイヤもご紹介しますので、タイヤ交換の手間をなくしたいと考えている方は参考にしてみてください。 

 

▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説 

 

夏はノーマルタイヤ、冬はスタッドレスタイヤを使用するのが基本です。中には「タイヤ交換が面倒」「スタッドレスタイヤの寿命が近いから履き替えずに夏も使ってからタイヤ交換したい」などと考える方もいるかもしれません。しかしスタッドレスタイヤを夏に使用すると、以下のような問題点があるため注意が必要です。 

 

・タイヤの寿命が短くなる 

スタッドレスタイヤはノーマルタイヤに比べてゴムが柔らかいため、夏場に使用するとゴムの減りが早くなります。さらにゴムの柔らかさで発熱や変形が起きやすいため、長時間の高速走行などではバーストする可能性が高まります。 

 

・運転に支障が出る 

スタッドレスタイヤは凍結路での性能を重視して設計されているタイヤです。乾燥した路面やぬれた路面では制動距離が長くなったり、滑りやすかったりするなど、夏場にはノーマルタイヤと比較して運動性能が劣ります。 

 

・燃費が悪くなる 

スタッドレスタイヤはゴムが柔らかくノーマルタイヤよりも転がり抵抗が大きいという特徴があり、グリップ力を高めるために接地面積が広くなるよう設計されています。その特性ゆえに、スタッドレスタイヤはノーマルタイヤよりも燃費性能が劣るといわれています。 

 

タイヤ交換の手間を省きたいと考えている場合は、夏冬兼用のオールシーズンタイヤの使用を検討できるでしょう。オールシーズンタイヤとは、ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤの特徴をあわせ持つタイヤのことです。 

 

晴天や降雨時にはノーマルタイヤに近いグリップ力、雪道ではノーマルタイヤよりも強いグリップ力があり、乾いた路面、ぬれた路面や降雪路面でも安全に走行できるように設計されています。 

 

オールシーズンタイヤの価格はメーカーなどにもよりますが、ノーマルタイヤやスタッドレスタイヤと比較して割高であるのが一般的です。しかしノーマルタイヤとスタッドレスタイヤを両方購入し、タイヤ交換をすることを考えると、トータルでは割安になる可能性があります。 

 

冬に雪が降る頻度の低い地域に住んでいる場合は、スタッドレスタイヤに履き替えるよりも、オールシーズンタイヤを使ったほうが時間と労力の節約になるでしょう。たまにしか雪の降らない中で、スタッドレスタイヤを装着して走行するよりも、スムーズで静かに運転できるとも考えられます。 

 

ただし、積雪量の多い地域や凍結しやすい道路を走行する際は、グリップ力に優れたスタッドレスタイヤを装着したほうが最適かつ安全です。 

 

 

シーズンごとにタイヤを履き替えるにしても、オールシーズンタイヤを装着するにしても、タイヤの定期的な点検は必須です。 

 

タイヤは唯一路面と接していて、走る・曲がる・止まるといった車の基本的な性能は、タイヤを通じて路面に伝えられています。タイヤの不備は重大な事故にもつながるため、以下の項目の点検を習慣にすることはドライバーの基本です。 

 

・空気圧 

空気圧が適正に保たれているかを点検します。空気圧が不足していると、燃費悪化・走行性能の低下・偏摩耗につながります。 

 

・残り溝 

タイヤの残り溝をチェックします。すり減ったタイヤで走行するとハンドルもブレーキも利かなくなる現象が発生しやすくなり危険です。スリップサインが出ているタイヤは交換が必要です。 

 

・傷やひび割れ 

タイヤに傷やひび割れがないかを確認します。傷やひび割れがタイヤ内部のコードに達している場合、故障やバーストなどで重大な事故につながるおそれがあります。 

 

自分でタイヤの点検をするのが難しい場合は、カー用品店やガソリンスタンドなどで実施している無料点検を利用するとよいでしょう。タイヤの安全のため、空気圧は月1回以上の点検が推奨されています。 

 

スタッドレスタイヤはノーマルタイヤに比べてゴムが柔らかいため、夏場に使用するとゴムの減りが早くなり寿命は短くなると考えられます。これに加えて、熱を持って変形しやすいため炎天下での長時間の高速走行ではバーストしやすいともいわれています。 

 

乾燥した路面やぬれた路面では制動距離が長くなるなど、運転に支障が出る可能性もあるため、夏場にスタッドレスタイヤを履き続けることは推奨されていません。 

 

夏場と冬場にタイヤ交換をすることに手間がかかると感じている方もいます。冬に雪が降る頻度が低い比較的温暖な地域に住んでいる場合は、夏冬兼用のオールシーズンタイヤの使用を検討するのもよいでしょう。 

 

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 

ファイナンシャルプランナー 

 

ファイナンシャルフィールド編集部 

 

 

 
 

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